リンゴループが治らない?iPadをすぐリンゴループから復活する方法まとめ
昨日iPad proをiTunesで復元しようとしたら途中でリンゴループになってしまいました。"
iPadをアップデートしようとしたのですが、リンゴマークがずーっとついたまま立ち上がらなくなってしまいました。充電が切れるまでリンゴマークが付いたり消えたりし、また充電しても同じ繰り返しです。"
「リンゴループ」は起動中のりんごマークの画面が表示され続け、iPadが起動しない現象のことを言いますが、iOSアップデートなど予期しない場面でしばしば確認されています。本記事では、iPadが「リンゴループ」状態になってしまう原因と、「リンゴループ」を解決する方法についてご案内したいと思います。
1.iPadがリンゴループになった場合の原因について
原因1.iPadにハードウェア障害が起こる
iPadを誤って水に落としたり、地面に落としたり、iPadに何らかの物理的な障害を与えた場合、リンゴループに陥ることがあります。
原因2.iPadOSのアップデートに何らかの不具合がある
AppleがiPadOSの新しいバージョンをリリースすると、多くの人がシステムをアップグレードします。iPadのOSアップデートによってシステム障害が発生し、その影響でリンゴループに陥る可能性があります。
原因3.iPadに強制終了を繰り返していた
iPadの強制終了を繰り返すと、何らかのシステム障害が起こりリンゴループに陥ることがあります。
原因4.iPadに古いiOSベータ版がある
ベータ版はiOSが正式にリリースされる前に試験的に提供されるものですが、試験なので予期しないバグが発生する可能性があります。ベータ版が何らかの形で影響してシステム不具合が発生し、リンゴループが発生する可能性があります。
原因5.iPadデータの転送中にエラーが発生した
iPadが機種変更したら、データ移行を実行する必要があります。コンピューターとiPadの間のデータ転送中、通信エラーや接続の問題により、転送プロセスが強制的に中断され、データ転送が不完全になると、iPadがリンゴマークに陥り、起動できない場合があります。
原因6.iPadが脱獄作業を行った
脱獄は、ユーザーがApple非公認のアプリケーションをダウンロードし、iPadのハードウェア制限を取り除き、rootユーザーアクセスのプロセスを実行できるようにすることです。脱獄中にAppleロゴに遭遇した場合は、ファイルの破損、データエラー、またはソフトウェアのインストール中にiPadを再起動したことが原因である可能性があります。
2.iPadをリンゴループから復元する対処法
対処1.iPadを強制的に再起動する
一時的なシステム障害の場合はiPadを再起動すると回復することがあります。リンゴループの時に強制再起動をする方法は下記のとおりです。
- トップボタンとホームボタンを同時に押さえたままにします。
- Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放します。
ホームボタンのあるiPad
- 音量を上げるボタンを押してすばやく放します。
- 音量を下げるボタンを押してすばやく放してから、トップボタンを押さえたままにします。
- Appleロゴが表示されたら、ボタンを放します。
ホームボタン非搭載の iPad

対処2.iTunesでiPadを最新iOSにアップデートする
最新のiPadOSにアップデートすることでシステム障害から脱却する可能性があります。リンゴループ状態のときはiTunes経由で最新のiPadOSをアップデートすることができます。方法については以下を参照ください。
iPadをPCに接続しiTunesを起動します。
iTunesウインドウの左上近くにあるデバイスボタンをクリックします。
「概要」を選択し、「更新プログラムを確認」をクリックします。
インストールする更新プログラムを確認し「アップデート」をクリックします。
関連記事: iPadを最新バージョンにアップデートする方法
対処3.iPadをリカバリーモードにして復元する
iPadをリカバリーモードにして復元することで、リンゴループを直すことがあります。リカバリーモードによる復元の方法は以下の通りです。リカバリーモードには、アップデートと復元二つの機能があります。アップデートを利用すれば、iPadのデータを残したまま、不具合を解消できる可能性があります。
