【iOS18対応】パソコンなしの場合を含み、iPhoneを強制初期化する方法
例えばiPhoneが急に動かなくなったり、パスコードを忘れてロックを解除できなくなったり……このような場合には、iPhoneを強制的に初期化する必要があります。しかし、多くの方はその方法をご存じないと思います。
そこで、本記事ではiPhoneの強制初期化方法と注意点をまとめてご紹介します。「パソコンを持っていないので、できるか不安……」という方もご安心ください。パソコンを使わないやり方にも触れていますので、是非やってみてくださいね。
iOSシステムを修復する最高なソフトで、ワンクリックだけでiPhone/iPadを初期化できる。
- Part1、iPhoneで強制初期化が必要な場合
- Part2、iPhoneを強制初期化する前にやっておくこと
- Part3、パソコンがある場合にiPhoneを強制的に初期化する方法
- Part4、パソコンなしの場合にiPhone初期化を強制的にする方法
- Part5、iPhoneを強制初期化する時によくある質問
Part1、iPhoneで強制初期化が必要な場合
iPhoneに不具合がある場合(例えば:アップデートできない、カメラロールをうまく使用できない…)。普通に電源が入って操作できるものの、一部の動作がおかしい、という時にも強制初期化は有効です。例えばiOSのアップデートが上手くいかない、カメラロールが開けないなど、このような症状が出ているときには無理して使い続けずに強制初期化しましょう。
場合1、iPhoneの電源が入らない
あるいは、バッテリーが十分に残っているにもかかわらず電源が入らないという場合には、iOSが破損している可能性が考えられます。強制初期化でソフトウェア(iOS)を新しくダウンロードすることにより、再び動くようになるかもしれません。本体のほうに原因がある場合もありますが、まずは強制初期化してみましょう。
場合2、iPhoneを他人に譲る
機種変などで不要になったiPhoneを他人に譲る場合にも、強制初期化は必要になります。「手動でデータを消していけばよいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、iPhoneを完全に明け渡すにあたって初期化(つまり工場出荷状態に戻す)しておいたほうが確実ですし、何より安心です。見落としによるトラブルを防ぐためにも、iPhoneを手放す前には必ず強制初期化を行いましょう。
場合3、iPhone画面ロックを解除できない
パスコードを忘れるとロック画面から先に進めなくなり、iPhoneが全く使いものにならなくなります。そんな時にも強制初期化は有効で、パスコードを含めたiPhoneに関する・データを一度ゼロにすることができます。
Part2、iPhoneを強制初期化する前にやっておくこと
強制初期化すると、当然ながらiPhoneのデータはすべて消去されてしまいます。よって、残しておきたいデータがある場合は、バックアップを取って後で復元できるようにしましょう。なお、iPhoneでのバックアップの取り方はiCloudとiTunesの二つが一般的です。
iCloudでiPhoneのバックアップを行う
パソコンをお持ちでない方は必然的にiCloudでバックアップを取ることになります。
ただし、iCloudでバックアップを取るにはWi-Fiに接続する必要があります。また、5GB以上のデータを保存する場合は有料になることだけ注意しておいてください。無料分の5GBのストレージはすぐに一杯になってしまうので、月額課金(最安値の50GBプランで130円/月)が前提の方法となります。
まず、iPhoneをWi-Fiに接続し、[設定]アプリを開きます。次に、一番上の[(ユーザー名)]を開き、その中の[iCloud]をタップします。
下のほうにある[iCloudバックアップ]を開き、同項目をオンにすると表示される[今すぐバックアップ]をタップします。
あとは自動でバックアップを作成してくれますので、完了するまでWi-Fiとの接続を切らずに待っていればOKです。
iTunesでデータをバックアップする
パソコンをお持ちの方は、iTunesでバックアップを取ったほうがよいでしょう。パソコンを立ち上げ、ケーブルを使ってiPhoneを接続するという手間の代わりに、こちらはどれだけ大きいデータを保存しようとも無料です。
