iPhoneやiPadのアップデート中に突然リカバリーモードになり、そのまま更新が進まなくなると、「このまま復元するしかないの?」と不安になる方も多いでしょう。実際、Yahoo!知恵袋などでも「何度更新しても進まない」「不明なエラーが出てしまった」「データを残したまま直したい」といった相談が数多く寄せられています。
しかし、リカバリーモードになったからといって、すぐに初期化が必要とは限りません。状況によっては、データを消さずに改善できるケースもあります。この記事では、iPhone/iPadがリカバリーモードのまま更新できない主な原因と、データを残したまま試せる対処法から、どうしても直らない場合の対処までわかりやすく解説します。
リカバリーモードになったからといって、すぐに初期化が必要とは限りません。iTunesやFinderで「復元」を選択すると、iPhone内の写真・動画・LINEのトーク履歴などが消去される可能性があります。
バックアップがない場合は、まずデータを保持できる方法から試すことをおすすめします。
Part1. iPhone/iPadがリカバリーモードのまま更新できない主な症状は?
iPhoneやiPadのアップデート中にリカバリーモードへ移行すると、「本当に故障してしまったのでは?」と不安になる方も少なくありません。しかし、リカバリーモードに入ったからといって、必ずしも深刻な故障とは限りません。
まずは、ご自身の端末がどのような状態なのかを確認してみましょう。以下のような症状が見られる場合は、iOS/iPadOSのアップデートが正常に完了できず、リカバリーモードで停止している可能性があります。
よくある症状
- 「パソコンに接続」の画面(ケーブルとPCのアイコン)が表示されたまま動かない
- Appleロゴが表示されたまま、数十分待っても先に進まない
- アップデートの進行バーが途中で止まり、完了しない
- iTunesやFinderで更新を実行しても、再びリカバリーモードに戻ってしまう
- 「不明なエラーが発生しました」と表示され、アップデートに失敗する
- 強制再起動をしても通常起動できず、同じ画面が繰り返し表示される
このような症状は、アップデートファイルの破損や通信エラー、iTunes/Finderの不具合、iOSシステムの一時的な異常など、さまざまな原因によって発生します。特に、アップデート中にバッテリー切れになった場合や、Wi-Fi接続が不安定な状態で更新を行った場合には、この症状が起こりやすいとされています
ただし、これらの症状が現れていても、すぐに「復元(初期化)」が必要になるとは限りません。状況によっては、データを残したまま改善できるケースもありますので、慌てずに対処していきましょう。
Part2. まず確認したい|リカバリーモードでもデータは消える?
iPhoneがリカバリーモードになると、
- 「写真やLINEのトークはもう消えてしまった?」
- 「復元するしかないの?」
- 「このまま初期化されるのでは……」
と不安になる方も多いでしょう。
結論からいうと、リカバリーモードに入っただけでは、データは自動的に消えません。
リカバリーモードは、iPhoneやiPadに発生した不具合を修復したり、アップデートを再実行したりするための「修復用の状態」です。そのため、リカバリーモードになった時点では、写真や動画、連絡先、LINEのトーク履歴などのデータは基本的に端末内に残っています。
ただし、その後に選択する対処法によって、データが消えるかどうかが変わります。
- 「更新」:iOS/iPadOSを再インストールして不具合の解消を試みる方法で、通常はデータを保持したまま修復できます。
- 「復元」:端末を初期化し、工場出荷時の状態に戻す方法です。バックアップがない場合、端末内のデータは失われます。
そのため、バックアップを取っていない場合は、最初から「復元」を選択するのではなく、まずはデータを保持できる方法から順番に試していくことをおすすめします。
Part3. なぜiPhone/iPadがリカバリーモードのまま更新できなくなるのか?
