iPhoneやiPadでiOS・iPadOSをアップデートしようとした際、「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」「アップデートを確認できません」などのメッセージが表示され、アップデートできないことがあります。
このエラーが表示されても、iPhone本体が故障しているとは限りません。 Wi-Fiなどのネットワーク接続、Appleのアップデートサーバー、一時的なiOSの不具合、ストレージ容量、アップデートファイルなど、さまざまな原因が考えられます。
本記事では、「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」と表示される主な原因を解説したうえで、簡単に試せる対処法から、MacやWindowsを使ったアップデート方法、それでも改善しない場合の対処法まで順番に紹介します。データをできるだけ残したまま解決したい方も、ぜひ参考にしてください。
Part1. 「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」とは?
このメッセージは、iPhoneやiPadが新しいソフトウェアアップデートの有無を確認する段階で、正常に処理を完了できなかった場合に表示されます。
つまり、必ずしも「アップデートそのものに失敗した」という意味ではありません。アップデートをダウンロードする前の「更新を確認する段階」で問題が発生している可能性があります。
そのため、まずは以下のようなポイントを確認してみましょう。
- Wi-Fiやインターネット接続が安定しているか
- Apple側のアップデートサーバーに一時的な問題が発生していないか
- iPhoneのストレージ容量が不足していないか
- iOSの一時的な不具合が発生していないか
- ダウンロード済みのアップデートファイルに問題がないか
- VPNなど、ネットワーク通信に影響する設定を利用していないか
Part2. ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きる主な原因は?
「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」という表示が出る原因は一つではありません。代表的な原因は、次のとおりです。
原因1:Wi-Fiやネットワーク接続に問題がある
iPhoneのソフトウェアアップデートでは、Appleのサーバーと通信してアップデート情報を確認する必要があります。Wi-Fiの電波が弱い、通信が不安定、ネットワークが混雑しているなどの状態では、アップデートの確認に失敗することがあります。
また、普段のWeb閲覧や動画視聴が問題なくできていても、アップデートに必要な通信だけが正常に行えないケースもあります。そのため、最初に別のWi-Fiへ接続してアップデートを試すのがおすすめです。
原因2:Apple側で一時的な問題が発生している
iPhone側に問題がなくても、Appleのサーバー側で一時的な障害や混雑が発生している場合、ソフトウェアアップデートを確認できないことがあります。特に新しいiOSが公開された直後は、多くのユーザーが一斉にアップデートを確認するため、通常より時間がかかったり、一時的にエラーが発生したりする可能性があります。
この場合は、iPhoneの設定を何度も変更するよりも、しばらく時間を置いてから再度確認するほうがよい場合があります。
原因3:iPhoneのストレージ容量が不足している
iOSをアップデートするためには、アップデートファイルをダウンロード・処理するための空き容量が必要です。ストレージの空き容量が少ない場合、アップデートを正常に確認・準備できないことがあります。
「写真やアプリを削除したくない」という場合でも、まずは「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から現在の空き容量を確認してみましょう。
原因4:iOSに一時的な不具合が発生している
長時間iPhoneを再起動していなかったり、システム内部で一時的な処理エラーが発生したりすると、ソフトウェアアップデートを正常に確認できないことがあります。
この場合は、iPhoneを再起動してから、もう一度「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開いて確認してみてください。
原因5:ダウンロード済みのアップデートファイルに問題がある
以前にダウンロードしたiOSアップデートファイルが正常に処理されていない場合、それが原因で新しいアップデートを確認できないことがあります。
この場合は、iPhoneストレージからダウンロード済みのiOSアップデートを確認し、必要に応じて削除してから再度アップデートを試す方法があります。
原因6:VPNなどのネットワーク設定が影響している
VPNを利用している場合や、特殊なネットワーク設定を使用している場合、Appleのサーバーとの通信に影響する可能性があります。VPNを利用している場合は一時的にオフにし、通常のWi-Fi環境でアップデートを確認してみましょう。
Part3. 「ソフトウェアアップデートの確認中にエラー」が起きたときの対処法
「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」と表示された場合、まずはネットワーク接続から確認するのがおすすめです。以下の方法を簡単なものから順番に試してみましょう。
方法1:Wi-Fi接続を確認して別のネットワークで試す
「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」と表示された場合、まずWi-Fiなどのネットワーク接続を確認しましょう。ソフトウェアアップデートではAppleのサーバーと通信するため、Wi-Fiの電波が弱い、通信が不安定、ネットワークが混雑しているなどの状態では、アップデートを正常に確認できないことがあります。
