iCloud Driveは、Appleが提供するクラウドストレージサービスです。iPhoneやiPad、Macだけでなく、WindowsやWebブラウザからも利用できるため、さまざまなデバイス間でファイルを共有・管理できます。しかし、「iCloud Driveに保存したファイルを端末にダウンロードしたい」「オフラインでも使えるように保存したい」と考えたとき、操作方法がわからない方も少なくありません。
この記事では、iPhone・iPad、Windows、Mac、ブラウザ(iCloud.com)それぞれでiCloud Driveからファイルをダウンロードする方法を紹介します。また、誤って削除したファイルの復元方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
iCloud Driveとは?ダウンロード前に知っておきたいこと
iCloud Driveからファイルをダウンロードする前に、まずは基本的な仕組みを理解しておきましょう。iCloudバックアップとの違いや保存できるファイルの種類、ダウンロードの仕組みを知っておくことで、目的に応じた使い方がしやすくなります。
1.iCloud DriveとiCloudバックアップの違い
iCloud DriveとiCloudバックアップはどちらもiCloudの機能ですが、役割が異なります。iCloud Driveは、写真以外の書類やPDF、Excel、Wordなどのファイルをクラウド上に保存し、複数のデバイスからアクセスできるサービスです。
一方、iCloudバックアップは、iPhone本体の設定やアプリデータなどをまとめて保存し、機種変更や初期化後の復元に利用されます。つまり、普段のファイル管理にはiCloud Drive、端末全体のバックアップにはiCloudバックアップが利用されます。
2.iCloud Driveに保存されるファイルの種類
iCloud Driveには、さまざまな種類のファイルを保存できます。主な保存可能データは以下のとおりです。
- Pages・Numbers・Keynoteの書類
- Word、Excel、PowerPointなどのOfficeファイル
- PDFファイル
- ZIPファイル
- テキストファイル
- 動画・音声ファイル
- アプリが作成した各種データ
アプリによっては、自動的にiCloud Driveへ保存されるものもあります。
3.iCloud Driveのファイルは自動的にダウンロードされる?
iCloud Driveのファイルは、すべてが端末へ自動的に保存されるわけではありません。ストレージ容量を節約するため、端末にはファイルの情報だけが表示され、実際のデータはクラウド上に保存されている場合があります。
このようなファイルを開くと、自動的にダウンロードが開始されます。また、オフラインで利用したい場合は、あらかじめ端末へダウンロードしておくと安心です。
iCloud Driveからファイルをダウンロードする方法
iCloud Driveのファイルは、利用するデバイスによって操作方法が異なります。ここでは、iPhone・iPad、iCloud.com、Windows、Macそれぞれでファイルをダウンロードする手順をわかりやすく紹介します。
1.iPhone・iPadでiCloud Driveからファイルをダウンロードする方法
iPhoneやiPadでは、「ファイル」アプリからiCloud Driveのデータをダウンロードできます。手順は以下のとおりです。
- 「ファイル」アプリを開く
- 「ブラウズ」→「iCloud Drive」を選択
- ダウンロードしたいファイルを探す
- ファイルをタップすると自動的にダウンロードされる
オフラインでも利用したい場合は、対象ファイルを長押しし、「ダウンロード」を選択します。ダウンロードが完了すると、インターネットに接続していなくても閲覧・編集できるようになります。
2.iCloud.comからiCloud Driveのデータをダウンロードする方法
パソコンなどでブラウザを利用する場合は、iCloud.comからダウンロードできます。操作手順は以下のとおりです。
- ブラウザでiCloud.comへアクセスする
- Apple Accountでサインインする
- 「Drive」を開く
- ダウンロードしたいファイルを選択する
- ダウンロードアイコンをクリックする
複数のファイルをまとめて選択し、一括でダウンロードすることも可能です。
3.WindowsでiCloud Driveからファイルをダウンロードする方法
Windowsでは、「iCloud for Windows」を利用すると、エクスプローラーからiCloud Driveへアクセスできます。手順は以下のとおりです。
- iCloud for Windowsをインストール・サインインする