iPhoneやiPadがリカバリーモードのまま更新できなくなる原因は、一つとは限りません。実際には、アップデート環境やiOS/iPadOSの一時的な不具合など、さまざまな要因が考えられます。
主な原因として、以下のようなケースがあります。
- アップデート中の通信エラー
Wi-Fi接続が不安定だったり、更新途中で通信が途切れたりすると、正常にアップデートが完了できないことがあります。 - iTunes/Finderのバージョンが古い
パソコン経由で更新する場合、iTunesやFinderが最新ではないと、アップデートに失敗することがあります。 - USBケーブルや接続環境の不具合
ケーブルの接触不良やUSBポートの問題によって、更新処理が中断されるケースもあります。 - iOS/iPadOSのシステム異常
アップデートファイルの破損やシステムエラーが原因で、リカバリーモードから抜け出せなくなることがあります。
このような症状は珍しいものではなく、必ずしも本体の故障を意味するわけではありません。まずは、データを保持できる対処法から順番に試していくことが大切です。
Part4. iPhone/iPadがリカバリーモードのまま更新できない時の対処法
対処法① iPhone/iPadを強制再起動する
iPhone/iPadがリカバリーモードのまま更新できない場合、まず試したいのが強制再起動です。
アップデート中の一時的なシステムエラーが原因であれば、強制再起動によって正常に起動できる場合があります。
強制再起動では、写真や動画、LINEのトーク履歴などのデータが消えることはありません。もっとも安全に試せる方法のため、最初に実施することをおすすめします。
なお、強制再起動の方法は機種によって異なります。
- iPhone 8以降およびiPhone SE(第2・第3世代)
音量を上げるボタンを押してすぐ離し、続けて音量を下げるボタンを押してすぐ離します。その後、Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しします。 - iPhone 7/7 Plus
Appleロゴが表示されるまで、音量を下げるボタンとスリープボタンを同時に長押しします。 - iPhone 6s以前
Appleロゴが表示されるまで、ホームボタンとスリープボタンを同時に長押しします。
- ホームボタン非搭載のiPad
音量を上げるボタンと下げるボタンを順番に押して離した後、Appleロゴが表示されるまでトップボタンを長押しします。 - ホームボタン搭載のiPad
Appleロゴが表示されるまで、トップボタンとホームボタンを同時に長押しします。
対処法② iTunes/Finderを最新版に更新して再試行する
パソコン経由でiOS/iPadOSをアップデートした際にリカバリーモードになった場合、iTunesやFinderのバージョンが古いことが原因の可能性があります。まずは、利用しているiTunesが最新バージョンであるか確認してみましょう。
- iTunes上部の「ヘルプ」>「更新プログラムを確認」をクリックします。
- 「このバージョンのiTunesは最新バージョンです」と表示されれば問題ありません。更新がある場合は、画面の案内に従って最新版へアップデートしてください。
- iPhone/iPadを再接続し、「更新」を選択してiOS/iPadOSの再インストールを試します。
ここで「復元」を選択すると、端末内のデータは消去されます。バックアップがない場合は、まず「更新」を選び、データを保持したまま改善できるか確認しましょう。
対処法③ データを残したままiOS不具合を修復する
強制再起動やiTunes/Finderの「更新」を試しても改善しない場合は、iOS/iPadOS自体にシステム異常が発生している可能性があります。そのような場合には、データを保持したままシステム修復を行える専用ツールを利用する方法もあります。
Tenorshare ReiBootは、リカバリーモードから抜け出せない症状だけでなく、以下のようなiOS/iPadOSの不具合にも対応しています。
- リンゴループになる
- iPhoneが再起動を繰り返す
- アップデートが終わらない
- 画面がフリーズする
- Appleロゴから進まない
「復元して初期化する前に、できるだけデータを残したまま直したい」という方に適した方法です。専門知識は不要で、画面の案内に従って操作するだけで修復を進められます。
ReiBootで不具合を修復する手順
- デバイスをパソコンに接続し、「開始」をクリックします。
- 「普通モード」を選んでファームウェアをダウンロードしましょう。
- 「普通モードを開始」ボタンをクリックして、修復が開始されます。
- 修復が完了すると自動的にデバイスが再起動されるので、驚かないで下さいね。
対処法④ iTunesの「復元」を実行する(最終手段)
上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、iTunes/Finderの「復元」を検討します。ただし、この方法はiPhone/iPadを初期化して工場出荷時の状態に戻す操作です。