まだiTunesを持っていないという方は、Microsoft StoreなどからiTunesをインストールしましょう。それからLightningケーブルなどを使ってiPhoneとパソコンを接続します。
なお、初回時はiPhoneの画面のほうに「このコンピュータを信頼しますか」と表示されますので、[信頼]をタップします。また、パスコードを設定している場合はそちらも併せて入力しましょう。
iTunesがiPhoneを認識すると、初回時は画面上に「新しいiPhoneへようこそ」と表示されます。画面上の必要な項目にチェックを入れ、[続ける]→[開始]をクリックしてください。
すると、画面の左上にiPhoneのアイコンが表示されますので、こちらをクリックします。
iPhoneの情報の画面に切り替わります。このうち、「バックアップ」という項目内の[今すぐバックアップ]をクリックします。
自動的にバックアップが開始するので、iPhoneとの接続を解除せず、そのままお待ちください。
Part3、パソコンがある場合にiPhoneを強制的に初期化する方法
パソコンをお持ちの場合は、iTunesやソフトウェアを使って行うと便利です。
方法1:iPhoneをリカバリーモードにして強制初期化する
まずは、iPhoneを「リカバリーモード」という状態にして行う方法です。この方法ではiTunesが必要なため、まだインストールしていないという方は最初にインストールしましょう。
次に、iPhoneをリカバリーモードにしますが、大きく分けて①iPhone 8以降、②iPhone 7シリーズ③それ以前 でやり方が異なります。お使いのモデルを確認し、以下の手順に従ってiPhoneを操作してください。
iPhone 8以降のモデル(iPhone 15, iPhone 14, 13, 12など)をお使いの場合:
電源オフスライダが表示されるまでサイドボタンと片方の音量ボタン(上げる or 下げる)を同時に押し続ける
スライダをドラッグしてiPhoneの電源を切り、サイドボタンを押したままパソコンに接続する
iPhone 7および7 Plusの場合:
サイドボタンを長押しして電源オフスライダを表示させる
電源を切ったら、音量下げるボタンを押したままパソコンに接続する
iPhone SE(第1世代)およびiPhone 6s以前のモデルの場合:
サイドボタン(またはトップボタン)を長押しして電源オフスライダを表示させる
電源を切ったら、ホームボタンを押したままパソコンに接続する
リカバリーモードに成功すると、iTunes上に次のようなウィンドウが表示されます。二つの選択肢のうち、[復元]を選択してください。
「工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか?」と表示されたら、[復元とアップデート]を選択してください。
これでiPhoneの初期化が始まります。
関連記事: ReiBootでiPhoneをリカバリモードにする方法【無料】
方法2:Tenorshare ReiBootを利用して、iPhoneを強制リセットする【iTunesなし】
リカバリーモードが上手くいかない場合などには、より簡単な操作で強制初期化できるソフトウェアを使うとよいでしょう。Tenorshare ReiBootは リンゴループ、リカバリモードやブラックアウトなど150以上のiOS/iPadOS/tvOSシステム故障を修復できる専門ソフトで、iTunes/FinderなしでiPhone/iPad/iPodtouchをリセットできます。もし上記の方法を使ってもiPhoneを初期化できない場合、 ReiBootの利用をおすすめします。直感的な操作が特徴のソフトで、パソコンが不得意な方でも簡単にiPhoneを強制初期化できます。
まず、お使いのパソコンにTenorshare ReiBootをインストールします。次に、Apple純正のケーブルを使ってiPhoneをパソコンに接続します。
メイン画面が開いたら、[デバイスをリセット]をクリックしてください。
次の画面では、初期化方式を選択します。このうち、[完全リセット]をクリックしてください。
[ダウンロード]をクリックし、最新のファームウェアをダウンロードします。
ファームウェアのダウンロードが終わったら、[リセット開始]ボタンをクリックします。
iPhoneの初期化には少し時間がかかります。そのままの状態でしばらくお待ちください。これで初期化が完了しました。
動画の説明付き:
Part4、パソコンなしの場合にiPhone 初期化を強制的にする方法