まずiPadの電源を切り、iPadをリカバリーモードに移行します
PCのiTunesを起動し、iPadリカバリーモード画面に移動します。
「アップデートまたは復元を必要としているiPadに問題があります。」画面が表示され、「アップデート」ボタンをクリックします。
再度ダイアログボックスが表示されたら「アップデート」をクリックするとiPad初期化が実行されます
対処4.iPadがDFUモードに入った後に復元する
DFUモードとはDevice Firmware Updateの略で、iPhoneのOSを強制的にアップデートさせる際に起動するモードのことです。DFUモードを使用すれば、全てのデータは完全に消えてしまいます。Appleは推奨していないため、リカバリーモードで解決しない場合にお試しください。
iPadをUSBケーブルでパソコンに接続します。
iPadを以下の手順に従って、DFUモードにします。
- トップボタンとホームボタンを10秒押し続けます。
- 10秒後、トップボタンを放し、ホームボタンを押し続けます。
ホームボタンがある場合:
- 音量を上げるボタンを押してすぐに離し、音量を下げるボタンを押してすぐに手放します。
- 画面が真っ暗になるまでサイドボタンを長押しします。
- 画面が真っ暗になったら、サイドボタンを長押し続けながら、音量を下げるボタンを5秒押します。
- 5秒後、サイドボタンを離して、音量を下げるボタンを押し続けます。
ホームボタンがない場合:
iTunesを起動し、「iTunesはリカバリーモードのiPadを見つけました。」という画面が表示され、「OK」をクリックします。
次に、iPadのリカバリモード画面で「iPadを復元」をタブします。
対処5.USBケーブルとUSBポートの接続を確認する
USBケーブルに損傷があると、アップデート中にデータ転送障害が起こり、リンゴループの原因になります。使用しているUSBケーブルやUSBアダプタに故障や不具合がないか確認してください。
対処6.コンピュータのセキュリティソフトウェアを一時的に無効にする
一部のセキュリティソフトが、アップデート時のデータ転送を中断・阻害する可能性があり、それがリンゴループを引き起こすことがあります。iTunesを使用してOSなどをアップデートする際は、セキュリティソフトを一時的にオフにすることをお勧めします。
対処7.Appleの専門修理店にiPadの修理を依頼する
どうしても自力で解決できない場合はプロの力を借りて解決しましょう。周りにある正式のApple修理の正規店に、iPad 修理についてお問い合わせください。ただし、データ漏洩を防ぐために、重要なデータを必ず保護してください。
Appleサポート(https://support.apple.com/ja-jp)ではオンラインで修理の依頼を受け付けています。
対処8.専門的なiOS修復ソフトを利用して、自力でリンゴループを治す
iOS専門修復ソフトTenorshare ReiBootを使用することで、iPadの不具合を簡単に修復することが可能です。使用方法は下記のとおりです
PCにTenorshare ReiBootを起動して、iPadをPCと接続し、「開始」をクリックします
「普通モード」を選択して、修復用のファームウェアをダウンロードしましょう。
ダウンロードが完了した後、「普通モードを開始」をクリックすると修復が開始されます。10分ほど経過するとiPadが再起動します。
注意:普通モードでは、iPadデータを保持しながらリンゴループを修正できます。「普通モード」でもトラブルが解消しない場合は、同様の操作で「高級モード」を実行し、端末を初期化します。
対処9.リンゴループになったiPadをしばらく放置する
重いアプリなどを稼働させていて、CPUに負荷がかかりリンゴループになっていることもあります。そのような場合は一定の処理が終了するまでiPadを放置することでCPU負荷が軽減し、リンゴループが解消することがあります。
まとめ
iPadがリンゴループになってしまう原因と治し方についてご紹介いたしました。リンゴループはさまざまな要因によって発生することがありますが、原因として考えられることと復元方法を知っておくと、いざという時に焦ることなく対処できます。また、いざという時のために便利なツールTenorshare ReiBootがあることも頭のすみに覚えておいてください。