iPhoneから削除されたiMessageを復元する方法

iPhoneでは、iMessageを利用できます。iMessageはiPhone、iPad、iPod touchやMac間で利用できるメッセージアプリで、テキストだけでなく写真や動画も送ることができます。特に複雑な設定なしで利用できるので、iPhoneユーザーであれば、気が付かないうちに使っている場合も多いのではないでしょうか。今回は、iMessageを削除してしまった場合に、どうやって復元すればいいのかを説明します。

Part1：iPhoneから削除したiMessageを復元する

①：【バックアップなし】iPhoneの消してしまったiMessageを復元
②：【バックアップある】iCloudからiPhoneのメッセージだけを復元
③：【バックアップある】iTunesから消したiPhoneメッセージを復元

①：【バックアップなし】iPhoneの消してしまったiMessageを復元

iCloudにバックアップをしていれば、バックアップから復元すれば削除したメッセージを元に戻すことができますが、バックアップの設定をしてない場合もあるでしょう。そのときはUltDataを使用すれば、バックアップなしでも削除したiPhoneのメッセージを復元することができます。

まず、UltDataを起動し、iOSデバイスから復元を選択します。すると、USBケーブルでPCとiPhoneを接続するように画面が変わりますので、USBケーブルでPCとiPhoneを接続してください。うまく接続できない場合は画面に手順が表示されるので、その手順に従ってください。
接続が完了すると、スキャンしたいデータを選ぶ画面になります。「メッセージ＆添付ファイル」など、確認したい項目を選択してください。スキャンが始まります。
スキャンが完了すると、復元できるデータが表示されます。この画面から、復元したいものを選び、プレビューで内容を確認し、「PCに復元」を選択してください。これで、消してしまったメッセージや写真、動画をPCに保存して確認することができます。

②：【バックアップある】iCloudからiPhoneのメッセージだけを復元

iCloudでバックアップを取っていれば、そのバックアップから消してしまったメッセージを復元することができます。最近はiCloudのバックアップを自動で行うように設定されていることが多いですが、設定されているかどうか確認しましょう。

「設定」>「[ユーザー名]」>「iCloud」>「iCloud バックアップ」と進むと、「iCloud バックアップ」が有効になっているかどうかがわかります。

iCloudのバックアップから復元する方法ですが、消してしまったメッセージだけを復元することはできません。前回のバックアップの時点の状態に、本体の内容をすべて復元することになるので、写真も、音楽も、メールも、すべて戻すことになります。したがって、前回のバックアップ以降に受信したメッセージや変更した内容は復元されませんので注意してください。

前回のバックアップは日付はわかりますが、内容が細かくわからないため、慌てて復元しないほうがいい場合もあります。もともと、iCloudのバックアップは、本体をなくしてしまったときや、機種変更をするときのデータの引っ越しに活用されるため、iPhoneのメッセージを1つ消してしまったのを元に戻す、というのには向いていません。

③：【バックアップある】iTunesから消したiPhoneメッセージを復元

iTunesを使って、PCに接続したiPhoneのデータをバックアップすることもできます。これはiCloudが提供される前から存在している方法なので、まだ使っている人もいるかもしれません。iCloudとは違い、手元のPCにデータを保存しておけるので、ネットワーク上に保存するのが不安な人には向いています。これも、バックアップから復元すると、そのときのデータに戻りますので、特定のファイルだけを復元するのには向いていません。

Part2：iCloudを使わずにiMessageをバックアップする方法

【おすすめ】iCareFoneでiPhoneメッセージをバックアップする

iCloudで自動的にバックアップができても、復元するときに一部だけ復元することができないのは不便です。iCareFoneでバックアップをしておけば、復元するときも一部だけ復元することができます。

Part3：補充説明：iMessage と SMS／MMS の違いについて

iMessageはiPhoneなどのApple製品間で使用できるメッセージ機能です。テキストだけでなく写真や動画も送ることができます。WiFiネットワークを使って送信もできるので、モバイルデータ通信としての通信料はかかりません。SMSはほとんどのスマートフォン利用者に、電話番号さえあれば送信できますが、テキストのみです。MMSは、写真や動画も送ることができますが、ドコモであればドコモ同士、auであればau同士でないと送れないなど、キャリアに制限があります。

まとめ

iMessageを削除してしまった場合に、バックアップを使用せずに復元する方法としてUltDataを紹介しました。バックアップは自動で行われる反面、復元するときにはデータの内容を確認できないため、面倒なこともあります。一部のデータだけを復元したい場合は、UltDataを試してみてはいかがでしょうか。