バックアップは取りましたか?では、実際にiPhoneを強制初期化しましょう。以下ではパソコンを持っている場合/持っていない場合で分けてご紹介しますので、ご自身の状況に合った方法をお選びください。
方法1: iPhoneのリセットから消去する
まずは、本体の設定からのやり方です。
[設定]アプリを開き、[一般]>[リセット]とタップしていきます。
上から二番目の[すべてのコンテンツと設定を消去]をタップします。
なお、iCloudでバックアップを取っている方は、ここで「消去する前にiCloudバックアップをアップデートしますか?」と聞かれます。既に最新版のバックアップがあれば、[今すぐ消去]をタップしても大丈夫です。
パスコードを設定している場合は、ここでパスコードを入力します。
確認ウィンドウの[iPhoneを消去]を2回タップすると、iPhoneの初期化が開始します。
方法2: 別の端末で「iPhoneを探す」からiPhoneを初期化する
別のデバイス(タブレット端末など)をお持ちの場合は、iCloud経由で強制初期化を行ってもよいでしょう。先ほど紹介した「設定」アプリにアクセスできない場合、つまりパスコードを忘れてホーム画面に進めなくなってしまった方はこちらを利用しましょう。
iCloudの「iPhoneを探す」を開き、Apple IDアカウントとパスワードでサインインします。
「すべてのデバイス」プルダウンから、iPhoneを選択します。
画面右上に選択したデバイスのポップアップが表示されるので、「iPhoneを消去」を選択してアカウントを削除します。
再び、「消去」をクリックします。
方法3: 同じApple IDを登録しているデバイスで「探す」を利用する
先ほど紹介したのは「iPhoneを探す」のブラウザサイトからの方法でした。他にお持ちのデバイスがiOSデバイスの場合は「探す」アプリが利用できるため、こちらの方法も見てみましょう。
まず、同じApple IDでサインインしている別のiOS端末(iPadなど)で「探す」アプリを開きます。デフォルトアプリなのでホーム画面のどこかにあるはずですが、見当たらない場合はApp Storeで「探す」と入力して検索すれば出てきます。
すると、自分のiOSデバイス一覧が表示されますので、強制初期化したいデバイスのところでタップします。
選択したiPhoneに対する操作オプションが表示されます。下にスクロールし、[このデバイスを消去]というところをタップします。
「iPhoneを消去しますか?」と出ますので、[続ける]をタップします。
ブラウザ版の時と同じく、電話番号やメッセージの入力は無視して先に進みましょう。「メッセージを入力」画面で[消去]をタップすると、Apple IDのパスワード入力が求められます。
入力後、再び右上の[消去]をタップします。これでiPhoneが遠隔で強制初期化されます。
Part5、iPhoneを強制初期化する時によくある質問
これから、iPhoneを強制初期化する時によくある質問の3つをご紹介します。
質問1:iPhoneを再起動すると、何が起こりますか?
この質問はよくあるものです。iPhoneを強制的に再起動すると、iPhone内のすべてのデータが消去されます。写真や動画などのデータだけでなく、各種設定やアプリ、連絡先なども消えてしまいます。事前にバックアップを取ることが大切です。
質問2:ロックされたiPhoneを初期化するにはどうすればいいですか?
iPhoneはロックされている状態でも、パスワードを忘れることがよくあります。そのような状況でも初期化する方法があります。以下に3つの選択肢がありますので、お好みの方法を選択してください。
パスワードを忘れたiPhoneを初期化する方法
質問3:iPhoneを初期化した後、ロック解除は可能ですか?
iPhoneがアクティベーションロックがかかっている場合、初期化してもそのiPhoneは解除するまで使用できません。解除には、Apple IDとパスワードが必要です。
まとめ
本記事では、iPhoneを強制初期化のやり方をご紹介しました。強制初期化方法にはiCloud、iTunesなどがありましたが、パソコンをお持ちであればTenorshare ReiBootを使った方法が一番簡単です。他の方法が難しくて上手くいかなかった場合などには、是非Tenorshare ReiBootをご利用ください。
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