「iPhoneは使用できません」が表示された原因と対処法5選
iPhone16をはじめとするiPhoneを使っていて、突然「iPhoneは使用できません」という表示が出た場合、どうすればいいのでしょうか?この表示は、パスコードを何度も間違えた際に表示されるもので、この状態になるとパスコードの入力ができなくなり、iPhoneが完全にロックされてしまいます。この記事では、「iPhoneは使用できません」と表示される原因と、その対処法について紹介します。
Part1:「iPhoneは使用できません」が表示された原因
「iPhoneは使用できません」と表示される主な原因は、パスコードを複数回連続して間違えたことです。このセキュリティ機能は、第三者による不正アクセスを防ぐために設けられています。
しかし、カバンの中でタッチペンが当たったり、端末の故障でゴーストタッチが発生した場合に、意図せず何度もパスコードを入力してしまうことがあります。その結果、盗難にあったと誤解されることもあります。
iPhoneは、一定回数以上の誤ったパスコード入力が行われると、自動的にロックされる仕組みになっています。具体的には、以下の段階があります:
- 1. 5回連続で間違えた場合:「1分後に再試行してください」
- 2. 6回連続で間違えた場合:「5分後に再試行してください」
- 3. 7回連続で間違えた場合:「15分後に再試行してください」
- 4. 8回以上連続で間違えた場合:「iPhoneは使用できません」と表示され、さらに長い時間ロックされます。
- 5. 10回間違えると、iPhoneは完全にロックされるか、データが消去される設定の場合はデバイスが初期化されることもあります。
この表示が出た場合、正しいパスコードを入力するか、ロック解除のためにiTunes、iCloudやiPhoneロック解除ソフトを使用して初期化する必要があります。
Part2:「iPhoneは使用できません」が表示された時の対処法
「iPhoneは使用できません」と表示されたら、正しいパスコードを入力しても無駄になってしまいます。できることは、端末を初期化して再度使用できるようにした後に、バックアップから復元することですが、端末の初期化はどのようにすればよいのでしょうか。
対処法1:専用ツール4uKeyでiPhoneのロックを解除する
Tenorshare 4uKeyのような専用ツールを使えば、iPhoneのロックを解除し、「iPhoneは使用できません」の状態から初期化された状態に変えることができます。Tenorshare 4uKeyをインストールしたパソコンとiOS端末をUSBケーブルで接続し、画面の指示に従ってください。ネットワークを経由してファームウェアをダウンロードした後、ソフトが処理を行い、端末を初期化します。
iPhoneのロックを解除する前に、まず4uKeyをご利用のパソコンにダウンロードしてください。
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4uKeyをインストールして起動し、ホーム画面で「画面ロックを解除」を選択して、[解除開始]をクリックします。
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iPhoneをUSBケーブルでコンピュータやMacに接続します。デバイスが認識されたら、[開始]をクリックします。
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最新のファームウェアパッケージをダウンロードします。
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ソフトウェアがダウンロードされたら、[解除開始]をクリックすると、iPhone パスコードの解除を開始します。
そのあと、iPhoneを再設定して正常に利用できます。
4uKeyでiPhoneのロックを解除する際のチェックポイント:
- ソフトウェアダウンロード: 公式サイトからTenorshare 4uKeyをダウンロード。
- バックアップ: データをバックアップしておく。
対処法2:iTunesでiPhoneを初期化する
iTunesでは、使用不可能になっているiPhoneを接続すると、異常を検知して端末を初期化するメニューが表示されます。そのときに復元とアップデートを選択すると、端末が初期化されます。
iTunesでiPhoneを初期化する手順は以下の通りです:
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お使いのパソコンでiTunesを開きます。最新バージョンに更新されていることを確認してください。
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iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続します。iTunesの画面上部に表示されるiPhoneのアイコンをクリックします。
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初期化前にデータをバックアップしたい場合は、「今すぐバックアップ」を選択して、iPhoneのデータを保存してください。
「iPhoneを復元」をクリックします。ポップアップウィンドウが表示されたら、「復元」を選択して確認します。
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iTunesがiPhoneを初期化し、最新のiOSがインストールされます。このプロセスが完了するまで待ちます。
