iPhoneを充電しているときに「充電保留中」と表示され、バッテリー残量が増えなくなったことはありませんか?突然充電が止まると、「iPhoneが故障したのでは?」「バッテリーが劣化しているのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
「充電保留中」は、iPhoneの温度が高すぎたり低すぎたりするときに、バッテリーを保護するために表示されるメッセージです。必ずしも故障を意味するわけではありません。
この記事では、iPhoneに「充電保留中」と表示される原因、充電を再開する方法、iOSアップデート後に充電できない場合の対処法を分かりやすく解説します。
Part1:iPhoneの「充電保留中」とは?
「充電保留中」とは、iPhone本体の温度が通常の動作範囲から外れたときに、バッテリーを保護するため充電が一時停止されている状態です。
iOS 16以降では、iPhoneが高温または低温になりすぎると、ロック画面や「設定」アプリの「バッテリー」に「充電保留中」と表示されることがあります。
この状態では、充電ケーブルを接続していてもバッテリー残量が増えない場合があります。ただし、温度が正常な範囲に戻ると、通常は自動的に充電が再開されます。
つまり、「充電保留中」と表示されたからといって、すぐにバッテリー交換や本体修理が必要になるとは限りません。まずはiPhoneの温度や使用環境を確認することが大切です。
Part2:iPhoneに「充電保留中」と表示される原因
① iPhone本体が熱くなりすぎている
「充電保留中」の主な原因のひとつが、iPhone本体の発熱です。例えば、次のような状況では本体温度が上がりやすくなります。
- 直射日光の当たる場所で充電している
- 暑い車内や屋外にiPhoneを置いている
- 充電しながらゲームや動画視聴を続けている
- ナビゲーションやカメラなど、負荷の高い機能を長時間使用している
- ワイヤレス充電中に本体が熱くなっている
iPhoneの温度が高くなりすぎると、バッテリーを保護するために充電速度が低下したり、充電が一時停止したりします。
② iPhoneが冷えすぎている
寒い場所でiPhoneを使用したり充電したりすると、低温の影響で充電が遅くなったり、一時的に停止したりすることがあります。
Appleは、iPhoneの使用に適した周囲温度を0〜35℃と案内しています。寒い屋外で長時間使用した場合などは、室内の適切な温度環境に移して、端末が自然に温まるのを待ちましょう。
③ iOSアップデート直後で発熱している
iOSのアップデート後は、システムの処理やデータの整理などによって、一時的にiPhoneが発熱する場合があります。2026年9月には、iOS 27へのアップデート後に「充電保留中」と表示されるケースを取り上げた日本語記事も公開されています。
アップデート後にiPhoneが熱くなっている場合は、すぐにシステムの故障と判断せず、まずは使用を控えて本体温度が下がるのを待ちましょう。
④ ケースや充電環境によって熱がこもっている
厚みのあるケースや、熱がこもりやすい場所での充電も、本体温度が上昇する一因になることがあります。
特に、布団の上や直射日光の当たる窓際などでは、熱が逃げにくくなる場合があります。充電中は、放熱しやすい平らな場所に置くことをおすすめします。
Part3:iPhoneの「充電保留中」を解除する方法
方法1:涼しい場所に移して温度が下がるのを待つ
iPhoneが熱くなっている場合は、まず充電をいったん中止し、直射日光の当たらない涼しい場所に移しましょう。ケースを装着していて熱がこもっている場合は、無理のない範囲でケースを外します。また、画面をロックして、ゲームや動画などの負荷が高いアプリの使用を控えてください。
本体温度が通常の範囲に戻れば、充電は自動的に再開されるのが一般的です。なお、冷蔵庫に入れたり、保冷剤を直接当てたりして急激に冷やすことは避けてください。結露などによって、かえって端末に悪影響を及ぼすおそれがあります。
方法2:寒い場所から室内に移す
iPhoneが冷えすぎている場合は、暖かい室内に移し、徐々に適切な温度に戻しましょう。
ドライヤーや暖房器具を直接当てるなど、急激に温める方法はおすすめできません。自然に温度が戻るのを待ち、その後に充電状態を確認してください。
方法3:充電しながらの使用を控える
充電中にゲームや動画撮影、長時間のナビゲーションなどを使用すると、本体に熱がこもりやすくなります。「充電保留中」と表示された場合は、できるだけiPhoneの使用を控え、画面をロックした状態で様子を見ましょう。
また、ワイヤレス充電を利用している場合は、いったん充電器から外して端末の温度を確認してください。温度が正常に戻った後、充電を再開できるか試してみましょう。
方法4:充電器やケーブルを確認する
本体温度が正常なのに充電できない場合は、充電器やケーブルにも問題がないか確認しましょう。
- ケーブルに破損や断線がないか確認する
- 別の正常な充電ケーブルやアダプタで試す
- コンセントや電源アダプタを変更する
- 充電ポートに異物や水分がないか確認する
ただし、液体検出の警告が表示されている場合は、ケーブルを取り外し、端末とコネクタが乾くまで充電しないでください。
方法5:iPhoneを再起動する
本体温度が正常に戻っても充電が再開されない場合は、iPhoneを再起動してみましょう。
再起動によって一時的なシステムの不具合が解消される可能性があります。再起動後は、充電器を接続し直して状態を確認してください。
方法6:iOSのバージョンを確認する
iOSアップデート後に充電トラブルが発生した場合は、使用しているiOSのバージョンを確認しましょう。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順に進むと、利用可能なアップデートを確認できます。
ただし、本体が熱い状態では、無理にアップデートを実行しないでください。まずは温度が正常に戻るのを待ち、十分なバッテリー残量と安定した通信環境を確保してから行いましょう。
Part4:温度が正常なのに充電できない場合は?
