Macでファイルやフォルダの名前を変更しようとした際、「名前が編集できない」「エラーが出て変更できない」といったトラブルに戸惑った経験はありませんか。
実は、Macでファイル名が変更できない原因にはアクセス権の設定やファイルの使用状況、システムの一時的な不具合、クラウド同期サービスの影響など、いくつかの典型的なパターンがあります。原因さえ分かれば、特別な知識がなくても解決できるケースがほとんどです。
この記事では、Macでファイル名が変更できない主な原因と、その具体的な対処法を順を追って解説します。
Part1.Macでファイル名が変更できないのはなぜ?
Macでファイルやフォルダの名前を変更しようとした際、「変更できない」「エラーが表示される」といったトラブルに遭遇することがあります。一見すると原因が分かりにくいですが、多くの場合は権限設定やシステムの状態、ファイルの使用状況など、いくつかの代表的な要因に分けられます。
ここでは、Macでファイル名が変更できない主な原因を順番に解説していきます。
原因1.権限不足(アクセス権の問題)
PCは、複数のユーザーで共有することを前提に設計されています。そのため、個々のユーザーには、PCのシステムやデータに対するアクセス権限が設定されています。このアクセス権限が不足していると、フォルダ名の変更など、特定の操作ができない場合があります。
原因2.Finderやシステムの一時的な不具合
Macではファイル管理を担うFinderや、バックグラウンドで動作しているシステムプロセスに一時的な不具合が発生することがあります。このような状態になると実際には権限やファイルの使用状況に問題がなくても、ファイル名の変更操作が正しく処理されず、変更できないケースがあります。
特に、長時間Macを起動したままにしている場合や、多くのアプリケーションを同時に使用している場合に発生しやすい傾向があります。
原因3.ファイルが使用中またはロックされている
ファイル名が変更できない最も一般的な原因の一つが、そのファイルが何らかのアプリケーションで開かれている、あるいはシステムによって使用されている状態です。
この状態を解除するには、該当するファイルを開いているすべてのアプリケーションを閉じることが最も簡単な解決策となります。
原因4.システム保護や特殊領域の制限
PCには、OSの動作に不可欠なシステムファイルが多数存在します。これらのファイルは、誤って変更や削除されることを防ぐために、OSによって特別な保護がかけられています。
もしこれらのファイル名を変更しようとすると、「システム保護されたファイルです」といった警告が表示され、変更が拒否されます。
原因5.他ストレージ/同期サービスの影響
多くのPCユーザーが利用しているGoogle DriveやOneDriveなどのクラウド同期サービス、あるいはDropboxのようなファイル同期アプリケーションはファイルを常に監視し、クラウド上のデータと同期する処理をバックグラウンドで行っています。
この同期処理中にファイル名を変更しようとすると、同期サービスがファイルをロックしているため、変更が拒否されることがあります。
原因6.特定の文字・形式の使用制限
MacなどのOSには、ファイル名に使用できない特定の文字や記号が存在します。これらの文字は、システムの動作に影響を与えたり、ファイルシステムの構造を破壊したりする可能性があるため、OSによって使用が禁止されています。
禁止されている文字が意図せずファイル名に含まれている場合、OSはファイル名を正しく認識できず、変更操作を拒否します。
Part2.Macでファイル名が変更できない時の対処法
Macでファイル名が変更できない場合でも、原因に応じた対処法を実行すれば、多くのケースは解決できます。ここでは、初心者でも試しやすい基本的な方法から、少し応用的な対処法まで、状況別に分かりやすく解説します。
方法1.Macを再起動して、もう一度名前を変更する
まずはMacを再起動して、もう一度名前が変更できないか試してみましょう。
画面左上のAppleマークをクリック
「再起動…」を選択
Macが再起動したらFinderを開く
対象のファイルをクリック
右クリック→「名前を変更」
ファイル名を入力して Enterキー を押す
方法2.ファイルのロックを解除して名前を変更する
ファイルがロックされている場合は、解除を行なってから名前を変更してください。