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初期化が完了したら、iPhoneが再起動し、初期設定画面が表示されます。必要に応じて設定を進めてください。
以上で、iTunesを使用してiPhoneを初期化する手順は完了です。
iTunesでiPhoneを初期化する際のチェックポイント:
- バックアップ: データをiCloudやiTunesでバックアップ。
- iTunesのアップデート: 最新バージョンに更新。
- バッテリー確認: 充電器に接続しておく。
- インターネット接続: 安定したネット環境を用意。
- Apple IDの確認: 再設定用にApple IDとパスワードを確認。
- デバイス認識: iTunesがiPhoneを正しく認識しているかチェック。
対処法3:リカバリーモードでiPhoneを初期化する
リカバリーモードの起動方法は機種によって異なりますが、iPhoneはリカバリーモードという初期化をするときのためのモードがあります。Appleのサイトでリカバリーモードの起動方法を確認し、リカバリーモードにしたら画面の指示に従って端末を初期化します。具体的な方法は下記のようです。
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USBケーブルを使用してiPhoneをコンピュータに接続し、iTunesまたはFinderを開きます。
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iPhoneをリカバリーモードに入ります。
- Phone 8以降: 音量アップボタンを押してすぐに放し、音量ダウンボタンを押してすぐに放します。その後、サイドボタンを長押しし、Appleロゴが表示された後も押し続け、リカバリーモード画面が表示されるまで保持します。
- iPhone 7/7 Plus: 音量ダウンボタンとサイドボタンを同時に押し続け、リカバリーモード画面が表示されるまで保持します。
- iPhone 6s以前: ホームボタンとトップ(またはサイド)ボタンを同時に押し続け、リカバリーモード画面が表示されるまで保持します。
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iTunesまたはFinderで「リカバリーモードのiPhoneを見つけました...」というメッセージが表示されます。
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「iPhoneを復元」を選択し、確認してプロセスを開始します。復元が完了するまで待ち、iPhoneが再起動します。
リカバリーモードでiPhoneを初期化する際のチェックポイント:
- バックアップ: データを事前にバックアップ。
- 充電確認: バッテリーが十分か確認し、充電器に接続。
- ソフトウェア更新: iTunesまたはFinderを最新バージョンに。
- USBケーブルチェック: 正しく接続されているか確認。
- Apple IDの確認: 再設定に必要な情報を用意。
関連記事: iPhoneでアップルIDのパスワードを確認する方法
対処法4:「iPhoneを探す」でiPhoneを初期化する
「iPhoneを探す」機能を利用すると、ロック解除できないiPhoneを遠隔で初期化できます。この方法は、iPhoneを紛失した際のデータ盗難防止にも役立ちます。以下の手順で実施できます。
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他の人のiPhoneを借りるか、自分のパソコンから「iPhoneを探す」サイトにアクセスします。
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ロック解除できないiPhoneに関連付けられたApple IDとパスワードを入力してログインします。
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アカウントにログインすると、「探す」をクリックして、関連するデバイスのリストが表示されます。初期化したいiPhoneを選択します。
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「このデバイスを消去」オプションを選び、確認して初期化を実行します。
これにより、iPhoneのデータはすべて消去され、初期化されます。初期化後は、「iPhoneは使用できません」状態から解除され、デバイスを新しい状態として設定できます。
「iPhoneを探す」でiPhoneを初期化する際のチェックポイント:
- Apple ID確認: 初期化するiPhoneに関連するApple IDとパスワードを用意。
- インターネット接続: iPhoneがネットに接続されていることを確認。
- 他のデバイス準備: 他のiPhoneやパソコンが手元にあることを確認。
- データのバックアップ: 可能であればデータのバックアップを取っておく。
- デバイスの位置情報設定: 初期化するiPhoneで「iPhoneを探す」が有効になっているか確認。
対処法5:「iPhoneを消去」をタップする
「iPhoneは使用できません」と表示された画面の右下に「iPhoneを消去」というオプションが表示されることがあります。この方法を使うと、Apple IDのパスワードを入力することでデバイスからサインアウトし、データを完全に削除できます。以下の手順で進めます。