iPhoneの温度が正常に戻っても充電できない場合は、「充電保留中」以外の原因も考えられます。例えば、充電ポートの損傷、バッテリーの劣化、充電器の故障、iOSのシステム不具合などです。
このような場合は、まず別のケーブルや充電器を使って確認し、必要に応じてAppleサポートや正規サービスプロバイダに相談しましょう。
iOSのシステム不具合が疑われる場合
ケーブルや充電器に問題がなく、iOSアップデート後からiPhoneの動作が不安定になった場合は、システム側の不具合が関係している可能性もあります。
そのようなときは、iOSシステム修復ソフト「Tenorshare ReiBoot」を検討する方法もあります。
ReiBootは、iPhoneのアップデートが進まない、Appleロゴが表示されたまま起動しない、画面がフリーズするといった、対応するiOSシステムのトラブルを修復するためのソフトです。標準修復機能では、対応する不具合をデータを保持したまま修復できる場合があります。
- デバイスをパソコンに接続し、「開始」をクリックします。
- 「普通モード」を選んでから、ファームウェアをダウンロードしましょう。
- 「普通モードを開始」ボタンをクリックして、修復が開始されます。
- 修復が完了すると自動的にデバイスが再起動されるので、驚かないで下さいね。
ただし、温度が原因で表示される「充電保留中」を直接解除するためのソフトではありません。 まずは本体温度を正常に戻し、充電環境を確認してください。システム不具合が疑われる場合に、対応機能を確認したうえで利用を検討しましょう。
iPhoneの「充電保留中」に関するよくある質問
Q1. iPhoneの「充電保留中」は故障ですか?
必ずしも故障ではありません。高温や低温からバッテリーを保護するための機能で、通常の温度に戻ると充電が再開されることがあります。
Q2. 「充電保留中」はどれくらいで解除されますか?
解除までの時間は、端末の温度や周囲の環境によって異なります。決まった時間はないため、適切な温度の場所で待ち、充電が再開されるか確認してください。
Q3. iOS 27にアップデートしてから充電保留中と表示されるのはなぜですか?
アップデート前後の処理によって一時的に発熱している可能性があります。まずは端末を休ませて温度を下げましょう。温度が正常でも問題が続く場合は、ほかの原因も確認してください。
Q4. 「充電保留中」を設定から解除できますか?
温度に基づく充電保護機能は自動的に作動するため、設定から無効にすることはできません。端末の温度を適切な範囲に戻すことが基本的な対処法です。
Q5. 充電保留中が何度も表示される場合はどうすればいいですか?
充電場所や使用状況を見直しても繰り返し表示される場合は、バッテリーや本体に問題がないか確認するため、Appleサポートや正規サービスプロバイダに相談しましょう。
まとめ
iPhoneに「充電保留中」と表示される主な原因は、本体が高温または低温になっていることです。多くの場合、適切な温度環境に戻すことで、充電は自動的に再開されます。
まずは充電をいったん中止し、iPhoneを適切な温度の場所に移して、画面をロックした状態で様子を見ましょう。それでも改善しない場合は、ケーブルや充電器、充電ポート、iOSの状態を確認してください。
温度が正常なのに充電できない、あるいはアップデート後からシステムの動作が不安定になった場合は、Appleサポートへの相談や、症状に応じたシステム修復も選択肢になります。