iPhoneデータ復元・活用術

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iPhoneストレージの「その他」が多すぎる!その消し方をご解説

iPhoneのストレージのシステムデータが多すぎます。256GBのiPhone 11Proを使用しているのですが88GBほどをシステムデータが占めています。まだ空きが70GBほどあるので至急ではないですがシステムデータデータを減らす方法はないですかね?” "

iPhoneストレージのシステムデータ(「その他」のデータ)に気づいたことはありますか? iPhoneのシステムデータ(「その他」のデータ)が突然多くなったが、中に何が含まれているのか全然かわからないという方もいらっしゃるでしょう。動画や写真、不要なアプリの削除・整理などは、iPhoneの空き容量を確保するための一つの有効な手段ですが、それ以外にもシステムデータ(その他)がiPhoneのストレージを圧迫している可能性があることをご存知でしょうか?この記事では、知らぬ間に増えていくシステムデータとは何かやその消し方などを解説します。

Part1: iPhoneストレージ内のシステムデータ(その他)とは?

iPhoneストレージ内のシステムデータとは、アプリなどのキャッシュファイルやソフトウェアアップデート、Siriの音声データなどで、システムによって自動で保存されているものです。iOS15以降、「その他」のデータは「システム」と表示されているようです。ユーザーが直接的に削除できるものではありませんが、そのうちの多くがアプリ利用時などに一時的に保存されるキャッシュデータであるため、各アプリのキャッシュファイルを削除すれば、システムデータを減らすことが可能です。

iPhone ストレージ 確認

Part2: iPhone内のシステムデータ(その他)の容量を確認する方法

1.iPhoneの設定からシステムデータ(その他)の容量を確認する

iPhoneの「設定」アプリから、「一般」>「iPhoneストレージ」の順にタップすると、ページ上部にストレージの内訳を示すバーグラフがあり、一番下までスクロールすると、具体的な容量を確認できます。

iPhone ストレージ 確認方法

2.iTunesを利用してPCでシステムデータ(その他)の容量を確認する

iTunesを起動したPCとiPhoneをUSBケーブルで接続し、iTunesの左上に表示されるデバイスアイコン>「概要」の順にクリックすると、ストレージの内訳を示すバーグラフを確認できます。バーグラフの「システムデータ」または「その他」の部分にカーソルを合わせると、具体的な容量が表示されます。

iTunes iPhone ストレージを確認

Part3:iPhoneストレージ内のシステムデータ(その他)の消し方を解説

続いて、iPhoneのシステムデータを減らす方法をいくつか解説します。システムデータの多くを占めるキャッシュファイルを削除することで、システムデータを減らすことが可能です。

対処法1:iPhoneを再起動する

最も簡単な方法がiPhoneの再起動です。ただし、再起動で削除できるキャッシュファイルは限定されているため、一度試してみてあまり効果がなければ、別の方法を試しましょう。

対処法2:Safariのキャッシュを削除する

次にSafari内に蓄積されたキャッシュファイルの削除です。Safariでウェブページを閲覧するたびにキャッシュが溜まるため、一定の効果を期待できます。「設定」アプリから「Safari」>「履歴とWebサイトデータを消去」>「履歴とデータを消去」の順にタップします。

Safari キャッシュを削除

対処法3:アプリのキャッシュを削除する

Safari以外にもキャッシュファイルを削除できるアプリはありますが、アプリごとに方法が異なります。また、キャッシュファイルの削除機能がないアプリもあります。その場合にはアプリを一度削除して、再度インストールしましょう。