「復元」を実行すると、写真・動画・LINEのトーク履歴・連絡先など、端末内のデータはすべて消去されます。バックアップがある場合のみ実施することをおすすめします。
- USBケーブルでiPhone/iPadをパソコンに接続します。
- iTunesまたはFinderでデバイスを選択します。
- 「復元」をクリックし、画面の案内に従って初期化を実行します。
- 復元完了後、iCloudまたはパソコンのバックアップから必要なデータを復元します。
なお、「更新」を試しても改善せず、「普通モード」での修復も難しい場合は、本体の故障が原因となっている可能性もあります。その際は、Apple Storeや正規サービスプロバイダへの相談も検討しましょう。
Part5. それでも直らない場合|Apple Storeや修理を検討する
ここまで紹介した対処法をすべて試しても改善しない場合は、iPhone/iPad本体にハードウェアの不具合が発生している可能性があります。
例えば、ストレージの故障や基板の異常などが原因の場合、強制再起動やiTunes/Finderでの更新・復元を行っても、リカバリーモードから抜け出せないことがあります。
そのような場合は、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダへ相談することを検討しましょう。
Apple Storeへ相談したほうがよいケース
- 強制再起動や「更新」「復元」を試しても改善しない
- リカバリーモードと再起動を何度も繰り返してしまう
- iTunesやFinderでエラーが表示され、修復できない
- 落下や水濡れなど、本体への物理的なダメージに心当たりがある
- パソコンを変えても同じ症状が発生する
また、AppleCare+に加入している場合は、通常よりも少ない負担で修理を受けられる可能性があります。一方で、保証対象外の場合は修理費用が高額になるケースもあるため、事前にサポート窓口で確認しておくと安心です。
なお、Apple Storeでの修理でも、症状によっては初期化が必要になる場合があります。大切なデータを残したい場合は、復元を実行する前に、データを保持したまま修復できる方法を十分に試しておくことをおすすめします。
iPhoneがリカバリーモードになったからといって、すぐに故障と決まるわけではありません。慌てて初期化や買い替えを検討する前に、本記事で紹介した対処法を順番に試し、それでも改善しない場合の最終手段として修理を検討しましょう。
Part6. iPhoneリカバリーモードに関するよくある質問
Q1. リカバリーモードになると、写真やLINEのデータは消えますか?
いいえ。リカバリーモードになっただけでは、データが自動的に消えることはありません。
写真や動画、連絡先、LINEのトーク履歴などは、基本的に端末内に残っています。ただし、その後にiTunesやFinderで「復元」を実行すると、端末は初期化され、データは消去されます。バックアップがない場合は、まず「更新」やデータを保持できる修復方法を試すことをおすすめします。
Q2. リカバリーモードのまま何時間待てば直りますか?
アップデートの進行バーが表示されている場合でも、1時間以上まったく変化がない場合は正常な状態とはいえません。特に、
- Appleロゴのまま進まない
- 「パソコンに接続」の画面が表示されたまま
- 同じ画面を繰り返す
といった症状が続く場合は、強制再起動や「更新」などの対処法を試してみましょう。
Q3. 復元するしか方法はないのでしょうか?
必ずしもそうではありません。
強制再起動やiTunes/Finderの「更新」、システム修復ツールによる修復など、データを保持したまま改善できるケースもあります。バックアップがない場合は、すぐに「復元」を実行せず、データを残せる方法から順番に試すことが大切です。
Q4. Apple Storeへ持って行けばデータは残せますか?
症状によって異なります。
Apple Storeや正規サービスプロバイダでも、修理内容によっては初期化が必要になる場合があります。また、本体交換となった場合は端末内のデータを引き継げないこともあるため、バックアップがあるかどうかが重要です。データを残したい場合は、修理前にデータ保持を前提とした対処法を十分に試しておくことをおすすめします。
Q5. パソコンがなくてもリカバリーモードを解除できますか?
軽度の不具合であれば、強制再起動によって解除できる場合があります。
ただし、更新の再実行やシステム修復を行う場合は、パソコンが必要になるケースがほとんどです。パソコンを持っていない場合は、Apple Storeや正規サービスプロバイダに相談するのも一つの方法です。
まとめ
iPhone/iPadでソフトウェアのアップデートに失敗し、リカバリーモードに入ったまま更新が進まない場合は、基本的な対処法で改善しないケースもあります。そのようなときは、iOS/iPadOSの不具合修復ツールであるTenorshare ReiBootの利用も有効な選択肢の一つです。「普通モード」を選択すればデータを消去せずに修復できるため、安心して試すことができます。