iPhone/iPadでApple IDがサインインできない場合の対処法10選
iPhoneやiPadでApple IDのサインインができない…そんな経験はありませんか?特に機種変更時など、大事なタイミングで「パスワードは合っているのにサインインできない」という状況は焦りますよね。実は、正しいIDとパスワードを入力しているにも関わらずApple IDがログインできない場合、さまざまな原因が考えられます。
本記事では、実際の使用シーンをもとに、Apple IDにサインインできない原因とその具体的な対処法を、五年以上の専門経験に基づいてわかりやすく解説します。
データを失わずにApple IDをサインアウトしたい場合は、Tenorshare 4uKeyをおすすめします。さらに、Apple IDの削除、アクティベーションロックの解除、画面ロックの解除も可能です。
Part1.Apple IDがサインインできない原因は?
iPhoneやiPadでApple IDにサインインできない背景には、いくつかの要因が考えられます。考えられる原因を一つずつ確認し、適切な対処への第一歩を踏み出しましょう。
- Appleサーバーへの接続に問題がある
- ネットワークの接続が不安定している
- iOSアップデートによる不具合が発生している
- 「iPhoneを探す」を有効にしている
- Apple IDのパスワードが間違っている
- バックアップ作成時と復元時のApple IDが違うなどいくつかの条件下ではApple IDでサインインできない
稀ではありますが、Apple自身のシステム(iCloudやApp Storeなどのサービス)に障害が発生している可能性があります。この場合、お使いの端末やネットワークに問題がなくても、サインインできなくなります。
Apple IDの認証にはインターネット接続が必須です。Wi-Fiの電波が弱い、ルーターの調子が悪い、またはモバイルデータの接続状況が良くない場合、認証プロセスが途中で失敗してしまいます。
iOSやiPadOSのバージョンアップ中に通信が中断したり、旧バージョンのシステムデータと新 OS が衝突したりすると、Apple ID の認証モジュールが正常に動作しなくなることがあります。この場合はサインイン時に「認証エラー」が表示されることが多く、デバイスの再起動で一時的に改善することがあります。
端末で「iPhoneを探す」機能がオンになっていると、セキュリティ上の観点から、そのデバイスを完全に抹消したり、別のアカウントでサインインしたりする操作がブロックされることがあります。これはAppleの盗難防止機能の一環です。
パスワードは大文字と小文字を区別します。何度も試行錯誤してアカウントがロックされてしまったり、パスワードを忘れていたりする場合が最も一般的です。特に長期間パスワードを変更していない場合に起こりやすいです。
例えば、旧端末のバックアップ時に使用したApple IDとは異なるアカウントで復元を試みると、データの整合性が取れず、サインインのプロセスでエラーが発生することがあります。iCloudバックアップを復元する場合は、必ず同じAppleアカウントを使用する必要があります。
上述でApple ID サインイン不可の主な原因を整理しましたが、これらの原因を確認した上で、次に各ケースに合わせた具体的な対処法を順番に解説していきます。
Part2.Apple IDがサインインできない場合の対処法10選
Apple IDがサインインできない場合、以下の対処法を状況に応じてお試しください。
対処1、ネットワークの接続を確認する
Apple IDのサインインはAppleサーバーに接続しますので、使用しているネットワークが安定しているかなどネットワークの接続を確認してみましょう。
- 適用シーン:WiFi 信号弱体化(壁で遮られる/離れすぎる)、ルーター接続数過多(複数デバイス同時使用)、携帯データで Apple ID 関連アプリ(iCloud/App Store)の通信許可が無い、といった「ネットワーク不安定」によるサインイン不可
- 注意点:公共 WiFi を試す場合は、セキュリティ設定が不十分なネットワーク(パスワード無しの公衆回線)は避け、Apple ID 情報の漏洩を防ぐ
対処2、すべての設定をリセットする
iPhoneの設定をすべてリセットすることでApple IDに正常にサインインできるケースがあります。
- 適用シーン:iOS アップデート後の認証モジュール不具合、ネットワーク設定(DNS/IP)が乱れた、Apple ID 関連キャッシュが衝突してサインインできない場合
- 注意点:リセット後、WiFi パスワード、画面明るさ、通知設定などが初期化されるため、事前に情報をメモしておく;データ本体(写真/アプリ)は削除されないので安心
操作手順
- 「設定」から「一般」をタップします。
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタブします。
- 「リセット」を開きます。
- 「すべての設定をリセット」を選択します。
- iPhoneのパスコードを入力して、もう一度「すべての設定をリセット」をタブします。
対処3、4uKeyを使って、Apple IDを削除して、再ログインする【パソコン必要】
ここまで紹介した対処法を試してもApple IDでサインインできないトラブルが解決しないなら4uKeyを使ってiPhone・iPadからApple IDを削除して再ログインする方法が効果的でしょう。
- 適用シーン:パスワードリセット/設定リセット/iTunes 復元などを試しても、Apple ID が強制的にバインドされる(例:二手機の前オーナー ID が残る);「検索可能と消去可能」モード以外のサインイン不可ケース
