【iOS26対応】消えたiPhoneメールを復元する方法- iCloud、Gmail、キャリアメール別解説
著者 山崎 あずさ 最終更新日 2025-06-13 / カテゴリiPhoneデータ復元
「iPhoneのメールを使っている最中に、間違ってメールを消してしまった。」
こんな経験はありませんか。メールを整理する時など、誤って重要なメールまで消してしまう可能性は高いです。iPhoneから削除してしまった重要なメールを復元できるのか、そんな疑問を持つあなたのために、この記事ではiPhoneのメールを復元する方法について紹介していきます。
- Part 1.iPhoneメールが消えたのはなぜ?
- Part 2.iPhoneメールを復元する前の注意事項
- Part 3.iPhoneメールのゴミ箱から削除したデータを復元する方法
- Part 4.完全に削除したiPhoneメールを復元する方法【ゴミ箱にもない】
Part 1.iPhoneメールが消えたのはなぜ?
iPhoneからメールが消えてしまうのは、様々な原因が考えられます。突然メールがなくなると焦りますよね。主な原因と対処法を理解しておくと、いざという時に落ち着いて対応できます。
原因1. 誤操作による削除
最も一般的な原因は、ユーザーが意図せずメールを削除してしまったケースです。メールの整理中や、急いでいる時に間違って大切なメールをゴミ箱に入れてしまうことがよくあります。この場合、たいていは「ゴミ箱」や「最近削除した項目」フォルダから復元できます。
原因2. メールアカウント設定の問題
メールの設定が原因でメールが表示されなくなることがあります。特に、メールをデバイスにダウンロードするとサーバーから削除される「POP」設定にしている場合や、同期期間が短く設定されている場合に、古いメールが消えたように見えたり、他のデバイスで見られなくなったりします。また、メールアカウントの削除や再追加も、一時的にメールが見えなくなる原因となることがあります。
POPとIMAPの相違: メールにはPOPとIMAPという2つの主な設定があります。
- POP (Post Office Protocol): メールをデバイスにダウンロードすると、サーバーから削除される設定ができます。「サーバーにメールを残す」設定をオフにしていると、一度ダウンロードしたメールはサーバーから消え、他のデバイスでは見られなくなります。
- IMAP (Internet Message Access Protocol): メールはサーバー上に保存され、複数のデバイスで同期されます。通常はIMAPの方がメールが消えるリスクは低いですが、同期エラーが発生すると表示されないことがあります。
同期設定や期間: メールアプリの同期設定で、一定期間(例:過去30日間)のメールのみを表示するように設定されている場合、古いメールが消えたように見えることがあります。
アカウントの削除/再追加: メールアカウントを削除して再追加した場合、以前ダウンロードされていたメールが一時的に消えることがあります。
原因3. メールプロバイダー側の設定や問題
利用しているメールサービス(Gmail、iCloud、キャリアメールなど)側の設定やシステムトラブルが原因でメールが消えることもあります。ゴミ箱の自動削除期間が過ぎた場合や、メールサーバーの容量不足によって古いメールが自動的に削除されるケース、あるいはプロバイダー側の一時的な障害やメンテナンスも影響することがあります。
原因4. iPhoneのシステム・設定の問題
iPhone本体のソフトウェアや設定に問題がある場合も、メールが消える原因となります。iOSのアップデート時の不具合、iPhoneのストレージ容量不足、不安定なネットワーク接続(Wi-Fiやモバイルデータ通信)、あるいはメールアプリの一時的なバグやフリーズが原因で、メールが正しく表示されないことがあります。
原因5. 複数デバイスでの操作
同じメールアカウントをiPhoneだけでなく、パソコンや他のスマートフォンなど複数のデバイスで利用している場合、あるデバイスでメールを削除したり、別のフォルダへ移動させたりすると、それが同期され、iPhone上でもメールが消えたように見えることがあります。例えば、PCでメールをアーカイブすると、iPhoneでもアーカイブ済みのフォルダに移動します。
Part 2.iPhoneメールを復元する前の注意事項
iPhoneのメールを復元する前にメールがiCloudと同期しているか、メールの削除期間の設定はどうなっているかを確認しましょう。
1. メールがiCloudに同期しているかを確認
お使いのiPhoneのメールがiCloudと同期しているか確認する方法です。
設定を選びます
Apple ID>iCloudとタップします
メールの設定がオンになっていればiCloudと同期しています

2. メールから削除されたメッセージの保存期間を確認
メールの保存期間は設定により変わります。次は、お使いのiPhoneメールの保存期間を確認してみましょう。
設定を選びます
Apple ID>iCloudとタップします
メールを押します
詳細を選択します
削除から保存期間を確認できます


Part 3.iPhoneメールのゴミ箱から削除したメールを復元する方法
iPhone「メールボックス」は、一般的にiCloudメール、Gmail、キャリアメール(docomo, au, SoftBankなど)、Outlookメール、Yahoo!メールといった、あらゆるメールサービスのアカウントを含む、メールが保管されている場所です。
「最近削除した項目」フォルダに保存される期間は通常30日間です。削除したメールの保存期間内であれば、iPhoneから削除されたメールがまだメールボックスのゴミ箱内に残っている可能性があります。ゴミ箱に削除したメールがあれば復元できます。操作方法を見ていきましょう。
メールのゴミ箱をタップして、編集をクリックします。
移動をタップして、移動先のフォルダを選ぶと、メールが復元されます


Part 4.完全に削除したiPhoneメールを復元する方法【ゴミ箱にもない】
完全に削除したiPhoneのメールを復元する方法を3つ紹介していきます。バックアップからの復元やバックアップがない場合に使える方法もあります。
方法1:iTunesバックアップから同期したメールを復元
iTunesのバックアップから同期したメールを復元できます。しかし、iTunesのバックアップから復元すると、同時にその他のデータも復元されるので注意しましょう。メールだけのデータを選ぶことはできません。
パソコンでiTunesを開きます
パソコンとiPhoneを接続します
画面上にあるデバイスアイコンを押します
「バックアップを復元」を選択します

方法2:iCloud.comでiPhone メールを復元
iPhoneメッセージがiCloudでバックアップされているなら、iCloud.comから メールを復元可能です。
iCloud.comにログインします
メールを選択します
左側のメニューからゴミ箱を選びます
復元したいメールをクリックします、フォルダアイコンを押して、移動先を選択するとメールが復元されます



方法3:UltDataで完全削除されたメールを復元
もし、iPhoneのメールが完全に削除されているようならUltData iPhoneデータ復元を利用してiPhoneへメールを復元できます。UltData for iOS はiPhone本体から直接データを回復できる専門的なiOS復元ソフトです。iOSシステムに問題がある場合でも、修復してからデータの復元を試してくれるため業界最高水準のデータ復元率を誇っています。それでは、操作方法を見ていきましょう。
安全・強力・信頼できるiOSデータ復元ソフト。バックアップなしでも、iOSデバイス本体、またはiTunes・iCloudバックアップから簡単に画像や動画などのデータを復元
iOSデバイスから復元をクリックします
メールを選んでスキャンを押します
復元したいメールを選択して復元をクリックします



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まとめ
iPhoneからメールが完全に削除されていないのであれば、復元する方法はいくつかあります。iCloudやiTunesのバックアップから復元することになると、メールのデータだけを選ぶことはできず全データが復元されてしまうでしょう。UltData データ復元ソフトを利用すれば、iPhone本体からだけでなくiCloudやiTunesのバックアップからもメールのデータだけを選んで復元できます。
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