iCloud写真が消えた!原因と復元・対処法を徹底解説
iCloudは写真や動画、ファイルなどをクラウド上に保存できる便利なサービスです。しかし、いくつかの理由によりiCloudに保存していた写真が消えるということが起こります。しかし、対処法を知っていれば大切な写真を復元させることは可能です。
この記事では、iCloud写真が消える 5つの原因とそれを復元させる方法を解説します。
目次
- Part1. iCloud写真が消えたのはなぜ?
- Part2. iCloud写真が消えた時の対処法
- 方法1. 「iCloud写真」をオンにする
- 方法2. iCloudストレージの空き容量を増やす
- 方法3. 正しいApple IDでサインインし直してみる
- 方法4. iCloud写真を「オリジナルをダウンロード」設定からダウンロードする
- Part3. 消えたiCloudの写真を復元する方法
- 方法1. 最近削除した項目から消したiCloud写真を復元する
- 方法2. iCloudバックアップから削除した画像を復元する
- 方法3. iPhoneデータ復元ソフトで完全に削除したiCloud写真を復元するおすすめ
- Part4. iCloudの写真によくある質問
︎︎Part1.iCloud写真が消えたのはなぜ?
iCloud写真が消える原因には次の5つがあります。
原因1.iCloud写真がオフになっている
iCloud写真が消える原因の1つはiCloud写真がオフになっているからです。iCloud写真をオフにしていると、iCloud上で保存している写真はiPhoneまたはiPadから消えます。

原因2.iCloudストレージの容量不足
iCloud写真が消える別の原因は、iCloudの容量不足 です。無料でiCloudにデータを保存できる容量は5GBまでになっています。ストレージの容量不足で写真が同期できなかった場合、iCloudから写真が消えたという現象が起きます。
原因3.「ストレージを最適化」による一時的なダウンロード
iPhoneやiPadの「ストレージを最適化」をオンにしていることが原因で、写真が消えることがあります。「ストレージを最適化」をオンにすると、iCloudにオリジナルの写真が保存され、iPhoneやiPadには低解像度の画像が一時的に保存されます。デバイスに残っている写真はオリジナルとは解像度が違うので、写真が消えたと思うわけです。

原因4.ユーザー操作による削除
写真が消えた原因として多いのがユーザー操作による削除です。iPhoneの写真やビデオを整理して容量を増やそうとした時に、残す予定の写真をうっかり削除したというようなケースがこれに該当します。
原因5.異なるApple IDでログインしている
写真が消える別の原因は、異なるApple ID(Apple Account)でログインした場合です。Apple IDは1つのデバイスで複数持つことができます。そして、複数のApple IDを作成すれば、それぞれにiCloudストレージが割り当てられます。しかし、複数のApple ID間でiCloudストレージの共有はできません。
一例として、AとBという2つのApple IDを使い分けているケースを紹介します。このケースでは、AのApple IDでBのiCloudに保存している写真を見ることは不可能です。この例からわかるように、本来使うべきApple IDとは違う別のものでiCloudにログインした場合、見たい写真がないので、写真が消えたという現象が起きます。
Part2.iCloud写真が消えた時の対処法
iCloud写真が消えた時の対処法は以下の4つです。
方法1.「iCloud写真」をオンにする
iCloud写真をオフにしたことで、iCloudに同期した写真がIPhoneやiPadから消えた場合、iCloud写真をオンにすれば復元可能です。
iCloud写真をオンにする方法
手順1: 設定をタップ
手順2: iCloudをタップ
手順3: ICloudに保存済みの「写真」をオンにする
方法2.iCloudストレージの空き容量を増やす
iCloudストレージの容量不足で写真が消えた場合、iCloudストレージの空き容量を増やせばiCloud写真の復元が可能です。
iCloudストレージの空き容量を増やす方法
- Cloud+に加入する
- 不要な写真や動画などのデータを削除する
- iCloudに保存しいてる過去のバックアップを削除する
方法3.正しいApple IDでサインインし直してみる
複数のApple IDを使い分けているケースでは、違うIDでサインインすることで、見たい写真が消えるという現象が起こります。
このケースでは、正しいApple IDでサインインし直すことで探している写真を見つけることが可能です。
方法4.iCloud写真を「オリジナルをダウンロード」設定からダウンロードする
「ストレージを最適化」の機能をオンにすると、iPhoneやiPadには低解析度の写真しか残りません。このケースでは、iCloud写真の「オリジナルをダウンロード」にチェックを入れることで、iCloudからフル解析度バージョンの写真がダウンロード可能です。