- 注意点:公式サイトからツールをダウンロード(非公式サイトの悪性ソフトウェアを避け);パソコン必要
Tenorshare 4uKeyはデバイスからApple IDを削除する機能を有し、画面の指示に従って操作するだけなので非常に使いやすいところが特徴です。さらに、4uKeyでデータを失わずにApple IDを変更できたり、Apple IDをサインアウトできます。データを保留したい場合、絶対4uKeyを試用してみてください。
それ以外、Tenorshare 4uKeyは画面ロックやスクリーンタイムパスコードを解除する機能が付いているので1つあると役立つ専門ツールです。
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4uKeyを起動して「Apple IDを削除」を選択します。
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iPhone・iPadをパソコンに接続して「削除開始」をクリックします。
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しばらくすると、Apple IDの削除作業が開始されます。
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対処4、Apple IDをサインアウトしてからサインインし直す
Apple IDをサインアウトしてからサインインし直すことでサインインできない問題を解決できることがあります。
- 適用シーン:iOS アップデート後の一時的な認証状態異常、Apple ID のサインイン情報キャッシュが古くなった、「サインイン中」が固まる場合
- 注意点:「サインアウト」時に「データを保持する」を選択すると、iCloud に保存された写真/連絡先が端末に残る;「データを削除する」を選択するとローカルデータが消えるので注意
操作手順
Step1: 「設定」から「ユーザー名」をタップします。
Step2: 「サインアウト」を選択します。
Step3: Apple IDのパスワードを入力して「オフにする」をタップします。
対処5、Apple IDのパスワードをリセットする
正しいと思っているApple IDのパスワードが間違っている可能性もありますのでApple IDのパスワードをリセットすることも対処法として有効です。
- 適用シーン:パスワードの大文字小文字/記号を間違えた、旧パスワードを使用している、パスワードを忘れた、複数回試行でアカウントがロックされた「パスワード誤り」ケース
- 注意点:リセットには「登録済みのメールアドレス」または「緊急連絡先電話番号」が必要;新しいパスワードは「大文字 + 小文字 + 数字/記号」の組み合わせにする(Apple のセキュリティ要件)
操作手順
Step1: ブラウザから「appleid.apple.com」にアクセスし、「Apple IDまたはパスワードをお忘れですか?」を選択します。
Step2: 画面のガイドに従って本人確認をした後、新しいApple IDパスワードを設定します。
対処6、iMessageとFaceTimeを一時的に無効にする
iMessageやFaceTimeのアカウント設定に問題があるとApple IDでサインインできなくなることがありますので、iMessageとFaceTimeを一時的に無効にしてみましょう。
- 適用シーン:iMessage/FaceTime のアカウント情報が Apple ID の認証サーバーと同期エラーになり、全体のサインインを妨げる場合(例:「iMessage でサインイン中」が無限ループ)
- 注意点:無効にしてから 1~2 分待つ必要がある(システムの同期を待つ);再度有効にした時に「Apple ID でサインイン」が求められるので、新しいパスワードを使用
操作手順
Step1: 「設定」から「メッセージ」と「FaceTime」をそれぞれ選択します。
Step2: 「iMessage」と「FaceTime」の項目をオフにします。
対処7、「iPhoneを探す」もしくは「探す」機能をオフにする
「iPhoneを探す」がオンのままだとApple IDにサインインできない可能性がありますのでオフにしてみましょう。
- 適用シーン:旧デバイスで「iPhone を探す」を有効にしたまま、新デバイスに同じ Apple ID でサインインしようとしてブロックされる;デバイスを抹消した後のサインイン不可ケース
- 注意点:旧デバイスが手元にない場合は、他のデバイスから「Find My」アプリで旧デバイスの「iPhone を探す」をリモートで無効化できる;オフにする際に Apple ID パスワードが必要
操作手順
Step1: 「設定」から「ユーザー名」をタップします。
Step2: 「探す」を選択します。
Step3: 「iPhone・iPadを探す」をオフにします。
対処8、iPhone・iPadを最新のiOSバージョンにアップデートする
iPhone・iPadのOSが最新バージョンではない場合、iOSのアップデートを実行してみましょう。
- 適用シーン:iOS アップデート中に通信が中断した、旧 OS(例:iOS 15 以下)と Apple の新認証プロトコルが互換性ない、アップデート後のバグで認証モジュールが動作不良の場合
- 注意点:アップデートには「バッテリー残量 50% 以上」または「充電中」が推奨;WiFi 環境で実行(携帯データでは大容量のアップデートができず、通信料がかかる);事前にバックアップを作成(アップデート失敗時のデータ復元用)