【LINEの場合】

ホーム画面の右上にある設定マーク(歯車のアイコン)を選択して、「トーク」>「データの削除」の順にタップし、「キャッシュ」の項目の削除ボタンを押します。

LINE キャッシュを削除

【Google マップの場合】

トップ画面右上のユーザーアイコン>「設定」>「概要、利用規約、プライバシー」>「アプリのデータを消去」の順にタップし、確認画面が出たら「OK」を押します。

Google マップ キャッシュを削除

Part4:iPhoneを初期化する前に念のため大切なデータをバックアップする

iPhoneを初期化する前に、連絡先や写真などのデータのバックアップを取っておけば、いつでも復元できます。そこでおすすめなのが、iCareFoneというiPhoneデータの専用ソフトを利用したバックアップの作成です。iCareFoneでは、必要なデータのみを選んでバックアップ・復元することができるため、システムデータ以外のデータも整理して、iPhoneのストレージ管理をしたいという場合に非常に便利です。直感的な操作で誰でも簡単に利用できるソフトです。

    対応可能なiPhoneのデータ一覧

  • 音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMS、アプリデータ、メモなど
  • パーソナル:連絡先、通話履歴、メッセージ&添付ファイル、カレンダー、 リマインダー、メモ&添付ファイル、ブックマーク
  • メディア:写真、音楽、ビデオ、ボイスメモ
  • アプリデータ:App、App内蔵写真、動画、WhatsApp、Kik、Tango、Viber
  • iCareFoneを起動したPCとiPhoneをUSBケーブルで接続します。「バックアップを復元」機能を選択して、表示されたデータ項目の中から、必要な項目にチェックをつけて「バックアップ」をクリックすると、対象のデータがPCにバックアップされます。

    icarefoneでiPhoneをバックアップ iPhoneをバックアップする - iCareFoneのガイド
  • しばらくすると、iOSデバイスのデータがパソコンにバックアップされます。

    iPhone バックアップ完了 - iCareFoneのガイド
  • iPhoneの初期化が完了してあと、改めてiPhoneにデータを復元する場合は、iCareFoneの画面で復元可能なデータの説明が表示されますので、確認後に「復元を続行」をクリックすると復元が始まり、「復元完了!」と表示されたら作業は完了です。

    iPhone バックアップ復元 - iCareFoneのガイド

Part5:iPhoneのシステムデータ(その他)に関するよくある質問

質問1:iPhoneのシステムデータに含まれるデータとは?

アプリなどが一時的に使用したキャッシュファイルやソフトウェアアップデート、Siriの音声データ、フォントデータなどが含まれています。

質問2:iPhoneのシステムデータ(その他)は自分で削除できるのか?

写真やアプリなどのように、自分で任意のものを選択して削除することはできません。ただし、システムデータの多くを占めるキャッシュファイルを削除することで、削減することは可能です。

質問3:iPhoneのキャッシュを削除するとどうなるのか?

ストレージの空き容量が増えて、iPhoneの作動スピードが上がる場合があります。一方で、キャッシュは、ウェブページなどの閲覧時にページの読み込みデータの一部を保存しておくことで、次回以降、よりスピーディーにそのページを表示したり、動画を再生したりするための役割を担っており、そのキャッシュデータがなくなることになります。

まとめ

知らぬ間にiPhoneのストレージを圧迫していることがあるシステムデータは、アプリなどのキャッシュファイルを削除することで削減できます。方法としては、iPhoneの初期化が最も効果的であると言えますが、初期化前には写真などの大切なデータをいつでも復元できるようにバックアップを取っておくことをおすすめします。iCareFoneを活用することで、必要なデータのみを選んでバックアップを取り、iPhoneに復元することができますので、システムデータの削減と同時に、それ以外のデータを整理したいという方は、ぜひ試してみてください。

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iOSとPC/Macの間で自由にデータを整理・転送
  • 無料かつ迅速でiOSデータをPC/Macにバックアップ可能
  • バックアップデータをプレビューし、必要なデータを選択的に復元可能
  • iTunesを使わずにiOSデバイスとPC/Macの間で音楽、写真、ビデオ、連絡先を無制限に転送
  • iPhone/iPad/iPod Touchに音楽、写真、ビデオなどデータを追加、整理、削除
  • 複数の画像をHEICからJPGに数秒で変換可能・iPhone画面をPCと自由に共有