iPadOS 27では、AIアシスタント「Siri AI」をはじめ、iPadの画面上に表示されている情報を調べたり操作したりできる「ビジュアルインテリジェンス」、新しいデザイン、子どもの安全性機能、パフォーマンスの改善など、さまざまな新機能が追加されました。
ただし、iPadOS 27に対応しているiPadなら、すべての新機能を利用できるわけではありません。 特にApple Intelligence関連機能は、iPadOS 27そのものとは別に対応するハードウェア条件があります。Apple Intelligenceは、iPad mini(A17 Pro)やM1以降を搭載したiPadなどが対象です。
そこでこの記事では、まずiPadOS 27の対応機種を一覧で紹介したうえで、非対応モデル、Apple Intelligenceの対応条件、主な新機能、アップデートするメリットや注意点まで分かりやすく解説します。「自分のiPadはiPadOS 27にアップデートできる?」「対応しているけど新しいAI機能も使える?」と疑問に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
Part1. iPadOS 27の対応機種一覧
Apple公式情報によると、iPadOS 27は以下のiPadに対応しています。世代だけでなく、チップによって対応状況が分かれるモデルもあるため注意しましょう。
iPadOS 27対応機種でもApple Intelligenceが使えるとは限らない
ここは、iPadOS 27にアップデートする前に必ず知っておきたいポイントです。
「iPadOS 27対応」=「Apple Intelligence対応」ではありません。
iPadOS 27自体は幅広いiPadに対応していますが、Apple Intelligenceについては、Appleが別途ハードウェア条件を設定しています。Appleの案内では、iPadOS 27のApple Intelligenceは、iPad mini(A17 Pro)およびM1以降を搭載したiPadが対応対象です。
そのため、例えば、
- iPadOS 27にはアップデートできる
- しかしApple Intelligenceは利用できない
というケースもあります。「自分のiPadでSiri AIを使いたい」「ビジュアルインテリジェンスを試したい」という方は、単純にiPadOS 27の対応機種だけを確認するのではなく、搭載チップまで確認することが重要です。
Part2. iPadOS 27に対応していないiPadは?
iPadOS 27では比較的新しいモデルが幅広くサポートされる一方、旧世代のiPadはアップデート対象外となっています。「今までのiPadOSにはアップデートできていたのに、iPadOS 27では対応していないの?」「自分のiPadはまだ使えるのに、なぜ対象外なの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
iPadOS 27へのアップデート対象かどうかは、基本的にiPadのシリーズだけでなく、世代や搭載チップによって決まります。そのため、「iPad Proだから大丈夫」「iPad Airだから対応している」と判断するのではなく、前の章で紹介した対応機種一覧と自分のモデルを照らし合わせて確認することが大切です。
古いiPadがiPadOS 27に対応しないのはなぜ?
iPadOSの新しいバージョンでは、システムそのものの変更だけでなく、新しいマルチタスク機能やAI機能、グラフィック処理など、より高い処理性能を必要とする機能が追加されます。そのため、すべてのiPadで最新機能を同じように動作させることは難しく、一定の性能を満たすモデルに対応機種が限定されています。
特にiPadOS 27では、Apple IntelligenceをはじめとしたAI関連機能や、iPadをよりPCに近い感覚で利用できる新しい操作環境などが強化されています。ただし、iPadOS 27に対応していないからといって、現在使用しているiPadが突然使えなくなるわけではありません。
これまでのiPadOSを利用して、Webサイトの閲覧、動画視聴、メール、電子書籍などを引き続き利用できます。一方で、iPadOS 27で追加される新機能は利用できないため、最新機能を使いたい場合や、今後も長期間iPadを使い続けたい場合は、対応モデルへの買い替えを検討する必要があります。
自分のiPadが何世代か分からない場合は?
「iPad Airを使っていることは分かるけれど、第何世代なのか分からない」という場合は、iPad本体の設定から確認できます。
- 「設定」→「一般」→「情報」の順に開き、「モデル名」を確認してください。
例えば、「iPad Air(第4世代)」や「iPad mini(第6世代)」のように表示されれば、自分が使用しているモデルを特定できます。また、「モデル番号」を確認して、Apple公式サイトなどでモデルを照合する方法もあります。
まず自分のiPadのモデル名を確認してから、対応機種一覧と照らし合わせるのが確実です。
Apple Intelligence対応モデルを確認するには?