まずはSafariなどでWebサイトを開き、インターネットに接続できるか確認してください。問題なく通信できる場合でも、アップデートだけがエラーになることがあるため、可能であれば別の安定したWi-Fiに接続して再度確認するのがおすすめです。
- 「設定」→「Wi-Fi」を開きます。
- 現在とは別のWi-Fiネットワークを選択します。
- 必要に応じてパスワードを入力して接続します。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開きます。
- もう一度アップデートを確認します。
別のWi-Fiでアップデートできた場合は、iPhone本体ではなく、元のネットワーク側に問題があった可能性があります。改善しない場合は、次にWi-Fiネットワークを一度削除して再接続する方法を試してみましょう。
方法2:Wi-Fiネットワークを削除して再接続する
別のWi-Fiに接続しても改善しない場合は、現在接続しているWi-Fiの情報を一度削除し、再接続してみましょう。
Wi-Fiの接続情報に一時的な問題がある場合、ネットワークを再設定することで「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」という表示が改善することがあります。
- 「設定」→「Wi-Fi」を開きます。
- 接続中のWi-Fiの右側にある「i」マークをタップします。
- 「このネットワーク設定を削除」をタップします。
- Wi-Fi一覧から同じネットワークを選択します。
- パスワードを入力して、もう一度接続します。
なお、Wi-Fiネットワークを削除すると、保存されていたWi-Fiパスワードも削除されます。再接続する際にパスワードが必要になるため、事前に確認しておきましょう。それでもエラーが解消されない場合は、VPNなどのネットワーク設定が影響していないか確認してみてください。
方法3:VPNを一時的にオフにする
VPNを利用している場合は、一時的にVPNをオフにしてから、ソフトウェアアップデートをもう一度確認してみましょう。VPNなどのネットワーク設定が、Appleのアップデートサーバーとの通信に影響している可能性があります。
VPNをオフにする方法は、利用しているVPNサービスによって異なります。VPNアプリを使用している場合は、アプリを開いて接続を解除してください。
VPNをオフにしても改善しない場合は、次にiPhoneやiPadを再起動して、一時的なシステムやネットワークの不具合を解消する方法を試してみましょう。
方法4:iPhoneやiPadを再起動する
Wi-Fiを確認・再接続してもエラーが解消されない場合は、iPhoneやiPadを一度再起動してみましょう。再起動することで、システムやネットワークに一時的な不具合が発生している場合に改善する可能性があります。原文章でも、ネットワーク接続の問題に対する対処法として再起動が紹介されています。
iPhone X以降を再起動する
- 音量調節ボタンのいずれかとサイドボタンを長押しします。
- 「電源オフスライダ」が表示されたら、スライダをドラッグします。
- 電源が切れたら、サイドボタンを長押しします。
- Appleロゴが表示されたら、ボタンを離します。
ホームボタン搭載iPad 再起動
電源オフスライダが表示されるまでトップボタンといずれか片方の音量ボタンを長押しします。スライダをドラッグし、デバイスの電源が切れます。トップボタンをを長押しして、Apple ロゴが表示されたら指を離す。
ホームボタン非搭載iPad 再起動
電源オフスライダが表示されるまでトップボタンを長押しします。スライダをドラッグし、デバイスの電源が切れます。トップボタンをを長押しして、Apple ロゴが表示されたら指を離す。
それでも「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」と表示される場合は、次にiPhoneのストレージ容量が不足していないか確認しましょう。
方法5:ストレージの空き容量を確認する
iOSのアップデートには、アップデートファイルをダウンロード・処理するための空き容量が必要です。ストレージが不足している場合は、不要なアプリや写真、動画などを整理して空き容量を確保してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」→「iPhoneストレージ」をタップします。
- 使用済み容量と空き容量を確認します。
- 容量が少ない場合は、不要なアプリやファイルを削除します。
なお、十分な空き容量があるにもかかわらずアップデートできない場合は、ストレージ以外の原因が考えられます。その場合は、ダウンロード済みのiOSアップデートファイルを削除してから再度アップデートを試す方法を確認しましょう。
方法6:ダウンロード済みのiOSアップデートを削除する
ストレージに十分な空き容量があるにもかかわらずアップデートを確認できない場合は、ダウンロード済みのiOSアップデートファイルに問題がないか確認してみましょう。以前にダウンロードしたアップデートファイルが正常に処理されていない場合、そのファイルを削除してから再度アップデートすることで改善する可能性があります。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」→「iPhoneストレージ」をタップします。
- アプリやデータの一覧から、ダウンロード済みの「iOS」アップデートを探します。
- 「アップデートを削除」をタップします。
アップデートファイルが一覧に表示されない場合は、この方法を行う必要はありません。また、アップデートファイルを削除してもエラーが解消されない場合は、次にネットワーク設定をリセットする方法を試してみましょう。
方法7:ネットワーク設定をリセットする
Wi-Fiを再接続したり、VPNをオフにしたりしても改善しない場合は、ネットワーク設定をリセットする方法があります。ネットワーク設定に一時的な問題が発生している場合、リセットすることで「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」という表示が改善する可能性があります。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」→「iPhoneを転送またはリセット」をタップします。
