iPhoneデータ復元・活用術

iPhone・iPadでトリミングした録音を元に戻す方法について徹底解説

iPhoneには音声を録音して保存できる「ボイスメモ」というアプリが標準で搭載されています。保存した音声は、編集してトリミングをすることができますが、トリミングに失敗した場合、音声を元に戻すことはできるのでしょうか。

通常、一度トリミングしたボイスメモを完全に元に戻すことは、通常は難しいです。トリミングの操作は、元のデータを上書きしてしまうためです。しかし、いくつかの方法を試すことで、復元できる可能性はあります。

方法1. バックアップなしでトリミングしたボイスメモを復元する

iPhoneやiPadのボイスメモで録音した音声をトリミングして、そのトリミングを失敗してしまったときは、編集画面の右上にある「保存」を押す前にキャンセルしなければいけません。一度「保存」を押してしまうと、元に戻すことはできませんので、保存を押す前に必ずきちんとトリミング箇所があっているかどうかを確認しましょう。

保存を押してしまい、元に戻せなくなった場合、バックアップもない場合はもう復元できないのでしょうか。iPhoneの内部には見えないところに元データが残っていることがあります。無料の「Tenorshare UltData」データ復元アプリを使用すれば、iPhoneのボイスメモをスキャンし、データが復元できるかどうかを確認できます。今すぐダウンロードして体験しましょう!

iPhone/iPadを初期化せずに、バックアップなしのボイスメモをプレビューして選択的に復元できます!高復元率で完全に削除したデータも復元可能!

  • UltDataをインストールしたパソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続し、「iOSデバイスから復元」を選択します。

    ultdata-iosを使う
  • 接続が完了すると、データのスキャンの項目を選べるので、個人データの「ボイスメモ」を選択します。

    スキャン
  • スキャンが完了すると、デバイスに残っているデータがプレビュー付きで確認できます。必要なボイスメモがある場合、復元を押すとパソコンに保存することができます。

    バックアップなしでボイスメモを復元

方法2. iCloudバックアップから再録音してしまったボイスメモを復元する

トリミングと似た機能として、ボイスメモの中の一定部分だけを新しく「再録音」することもできますが、「再録音」するとこちらも元に戻せなくなります。元に戻せなくなった音声ファイルがある場合、iCloudのバックアップに、加工前のボイスメモがあれば復元することができます。

タイミングはかなり重要になりますが、ボイスメモの編集を行う前に、バックアップを取得していることが条件です。バックアップしていた時点にiPhoneを復元することになるので、まずiPhoneのコンテンツをすべて消去します。その後、再起動するとiCloudへのサインインを求められるのでiCloudにサインインし、データを復元します。バックアップ以降に行っていたデータはすべて消えてしまうのが注意点です。

iCloudのバックアップからボイスメモを復元する方法を説明します。

  • 手順1: iPhoneを初期化:設定 > 一般 > リセット > すべてのコンテンツと設定を消去 をタップします。

  • 手順2: iPhoneをセットアップ:「Appとデータ」 の画面で、「iCloudバックアップから復元」 を選択します。

  • 手順3: 復元したいボイスメモが含まれているiCloudバックアップを選択します。

  • 手順4: 画面の指示に従い、復元を完了します。

    iCloudバックアップから復元

提示:

iCloudにより、iPhone内のすべてのデータが消去されます。復元したいデータ以外のバックアップがない場合は、慎重に行ってください。また、最新のバックアップでは、再録音後のデータが上書きされている可能性があります。

方法3. iTunesバックアップから間違えて削除したトリミングボイスメモを復元する

iTunesでもバックアップを取ることができます。iTunesをインストールしているパソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続し、バックアップを取得します。このときも、ボイスメモの編集を行う前にバックアップを取得していることが重要です。この時点のバックアップに復元すれば、iPhoneのデータをもとに戻すことができますが、バックアップ以降に行ったデータはすべて消えてしまいます。

  • 手順1: iTunesを起動し、iPhoneを接続する

  • 手順2: iTunesの画面上部にあるiPhoneのアイコンをクリックします。

  • 手順3: 「バックアップを復元」をクリックします。

  • 手順4: 復元したいバックアップを選択します。

    iTunesからボイスメモを復元

提示:

復元が完了したら、iPhoneのボイスメモアプリを開き、復元されたボイスメモがあるか確認します。バックアップを作成した時点で、すでにボイスメモが削除されていた場合、復元できません。

トリミングしたボイスメモによくある質問

ボイスメモについて、その他の質問も確認します。

質問1:ボイスメモの録音が途中で止まってしまうのはなぜですか?

ボイスメモの録音の途中で止まってしまうのは、容量が少ないから、という場合よりも、むしろ電話着信があったからという場合が多いです。ボイスメモは電話着信やLINEの着信などがあると途中で止まってしまいます。これを避けたい場合は、iPhoneを機内モードにして電話が来ないようにしてしまうという方法があります。

質問2:iPhoneのボイスメモのトリミングと削除の違いは?

ボイスメモのトリミングは、ボイスメモの中の不要な部分を一部削除して、ボイスメモを短く編集する方法です。その一方で、削除はボイスメモ自体を不要なものとして消してしまいます。

質問3:バックアップから復元すれば、トリミング前の状態に戻せますか?

はい、iTunesやiCloudで定期的にバックアップを取っていれば、トリミング前の状態に戻せる可能性は十分にあります。ただし、バックアップのタイミングが重要で、トリミングを行う前にバックアップを作成していなければ、復元してもトリミング後の状態のままです。また、バックアップの容量や、最新のバックアップにトリミング後のデータが上書きされている場合などは、復元できない可能性もあります。

まとめ

ボイスメモは録音に便利なアプリですが、トリミングをして一度保存してしまうと元に戻せないということがあります。元データを取っておくことができないので、失敗したときに元に戻すということが難しいです。iTunesやiCloudで定期的にバックアップを取っていれば、トリミング前の状態に戻せる可能性は十分にあります。

その一方で、バックアップがない場合、 「Tenorshare UltData」を使えば、トリミングを失敗してしまったときも、デバイスの中に残っているデータを確認して復元することができます。バックアップデータを用いてiPhone全体を復元するよりも簡単に操作できますので、試してみてはいかがでしょうか。

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