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画面の右下に表示される「iPhoneを消去」を選択します。
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指示に従い、Apple IDのパスワードを入力します。
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パスワードを入力すると、デバイスからサインアウトされます。
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「iPhoneを消去」をタップすると、データが完全に削除されます。
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初期化が完了したら、iPhoneを新しい状態として設定できます。
この方法は、パソコンがなくても簡単に操作できます。
「iPhoneを消去」でiPhoneを初期化する際のチェックポイント:
- Apple ID確認: Apple IDとパスワードを用意。
- インターネット接続: iPhoneがネットに接続されていることを確認。
- バックアップ: 可能であればデータのバックアップを取る。
- 充電確認: iPhoneのバッテリーが十分か確認。
- オプション確認: 「iPhoneを消去」が表示されていることを確認。
「iPhoneを消去」が表示されない理由は以下のようなものがあります。
- パスコードロック回数が不足: パスコードを複数回間違えた場合に「iPhoneを消去」が表示されることが多いですが、ロック回数が不足していると表示されないことがあります。
- iOSのバージョン: iOSのバージョンによって、「iPhoneを消去」オプションが利用できない場合があります。古いバージョンではこの機能が表示されないことがあります。
Part3. 「iPhoneは使用できません」が二度と表示されないための対策方法
「iPhoneは使用できません」二度と表示されないようにするための対策は以下の通りです。
1. パスコードを忘れない工夫
パスコードは、覚えやすく安全なものに設定します。誕生日や連番など簡単すぎるものは避ける一方、あまりに複雑だと忘れてしまうため、バランスが大事です。
また、パスコードを安全な場所にメモするだけでなく、パスワード管理アプリを活用して保存するのも効果的です。たとえば、iOS 18の新機能である「パスワードアプリ」や、Tenorshare 4uKeyのパスワードマネージャー機能を使うことで、パスワードを簡単かつ安全に管理できます。
2. Face IDやTouch IDを設定する
Face IDやTouch IDを設定しておくと、パスコードの入力回数が大幅に減り、入力ミスによるロックアウトを防げます。特にFace ID/Touch IDが使えるiPhoneモデルでは、この方法を使うことでパスコードを忘れた場合でも簡単にデバイスを解除できます。
3. 定期的なバックアップを行う
iCloudバックアップ: iPhoneがWi-Fiに接続されている間に、自動でバックアップを取るように設定できます。万が一、デバイスがロックされたり紛失した場合にも、データの復元が可能です。
設定方法: 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」をオンにします。
iTunesでのバックアップ: パソコンを使ってiTunesで定期的にバックアップを取るのも有効です。これにより、デバイスをリセットしてもデータを簡単に復元できます。
4. 正確にパスコードを入力する
パスコードを間違えると、入力する回数に制限がかかります。間違えるたびに次の試行までの待機時間が増え、最終的に「iPhoneは使用できません」と表示される状態に陥ります。慎重に正しいパスコードを入力し、焦らずに操作することが重要です。
これらの対策を継続することで、今後「iPhoneは使用できません」の状態に陥るリスクを大幅に減らすことができます。
まとめ
iPhoneは使用できません」「が表示されてしまったら、端末を初期化する以外に方法はありません。Tenorshare 4uKeyのような専用ソフトを使用すれば、端末の初期化をパソコンで行うことができるので、手間取りません。iPhone端末の初期化が必要になった時は検討してみてはいかがでしょうか。いつ端末が使えなくなるかわかりませんので、バックアップは定期的に行うようにしましょう。
- iPhone/iPadのロック画面からからパスコード/Touch ID/Face IDを簡単に解除
- スクリーンタイム・パスコード・Apple ID・MDMプロファイルを速やかに削除可能
- パスワードなしでiPhone・iPad・iPodからApple IDのロックを削除可能
- データを失わずにApple IDからサインアウト/Apple IDを削除可能
- パスワード/Apple ID/以前の所有者なしでiCloudアクティベーションロックを削除
- iOS 18/iPadOS 18やiPhone 16に対応
「iPhoneは使用できません」が表示された原因と対処法5選
最終更新日2024-09-25 / カテゴリiPhone 15について
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