- 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を選択します。
- パスコードを入力し、リセットを実行します。
- iPhoneが再起動したら、Wi-Fiに再接続します。もう一度確認します。
注意: ネットワーク設定をリセットすると、保存していたWi-FiのパスワードやVPNなどのネットワーク設定も削除されます。実行前に、必要なWi-Fiパスワードを確認しておきましょう。
方法8:DNSサーバーを変更して再度確認する
ネットワーク設定をリセットしても改善しない場合は、DNSサーバーを変更してから、もう一度ソフトウェアアップデートを確認する方法があります。ただし、DNSの変更はネットワーク設定に関わるため、一般ユーザーには少し難しい操作です。Wi-Fiの再接続やネットワーク設定のリセットなどを試しても改善しない場合の追加対策として検討するとよいでしょう。
- 「設定」→「Wi-Fi」を開きます。
- 接続中のWi-Fiの右側にある「i」マークをタップします。
- 「DNSを構成」などの項目をタップします。
- 「手動」を選択します。
- DNSサーバーを追加し、使用するDNSアドレスを入力します。
DNSを変更してもエラーが解消されない場合は、設定を「自動」に戻しておきましょう。ここまでネットワーク関連の対処法を試しても改善しない場合は、ネットワーク以外の原因を確認する必要があります。次は、MacやWindowsを使ってiPhoneをアップデートする方法を紹介します。
Part4. iPhoneからアップデートできない場合の別の方法
iPhone本体から何度試しても「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」と表示される場合は、パソコンを使ってiOSをアップデートする方法があります。
Macを使用している場合はFinder、Windows PCを使用している場合はAppleデバイスアプリなどを利用して、iPhoneをパソコンからアップデートできます。
Macを使ってiPhoneをアップデートする
Macを持っている場合は、iPhoneをUSBケーブルでMacに接続し、Finderからアップデートを確認できます。基本的な手順は以下のとおりです。
- iPhoneとMacをUSBケーブルで接続します。
- MacでFinderを開きます。
- サイドバーから接続したiPhoneを選択します。
- 「一般」を開きます。
- 「アップデートを確認」を選択します。
- 利用可能なアップデートが表示されたら、画面の案内に従って進めます。
iPhone本体ではアップデートを確認できなくても、Macから正常にアップデートできる場合があります。
WindowsからiPhoneをアップデートする
Windows PCを使用している場合も、パソコンからiPhoneをアップデートできます。
- iPhoneをパソコンへ接続し、デバイスアイコンをクリックします。
- 「概要」を選択します。
- 「アップデートを確認」をクリックします。
- 「ダウンロードしてアップデート」を選択します。
それでもパソコンからもアップデートできない場合は、単純なネットワーク問題ではなく、iOSのシステム自体に不具合が発生している可能性も考えられます。次は、通常のアップデート方法では改善しない場合に試したい、より進んだ対処法を紹介します。
Part5. それでもアップデートできない場合の対処法
Wi-Fiの変更、ネットワーク設定のリセット、ストレージの確認、パソコンからのアップデートなどを試しても改善しない場合は、iOSのシステム側に一時的な不具合が発生している可能性があります。この場合は、通常のアップデート方法だけで解決するのが難しいことがあります。
「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」という表示が何度も発生し、パソコンからのアップデートでも解決できない場合は、iOSのシステム不具合が原因となっている可能性があります。このような場合、iOSのシステムを修復できる専用ツールを利用する方法もあります。
Tenorshare ReiBootは、iPhoneやiPadのシステム不具合を修復するためのツールです。「ソフトウェアアップデートの確認中にエラー」が何度も発生し、通常の方法では改善できない場合は、こうしたシステム修復ツールを検討する選択肢があります。
- デバイスをパソコンに接続し、「開始」をクリックします。
- 「普通モード」を選んでから、ファームウェアをダウンロードしましょう。
- 「普通モードを開始」ボタンをクリックして、修復が開始されます。
- 修復が完了すると自動的にデバイスが再起動されるので、驚かないで下さいね。
Part6. 「ソフトウェアアップデートの確認中にエラー」に関するよくある質問
質問1:Wi-Fiにつながっているのにアップデートできないのはなぜ?
Wi-Fiだけでなく、Apple側のサーバー状況やiPhoneの設定・通信環境なども原因になる場合があります。
質問2:Appleのサーバーに問題があるか確認するには?
Appleの「システム状況」ページで、iOSアップデート関連サービスに障害がないか確認できます。
質問3:ストレージに空きがあるのにアップデートできないのはなぜ?
空き容量があっても、アップデートに必要な一時的な容量が不足していたり、システム上の問題が原因でアップデートできない場合があります。
まとめ
本記事では、「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」と表示される主な原因と対策についてご紹介しました。iPhoneやiPadをアップデートする際に、エラーが発生することは多々あるのでエラーが起こった際は紹介した方法を使って不具合を解消させましょう。特にTenorshare ReiBootを