Part3.消えたiCloudの写真を復元する方法
iPhoneやiPadの写真アプリから消えたiCloud写真を復元する方法 は以下の通りです。
方法1.最近削除した項目から消したiCloud写真を復元する
間違えて削除した写真は「最近削除した項目」のフォルダから復元可能です。iPhoneやiPadでの復元方法は以下の通りです。
手順1: 写真アプリを開いて上にスワイプ
手順2: 「その他」セクションから「最近削除した項目」をタップ
手順3: 「アルバムを表示」をタップしFace IDもしくはTouch IDでロック解除
手順4: 復元したい写真を選択し「復元」をタップ
「最近削除した項目」の中身の保存期間は30日間です。30日経過すれば完全に削除されるので注意してください。
方法2.iCloudバックアップから削除した画像を復元する
もし写真が「最近削除した項目」にもなく、iCloud写真の設定も問題ない場合、過去に取得したiCloudバックアップに写真が含まれている可能性があります。ただし、この方法はiPhoneを初期化し、バックアップ時点の状態に戻すため、それ以降に保存されたデータは失われます。
手順1: 「設定」アプリを開き、「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
手順2: iPhoneを初期設定する画面が表示されたら、「Appとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」を選択します。
手順3: Apple IDでiCloudにサインインします。
手順4: 利用可能なバックアップの一覧が表示されるので、消えた写真が含まれていそうな日付のバックアップを選択します。
手順5: 復元が完了するまで待ちます。
方法3.iPhoneデータ復元ソフトで完全に削除したiCloud写真を復元する
バックアップなしに、完全に削除した写真を復元できる別の方法はUltData iPhoneデータ復元 ソフトの利用です。Tenorshare UltDataは、iPhone本体のストレージに削除されたデータの「残りカス(痕跡)」が残っている場合に、それをスキャンして復元を試みるものです。
削除後にiPhoneを使い続けると、新しいデータで古いデータの領域が上書きされてしまい、復元成功率が著しく低下します。できるだけ早く(そしてiPhoneの使用を停止して)試す必要があります。
- バックアップなしの写真・動画・音楽・LINE・メッセージ・メモなどの復元が可能
- 業界最高水準の成功率で失われた写真やデータを復元
- iPhone・iPad・iPod・Mac・Windowsなどデバイスの機種・モデルを問わず復元可能
安全・強力・信頼できるiOSデータ復元ソフト。バックアップなしでも、iOSデバイス本体、またはiTunes・iCloudバックアップから簡単に画像や動画などのデータを復元
-
UltData for iOSをインストールして起動します。接続したいデバイスを選択します。
-
デバイスを接続して、「写真」などをスキャンします。
-
スキャン結果から、復元したい写真を選択します。復元を実行します。
︎Part4.iCloudの写真によくある質問
この部分ではiCloud写真の削除と復元に関するよくある質問とその回答を紹介します。
質問1.iCloud写真で同期した写真を削除するとどうなりますか?
iCloud写真がオンになっている状態で写真を削除すると、その写真はiCloudだけでなく、同じApple IDでiCloud写真に同期しているすべてのAppleデバイス(iPhone、iPad、Macなど)からも削除されます。削除した写真は「最近削除した項目」に保管されます。削除から30日以内なら「最近削除した項目」から復元可能です。
質問2. iCloud写真をオフにするとどうなりますか?
オフにすると写真や動画がiCloudに保存・同期されなくなります。さらに、iCloudに保存済みの写真や動画がデバイス本体にダウンロードされるので、デバイス側のストレージ容量が増えます。
質問3. iCloud写真を保存したまま、iPhoneから写真を削除するには?
以下の手順でiPhoneから写真を削除します。
- iCloud写真をオフにする
- 写真アプリから削除する写真を選択
- 写真アプリの「最近削除した項目」から削除した写真を選択し完全削除
最後に
ここでは、iCloud写真が消える原因、対処法、復元方法を紹介しました。iCloud写真のオン・オフ、最近削除した項目などの機能や用途を理解することで、デバイスから写真が消えたという問題を解決することが可能です。
バックアップがない写真や動画、メッセージなどを復元したいという方は、Tenorshare UltDataデータ復元ソフトをご利用ください。
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最終更新日2025-06-13 / カテゴリiPhoneデータ復元
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