「iPadは使用できません iTunesに接続」エラーが出た場合の直し方
著者 川端 和羽 最終更新日 2024-08-23 / カテゴリiPhoneパスコード解除
「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されてしまったらどうしたらいいでしょうか?この表示が出てしまったら、どう操作してもiPadが動かずパニックになってしまいますね。本記事では、なぜ「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されてしまったのか、また、表示されてしまったときにどのような対処方法があるのかについて考えてみたいと思います。
「iPadは使用できません iTunesに接続」エラーが表示された原因
なぜ「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されてしまったのでしょうか?原因として次のような状況が考えられます。
原因1:iPad パスコードを忘れてしまった
指紋認証やFace IDの失敗を重ねた上にパスコードを忘れて誤ったコード入力をしてしまうと、「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されます。
原因2:パスコードが6回連続間違って入力された
パスコードを誤って6回以上入力すると、ロックアウトが起きて「iPadは使用できません」と表示され、1分間iPadが使用できなくなります。そのあと再度パスコード入力をチャレンジできますが、11回入力に失敗すると「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されます。
原因3:iOSのソフトウェアがアップデートに失敗した
iOS アップデート時のシステム不具合で「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されるケースが考えられます。
「iPadは使用できません iTunesに接続」フリーズを解除する対策
「iPadは使用できません iTunesに接続」と表示されてしまったら、端末を初期化することでしかiPadを修復することはできません。エラー修復の方法として、iPadの初期化方法についていくつかご紹介したいと思います。
- 対策1:iPadのデータ自動消去機能を利用する
- 対策2:別のiOSデバイスで「探す」機能を使って、iPadをリセットする
- 対策3:AndroidデバイスでiCloudページからiPadをリセットする
- 対策4:iPadをリカバリモードにして、iPadを復元する
- 対策5:4uKeyを利用して、iPad ロックを解除する
対策1:iPadのデータ自動消去機能を利用する
パスコードを11回間違えると端末内のデータを削除する自動削除設定がオンになっていれば、11回間違えた段階で端末が初期化されます。
対策2:別のiOSデバイスで「探す」機能を使って、iPadをリセットする
iPhoneなど他のiOSデバイスの「探す」アプリを使い、iPadからアカウントを消去することで、iPadを初期化しすることができます。「iPadを探す」機能がオンになっていると利用可能です。操作方法は次の通りです。
他のデバイス上で「探す」アプリを起動し、「自分」タブの「友達を助ける」をクリックします。
そして、iCloud.comのページに移動して、iPadの位置情報が表示されるので、「すべてのデバイス」からiPadを選択します。
画面の下部にある三つの項目が表示され、「iPadを消去」項目をタブします。
「このiPadを消去しますか?」のメッセージを確認し、「続ける」ボタンをタブして、Apple IDとパスワードを入力します。
「消去が開始されました」という小さなウィンドウが出たので、もう一度確認し、「OK」ボタンをタブして、iPadの初期化作業に進みます。
iPadのすべてのコンテンツと設定が削除された後、iPadを再設定できます。
対策3:AndroidデバイスでiCloudページからiPadをリセットする
Android端末でもWeb上で「iPhoneを探す」を実行してiPadを初期化することが可能です。「探す」アプリ同様「iPadを探す」機能がオンになっていることが利用条件です。
ブラウザでiCloudの「iPhoneを探す」(https://www.icloud.com/find)を開き、iPadのアカウントでサインインします。
「すべてのデバイス」プルダウンから、iPadを選択します。
画面右上に選択したデバイスのポップアップが表示されるので、「iPadを消去」を選択してアカウントを削除すると初期化完了です。