操作手順
Step1: 「設定」から「一般」を選択します。
Step2: 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
Step3: お使いのiPhoneに「iOSは最新です」と表示される場合は、最新のiOS バージョンが既にインストールされています。
Step4: もし、iOSバージョンの内容が表示される場合は、「ダウンロードしてインストール」をクリックします。
Step5: 画面の指示に従って、iPhoneを最新のiOSにアップデートしましょう。
対処9、iPhone・iPadを強制再起動する
iPhone・iPadの強制再起動を試してみましょう。強制再起動の方法は機種によって異なります。
- 適用シーン:iOS システムが一時的にフリーズした、認証モジュールが一時的に停止した、「サインイン」ボタンを押しても反応がない場合、iPhone・iPad サインイン中終わらない
- 注意点:機種によって強制再起動のボタン操作が異なるので、自身のデバイスに合わせて操作;通常の再起動(電源ボタン長押し)で解決しない場合に試す
iPhone再起動やり方
- iPhone 8以降は音量上ボタンを押して指を放し、音量下ボタンを押して指を放し、電源ボタンを長押しします。
- iPhone 7シリーズは音量下ボタンと電源ボタンを長押しします。
- iPhone 6s以前はホームボタンと電源ボタンを長押しします。
iPad再起動やり方
- ホームボタンがないiPadは音量上ボタンを押して指を放し、音量下ボタンを押して指を放し、トップボタンを長押しします。
- ホームボタンがあるiPadはトップボタンとホームボタンを長押しします。
対処10、iTunes経由でiPhone・iPadを工場出荷時の状態に復元する【パソコン必要】
iTunes経由でiPhone・iPadを工場出荷時の状態に復元してApple IDでサインインできるようになるか試してみましょう。
- 適用シーン:バックアップ作成時と復元時の Apple ID が異なるためサインイン拒否;システムファイルが深刻に破損(例:iOS アップデート失敗);他の対処法で全て解決できない場合
- 注意点:復元するとデバイスの「すべてのデータ」(写真/アプリ/設定)が削除されるので、事前に iCloud または PC でバックアップ必須;iTunes は最新バージョンに更新(古いバージョンではデバイスを認識しない場合がある)
関連記事: iPhone/iPadを初期化?iTunesバックアップからデータを復元する方法
操作手順
Step1: iPhone・iPadをiTunesがインストールされたパソコンに接続します。
Step2: パソコンでiTunesを起動し、左上のスマホアイコンをクリックします。
Step3: 「概要」を選択して「iPhone・iPadを復元」をクリックします。
Part3.Apple IDがサインインできないに関するよくある質問
Q1:同じ端末で複数のApple IDを使うことはできますか。
A:可能ですが、機能ごとに制限があります。iCloud 関連機能(写真同期・「iPhone を探す」など)は1つのApple IDを「プライマリアカウント」として設定する必要がありますが、App StoreやApple Music では「設定」から手動でアカウントを切り替えて、複数の IDを使い分けることができます。
Q2:何回間違えたらApple IDがロックされる?
A:Apple は固定の「ロック回数」を公表していませんが、一般的にパスワードを 5~6 回連続で間違えると「アカウントへのアクセスを制限しました」という提示が表示され、さらに間違えると一時的にロックされます。ロック解除は登録メールや電話番号で本人確認することで可能です。
Q3:このApple IDは有効ではありません。なぜ?
A:主な原因は4点です。①Apple ID のメールアドレスを入力ミスしている(スペルミスなど);②アカウントが不正アクセスの疑いで Apple により一時的に凍結された;③新規作成後、登録メールの認証を完了していない;④過去に本人がアカウントを削除した。
まとめ
本記事は、iPhone・iPad・MacでApple IDがサインインできない場合の原因と対処法をご紹介しました。機種変更時などApple IDがサインインできないときはネットワークの接続やiOSバージョンを確認してみましょう。全ての設定をリセットしたり、強制再起動したりしても効果的です。Tenorshare 4uKeyを使うと簡単にiPhone・iPadからApple IDを削除できるので、迅速な再ログインが可能になります。
- iPhone/iPadのロック画面からからパスコード/Touch ID/Face IDを簡単に解除
- スクリーンタイム・パスコード・Apple ID・MDMプロファイルを速やかに削除可能
- パスワードなしでiPhone・iPad・iPodからApple IDのロックを削除可能
- データを失わずにApple IDからサインアウト/Apple IDを削除可能
- パスワード/Apple ID/以前の所有者なしでiCloudアクティベーションロックを削除
- iOS 26/iPadOS 26やiPhone 17に対応
iPhone/iPadでApple IDがサインインできない場合の対処法10選
最終更新日2025-09-22 / カテゴリApple ID
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