対象のファイルまたはフォルダを右クリック
「情報を見る」を選択
表示されたウインドウ下部の「一般情報」→「ロック」 を確認
チェックが入っていたらチェックを外す
方法3.「共有とアクセス権」で読み/書きに変更してリネームする
アクセス権が「読み込みのみ」になっている場合、ファイル名の変更はできません。この場合は、以下の方法で「共有とアクセス権」の設定を変更する必要があります。
ファイルを 右クリック→「情報を見る」
ウインドウ下部の「共有とアクセス権」を確認
-
自分のユーザー名の権限が「読み込みのみ」になっていたら右側をクリックして「読み/書き」に変更
方法4.iCloud / OneDrive からデスクトップへ移動して、名前を変更する
iCloud DriveやOneDriveなどのクラウド同期サービスを利用している場合、以下の方法で一度同期対象外の場所へ移動させることで問題が解消されることがあります。
iCloud DriveまたはOneDrive 内の対象ファイルを選択
ファイルをデスクトップへドラッグ
同期アイコン(雲マーク等)が消えるのを待つ
デスクトップ上でファイル名を変更
必要に応じて元のフォルダへ戻す
方法5.ターミナルで名前を変更してから、Finderで確認する
Finder上でうまくリネームできない場合でも、ターミナルを使えば名前を変更できることがあります。
- Launchpad→「ターミナル」を起動
- 「mv 変更前のファイル名 変更後のファイル名」と入力
- Enterキーを押す
方法6.Macリネームソフトでファイル名を一括変更する
大量のファイルをまとめてリネームしたい場合や、Finder標準機能でうまくいかない場合は、Mac専用のリネームソフトを利用するのも有効です。おすすめは Tenorshare Cleamioというソフトです。
専用ソフトを使えば、連番付与や文字列の置換なども簡単に行え、作業効率が大幅に向上します。業務で頻繁にファイル名を変更する場合は、導入を検討する価値があります。
- Tenorshare Cleamioを起動し、左側のメニューバーから「AIファイル名変更ツール」を選択して、「開始」をクリックして、リネームするファイルを追加するください。
- 下部のギアアイコンをクリックし、リネーム設定や出力設定をカスタマイズしてください。
- リネームしたファイルをプレビューして結果を確認してください。
Part3.Macファイル名変更によくある質問
Macでファイル名が変更できないトラブルは、特定の条件や環境によって起こることがあります。最後に、Macファイル名変更によくある質問についてQ&A形式で解説します。
質問1.日本語ファイル名だけ変えられない時の原因は?
日本語を含むファイル名だけ変更できない場合、文字コードや互換性の問題が原因であることが多いです。特に、Windowsや他のOSで作成されたファイルをMacで操作している場合、日本語文字が正しく認識されず、リネーム操作が失敗することがあります。
質問2.ファイル名に使えない文字は?
Macでは、ファイルシステムの仕様上、ファイル名に使用できない文字がいくつか定められています。特に「/」はパス区切り文字として使用されるため、ファイル名に含めることができません。
質問3.外付けHDDでファイル名が変更できないのはなぜですか?
外付けHDDでファイル名が変更できない場合、ファイルシステムの形式が原因である可能性が高いです。外付けHDDが「NTFS」形式でフォーマットされている場合、Macでは読み取り専用となり、ファイル名の変更や編集ができません。
最後に
Macでファイル名が変更できないトラブルは一見すると難しそうに感じますが、実際には「権限」「使用中」「同期中」「システムの一時的な不具合」といったよくある原因がほとんどです。まずは原因を切り分け、再起動やロック解除、保存場所の変更など基本的な対処法から順番に試していくことが重要です。
それでも解決しない場合はターミナルを使ったリネームや、Tenorshare Cleamioといった専用のリネームソフトを活用することで問題を回避できるケースもあります。特に大量のファイルを扱う場合は、無理に手作業で行わず、ツールを使うことで作業効率と安全性を高めることができます。本記事の内容を参考に、状況に合った対処法を選択し、Macでのファイル管理をスムーズに行っていきましょう。