対策4:iPadをリカバリモードにして、iPadを復元する
「iPadは使用できません」画面になった場合は、iTunesを利用してiPadを復元し、初期化できます。この方法ではiPadをPCに接続する必要がありますので、お手元にPCがある場合のみ実施可能です。さらに、「iPadを探す」機能がオフにする必要があります。
まずiPadの電源を切り、iPadのトップボタン(ホームボタンがある場合はホームボタン)を押しながら ケーブル等でiPadをPCに接続します。リカバリモード画面が表示されるまでトップボタン(ホームボタン)を押したままにします。
PCのiTunesを起動し、ウィンドウの左上近くにあるデバイスマークをクリックします。
「概要」を開き、「iPadを復元」をクリックします。
再度ダイアログボックスが表示されたら、「復元」をクリックします。
メッセージを確認して、「復元とアップデート」をクリックすると初期化が実行されます。
対策5:4uKeyを利用して、iPad ロックを解除する
「探す」機能やiTunesを使った初期化操作がうまく行えず初期化できない場合は、ロック解除専用ツール「Tenorshare 4uKey」を利用すると簡単にパスコードのロック解除ができるので、iPadの複雑な操作に慣れていない方にもおすすめです。使用方法は以下のとおりです。
PCでTenorshare 4uKeyを起動して、ホーム画面から真ん中の「解除開始」ボタンをクリックします。
USBケーブルを使って、使用できないiPadとコンピューターをつなぎます。コンピューターがiPadを認識するのを待ちます。
最新ファームウエアが検出されるので、「ダウンロード」ボタンをクリックします。
「解除開始」をクリックしたら、iPadのロック解除が開始されます。
「iPadは使用できません」エラーを解除する前提条件
うっかり「iPadは使用できません」の表示をさせてしまうと、複雑な操作で初期化をしない限りiPadが再び使えるようになりません。普段から緊急初期化に備えておく必要があります。次のことについてチェックしておきましょう。
条件1:iPadデータ保護機能を有効にする
パスコードを11回間違えた際発動する自動削除設定をオンにして、iPad内のデータが漏洩しないよう保護機能を備えておくと、万が一初期化が必要になった際に、複雑な操作不要でスムーズに実施することができます。自動削除設定の方法は次の通りです。
- iPadのホーム画面から「設定」を選定して、下にスクロールして、「Touch ID(Face ID)とパスワード」をタップします。
最下部の「データを消去」機能をオンにすると、iPadの自動削除設定が有効になります。
条件2:「iPadを探す」をオンにする
「iPadを探す」をオンにしておくと、他のデバイスやWeb上のiCloudからiPadを削除する方法で初期化ができます。エラー解除にPCなどを用意する必要ありません。
条件3:iCloud/iTunesで定期的にバックアップを取っておく
iPadを初期化してしまうと、端末内のデータはすべて削除されてしまいます。パスコードがわからなくなった際に心置きなく初期化するためにも、端末内のデータはこまめにバックアップを取るようにしましょう。PCをお持ちであれば、iCloudだけでなくiTunesにもバックアップを取っておくと安心ですね。
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最後に
「iPadは使用できません iTunesに接続」が表示されてしまった理由と修復方法についてご紹介いたしました。指紋認証やFace IDなどログインに便利な機能を活用していると、いざ機能が使えない場合にパスコード入力を失敗してロックアウトが起こりがちになります。本記事の内容を参考に、自動削除設定を有効にしておく、バックアップを定期的にとる、Tenorshare 4uKeyをダウンロードしておくなど、万が一初期化が必要になった時に備えてみてはいかがでしょうか?
- iPhone/iPadのロック画面からからパスコード/Touch ID/Face IDを簡単に解除
- スクリーンタイム・パスコード・Apple ID・MDMプロファイルを速やかに削除可能
- パスワードなしでiPhone・iPad・iPodからApple IDのロックを削除可能
- データを失わずにApple IDからサインアウト/Apple IDを削除可能
- パスワード/Apple ID/以前の所有者なしでiCloudアクティベーションロックを削除
- iOS 18/iPadOS 18やiPhone 16に対応