Apple Intelligenceを利用したい場合は、iPadOS 27の対応状況とは別に、搭載チップを確認しましょう。基本的には、M1以降を搭載したiPad、またはA17 Proを搭載したiPad miniがApple Intelligenceの対象となります。
一方、iPadOS 27に対応している旧世代モデルでは、OSの新しいデザインや一部のシステム機能は利用できても、Apple Intelligence関連機能については対象外となる場合があります。そのため、iPadOS 27の新機能を確認するときは、次のように考えると分かりやすいでしょう。
つまり、「対応機種」という一つの条件だけで、すべての機能の利用可否を判断することはできません。
iPadOS 27にアップデートする前に確認したいこと
ここまでの内容から、アップデート前には次の3点を確認しておくと安心です。
- 自分のiPadがiPadOS 27の対応機種か
- 利用したい新機能が自分のモデルに対応しているか
- Apple Intelligenceを使いたい場合は、対応するチップを搭載しているか
特に「iPadOS 27の新機能を全部使いたい」という方は、単なる対応機種ではなく、Apple Intelligenceなどの個別機能の対応条件まで確認しておきましょう。では、実際にiPadOS 27へアップデートすると、iPadはどのように変わるのでしょうか。
次は、iPadOS 27で追加・強化される主な新機能を、一般ユーザーにも分かりやすく紹介します。
Part3. iPadOS 27の主な新機能は?
iPadOS 27では、見た目の変更だけでなく、マルチタスクやAI、ウインドウ操作など、iPadを普段使うときの操作性に関わる部分も大きく変わります。特に注目したいのは、Apple Intelligenceの強化、より柔軟になったウインドウ操作、新しいデザイン、画面上の情報を活用するAI機能などです。
ここでは、iPadOS 27で注目されている主な新機能を、実際の利用シーンをイメージしながら紹介します。
① Apple Intelligenceがさらに進化
iPadOS 27では、Apple Intelligenceを活用した機能がさらに強化されます。文章の作成や要約、情報の整理、画像や画面上の情報を利用した操作など、これまでユーザー自身が行っていた作業をAIによって効率化できるようになります。
例えば、長い文章の内容を簡潔にまとめたり、文章の表現を調整したりするなど、日常的な作業にAIを取り入れやすくなります。iPadは画面が大きく、キーボードやApple Pencilと組み合わせて使うことも多いため、AIによる文章作成や情報整理との相性が良いのも特徴です。
② Siriがより賢く、自然な操作に対応
iPadOS 27では、SiriについてもAIを活用した機能強化が行われます。
従来のSiriでは、決められたコマンドを使って操作する場面が多くありました。一方、AIを活用したSiriでは、より自然な言葉で質問したり、状況に応じて情報を取得したりするなど、iPadを操作するためのアシスタントとしての役割が強化されています。例えば、
- 「この資料の内容を簡単にまとめて」
- 「この文章をもっと分かりやすくして」
といった、これまでより自然な形でAIを利用できるようになります。
③ ビジュアルインテリジェンスで画面上の情報を活用
iPadOS 27では、ビジュアルインテリジェンスも注目される機能の一つです。ビジュアルインテリジェンスは、カメラで撮影したものだけでなく、画面上に表示されている情報をAIで認識・分析することで、ユーザーが必要とする情報を取得しやすくする機能です。
これまで、「この情報について別のアプリを開いて検索する」という操作が必要だった場面でも、画面上の情報を起点としてAIを利用できるため、情報収集をよりスムーズに行えるようになります。仕事で資料を確認するときや、Webサイトを閲覧しているとき、学習中に分からない内容を調べるときなどにも活用できます。
④ ウインドウ操作がより柔軟になる
iPadOS 27では、アプリを複数同時に使うときのウインドウ操作も大きなポイントです。iPadは以前からマルチタスクに対応していましたが、iPadOS 27ではウインドウをより柔軟に扱えるようになり、複数のアプリを開きながら作業しやすくなります。例えば、
- 「ブラウザで情報を調べながらメモを取る
- PDFを確認しながら文章を作成する
- 動画を見ながら別のアプリを操作する
- メールを確認しながら資料を編集する
といった使い方がしやすくなります。特にiPadを仕事や学習に利用しているユーザーにとっては、AI機能以上に実用性を感じやすい変更と言えるでしょう。
⑤ メニューバーが追加され、PCに近い操作感に
iPadOS 27では、アプリ操作に関するメニューやウインドウ管理も強化されます。これによって、iPadをキーボードやトラックパッドと組み合わせて使う場合、従来よりもPCに近い感覚で操作できるようになります。
特にMacやWindows PCを普段から使用している人にとっては、アプリの操作方法を理解しやすくなるでしょう。「iPadを仕事用PCの代わりに使いたい」というユーザーにとって、今回の変更はチェックしておきたいポイントです。
⑥ iPadをよりMacに近い感覚で使えるようになる
iPadOS 27の新機能を全体的に見ると、単に「新しい機能が追加された」というだけではありません。特に、
- ウインドウ操作の強化
- メニューバー
- キーボードやトラックパッドとの組み合わせ
- Apple Intelligence
- より柔軟なマルチタスク