- 「iCloud Drive」を有効にする
- エクスプローラーで「iCloud Drive」を開く
- 必要なファイルを開く、またはコピーする
クラウド上のみ保存されているファイルは、開いたタイミングでダウンロードされます。頻繁に利用するファイルは、ローカルフォルダへコピーしておくと便利です。
4.MacでiCloud Driveからファイルをダウンロードする方法
MacではFinderから簡単にiCloud Driveへアクセスできます。操作方法は以下のとおりです。
- Finderを開く
- サイドバーの「iCloud Drive」をクリックする
- ダウンロードしたいファイルを探す
- ファイルを開くと自動でダウンロードされる
オフラインでも利用したい場合は、ファイルをMac内の任意のフォルダへコピーして保存しておく方法もおすすめです。
iCloud Driveはどこ?デバイス別の保存場所
iCloud Driveの保存場所や開き方は、利用するデバイスによって異なります。以下の一覧を参考に、使用中のデバイスからiCloud Driveへアクセスしてください。
iCloud Driveからファイルをダウンロードできない原因
iCloud Driveからファイルをダウンロードできない場合は、通信環境や設定、ストレージ容量などが原因として考えられます。主な原因と対処法を以下にまとめました。
iCloud Driveから消えた・削除したデータを復元する方法
iCloud Driveから誤ってファイルを削除してしまっても、すぐに諦める必要はありません。削除直後であれば復元できる可能性があるため、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。ここでは、iCloud Driveのデータを復元するための代表的な方法を紹介します。
方法1:iCloud Driveの「最近削除した項目」を確認する
誤って削除したファイルは、一定期間「最近削除した項目」に保存されます。iCloud.comまたは「ファイル」アプリから「最近削除した項目」を開き、対象ファイルが残っていれば「復元」を選択しましょう。完全削除される前であれば、簡単に元の場所へ戻せます。
方法2:別のデバイスやローカルフォルダを確認する
iCloud Driveの同期状況によっては、別のMacやWindowsパソコン、iPhoneにデータが残っている場合があります。
また、以前ダウンロードしていたファイルが「ダウンロード」フォルダやデスクトップなどに保存されているケースもあるため、一度確認してみましょう。同期のタイミングによっては、削除前のデータが見つかる可能性があります。
方法3:iPhoneデータ復元ソフトを利用する
「最近削除した項目」に目的のファイルが見つからない場合や、別のデバイスやローカルフォルダにもデータが残っていない場合は、UltData iPhoneデータ復元を利用する方法もあります。
「UltData for iOS」のようなiPhoneデータ復元ソフトは、iPhone本体やバックアップデータを解析し、通常の方法では復元できないデータを取り戻せる可能性がある点が大きなメリットです。削除から時間が経っている場合や、ほかの方法で復元できなかった場合でも復元できる可能性があるため、最後の手段として有効な選択肢といえるでしょう。「UltData for iOS」を活用すれば、失われたデータを効率よく探し出し、復元できる可能性があります。
- UltData for iOSをインストールして起動します。接続したいデバイスを選択します。
- デバイスを接続して、「写真」などをスキャンします。
- スキャン結果から、復元したい写真を選択します。復元を実行します。
最後に
iCloud Driveは、iPhone・iPad、Mac、Windows、ブラウザなどさまざまなデバイスから利用できる便利なクラウドストレージです。本記事では、各デバイスでiCloud Driveからファイルをダウンロードする方法や、ファイルが見つからなくなった場合の復元方法について紹介しました。
万が一、ファイルを誤って削除してしまった場合は、まず「最近削除した項目」や別のデバイス、ローカルフォルダを確認してみましょう。それでもデータが見つからない場合には、iPhoneデータ復元ソフトを利用することで、通常の方法では復元できないデータを取り戻せる可能性があります。
特にUltData for iOSは、削除したデータの復元をサポートする便利なツールです。iCloud Driveのファイルをはじめ、さまざまなデータの復元に対応しているため、大切なデータを失ってしまった際の有力な選択肢となります。万が一のトラブルに備え、バックアップとあわせて活用を検討してみてはいかがでしょうか。