などが組み合わさることで、iPadを仕事や学習用のコンピューターとして使いやすくする方向に進化していることが分かります。
動画視聴やWeb閲覧を中心に使うユーザーだけでなく、資料作成、画像編集、文章作成、学習などでiPadを活用しているユーザーほど、iPadOS 27の変更によるメリットを感じやすいでしょう。
Part4. iPadOS 27にアップデートすべきか?メリット・デメリットを解説
iPadOS 27へのアップデートを検討する際は、新機能だけでなく、自分の使い方にメリットがあるかも確認しておきましょう。
iPadOS 27にアップデートするメリット
主なメリットは以下のとおりです。
- 新しいiPadOSの機能を利用できる
- ウインドウ操作やマルチタスクがより便利になる
- Apple Intelligence対応モデルならAI機能を利用できる
- 新しいデザインや操作環境を利用できる
特に、iPadを仕事や学習で使っている方は、ウインドウ操作やマルチタスクの改善によるメリットを感じやすいでしょう。また、Apple Intelligence対応モデルを使用している場合は、AIによる文章作成や要約、画面上の情報を活用した機能なども利用できます。
アップデート前に注意したいこと
一方、アップデートにはいくつか注意点があります。
古い対応モデルでは、アップデート後に動作が重く感じられたり、バッテリー消費が一時的に増えたりする可能性があります。また、OSの公開直後は、一部のアプリが新しいシステムに完全対応していない場合もあります。そのため、アップデート前には以下を確認しておきましょう。
- iPadOS 27の対応機種か確認する
- 使いたい新機能が自分のiPadに対応しているか確認する
- 重要なデータをバックアップする
- ストレージの空き容量を確認する
- 重要なアプリの対応状況を確認する
iPadOS 27にアップデートするべき?
最新機能を使いたい方や、iPadを仕事・学習で活用している方は、アップデートするメリットが大きいでしょう。一方、現在のiPadに特に不満がなく、安定性を優先したい場合は、正式版公開後のユーザーの評判を確認してからアップデートする方法もあります。
特に重要なのは、「iPadOS 27に対応しているか」だけでなく、「自分が使いたい機能に対応しているか」まで確認することです。これを確認しておけば、アップデート後に「使いたかった機能が利用できない」という状況を避けやすくなります。
Part5. iPadOS 27へのアップデート方法|できない場合は?
iPadOS 27へのアップデート方法は?
iPadOS 27の対応機種であれば、基本的にはiPad本体からアップデートできます。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、iPadOS 27が表示されたら、内容を確認して「ダウンロードしてインストール」をタップします。
アップデート前には、万が一のトラブルに備えてデータをバックアップしておきましょう。また、十分な空き容量を確保し、安定したWi-Fi環境で実行することをおすすめします。
iPadOS 27にアップデートできない・表示されない場合は?
対応機種なのにiPadOS 27が表示されない場合は、以下を確認してください。
- Wi-Fiに接続されているか
- iPadの空き容量が十分にあるか
- バッテリー残量が不足していないか
- Appleのアップデートサーバーに問題が発生していないか
- iPadを再起動してからもう一度確認する
それでもアップデートできない場合は、MacやWindows PCを利用してアップデートする方法もあります。
アップデート中に止まった・エラーが発生した場合
アップデート中に進行状況が止まったり、リンゴマークから先に進まなくなったりする場合は、通常の再起動だけでは改善しないことがあります。こうした場合は、Apple公式の対処方法を試したうえで、それでも改善しない場合は専用の修復ツールを利用する方法もあります。
Tenorshare ReiBootは、iPhoneやiPadのリカバリーモードへの出入りや、iOS・iPadOSのシステムトラブルを修復するためのツールです。iPadOS 27へのアップデート後に、
- iPadがリンゴマークから進まない
- リカバリーモードから抜けられない
- アップデートに失敗して正常に起動しない
- iPadの画面がフリーズした
といったシステムトラブルが発生した場合の選択肢の一つになります。
- デバイスをパソコンに接続し、「開始」をクリックします。
- 「普通モード」を選んでから、ファームウェアをダウンロードしましょう。
- 「普通モードを開始」ボタンをクリックして、修復が開始されます。
- 修復が完了すると自動的にデバイスが再起動されるので、驚かないで下さいね。
まとめ
iPadOS 27では、AI機能の強化や新しいウインドウ操作、Liquid Glassによるデザイン変更など、iPadの使い勝手を大きく変える新機能が追加されています。一方で、iPadOS 27に対応していることと、すべての新機能を利用できることは同じではありません。
特にApple Intelligenceは対応モデルが限定されているため、アップデート前に自分のiPadのモデルや搭載チップを確認しておくことが重要です。また、アップデート後の動作やアプリの互換性が心配な場合は、事前にバックアップを取っておくと安心です。
もしアップデート中にエラーが発生したり、iPadが正常に起動しなくなったりした場合は、Apple公式の対処方法を確認し、それでも解決しない場合はTenorshare ReiBootなどのシステム修復ツールを検討することもできます。