iPhoneをiOS 27にアップデートした後にバックアップを作成し、その後iOS 26へ戻した場合、「このバックアップは、このiPhoneと互換性がありません」と表示され、バックアップを復元できないことがあります。復元が途中で止まる、バックアップが選択できないといったケースもあります。
原因の多くは、バックアップを作成したiOSバージョンと、復元先のiOSバージョンの互換性です。この記事では、iOS 27のバックアップをiOS 26に復元できない理由、確認すべきポイント、データを取り出すための選択肢を解説します。
iOS 27のバックアップをiOS 26に復元できない理由
iPhoneのバックアップは、作成時より古いバージョンのiOSには復元できない場合があります。新しいiOSでは、システムファイル、アプリデータの構造、セキュリティ設定などが変更されることがあるためです。
つまり、iOS 27で作成したバックアップには、iOS 27以降の環境を前提とする情報が含まれている可能性があります。Appleも、iCloudまたはコンピュータのバックアップを復元する際に、より新しいiOS/iPadOSが必要になる場合があると案内しています。
- iOS 27のバックアップ → iOS 27以降の互換性があるiOS:復元できる可能性があります。
- iOS 27のバックアップ → iOS 26:互換性がないとして復元できない場合があります。
そのため、同じ復元操作を繰り返しても解決しないことがあります。ケーブル接続や設定だけでなく、iOSのバージョンそのものが原因になっていないかを確認しましょう。
iPhoneのバックアップを復元できない主な原因
iOSのバージョン以外にも、バックアップを復元できない原因はいくつかあります。代表的な項目を確認してください。
- バックアップが復元先より新しいiOSで作成されている。 iOS 27へアップデートした後に作成したバックアップを、iOS 26へダウングレードしたiPhoneに復元しようとすると、互換性エラーが表示される場合があります。
- iPhoneの空き容量が不足している。 iOSのバージョンが互換であっても、復元には一時的な空き容量が必要です。アプリ、写真、設定などを展開する際に容量が不足すると、復元が完了しないことがあります。
- バックアップが破損している、または作成が完了していない。 バックアップ中にネットワークが切断された、コンピュータとの接続が外れた、処理が中断された場合などは、バックアップの復元に失敗することがあります。
iOS 27のバックアップがiOS 26と互換性がない場合の対処法
次の方法を、データの状況に応じて試してみましょう。
方法1:必要なiOSバージョンにアップデートしてバックアップを復元する
バックアップをiOS 27で作成した場合は、復元先のiPhoneをバックアップに対応するiOSへアップデートしてから復元する方法が基本です。バックアップからの復元時に「より新しいバージョンのiOSが必要」と表示された場合は、画面の案内に従ってソフトウェアをアップデートしてください。
- iPhoneに、復元に必要なiOSバージョンをインストールします。
- iPhoneの設定アシスタント、またはFinder/Appleデバイスアプリ/iTunesで復元を開始し、利用可能なバックアップを選択します。
- 画面の案内に従い、処理が完了するまでiPhoneを電源と安定したWi-Fiに接続したままにします。
重要なのは、iOS 27のバックアップをiOS 26に無理に復元するのではなく、そのバックアップを認識できるiOSバージョンで復元することです。
方法2:iOS 26で作成した古いバックアップを復元する
iOS 27へアップデートする前にiOS 26でバックアップを作成していた場合は、その古いバックアップを復元できる可能性があります。
ダウングレードする可能性がある場合には特に有効な方法です。詳しい注意点は、iOS 27からiOS 26へダウングレードする方法も参考にしてください。
- コンピュータに保存したバックアップを使う場合は、iPhoneをコンピュータに接続します。
- MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリを開きます。Appleデバイスアプリを使用できない環境では、iTunesを使用します。
- 「バックアップを復元」を選択し、iOS 26の使用中に作成したバックアップを選びます。日付とサイズを確認して、目的のバックアップかどうかを判断してください。



古いバックアップを復元すると、そのバックアップの作成後に追加・変更したデータは復元されません。必要なデータがほかの場所に保存されていないかも確認してください。
方法3:iCloudバックアップの状態・空き容量を確認する
iCloudバックアップを使う場合は、バックアップが完了しているか、復元できるバックアップが一覧に表示されるか、iPhoneのネットワーク接続に問題がないかを確認します。なお、iCloudストレージの空き容量を増やしても、iOS 27とiOS 26のバージョン互換性そのものは解消されません。
- iPhoneの「設定」からApple Account>iCloud>iCloudバックアップを開き、バックアップ情報を確認します。
- iCloudストレージが不足している場合は、不要なバックアップやデータを削除する前に内容を確認してください。誤って必要なバックアップを削除しないよう注意が必要です。
- 必要に応じてiCloud+のストレージプランを変更し、以後のバックアップが正常に完了することを確認します。


iOS 27のバックアップを復元できない場合にデータを取り出す方法
iOS 27のバックアップを復元できず、互換性のあるiOS 26のバックアップもない場合は、データがまだiPhone本体に残っているか、利用可能なバックアップに必要なデータが含まれているかを確認する必要があります。
UltData iPhone データ復元は、iPhone上のデータや利用可能なバックアップから、必要なデータを個別に確認・復元したい場合に使えるソフトです。ただし、より新しいiOSで作成されたバックアップを古いiOSに互換化するソフトではありません。検出・復元できるデータは、端末やバックアップの状態によって異なります。
UltDataを使って必要なデータを確認する手順
- UltData for iOSをインストールして起動します。接続したいデバイスを選択します。
- デバイスを接続して、「写真」などをスキャンします。
- スキャン結果から、復元したい写真を選択します。復元を実行します。
復元や初期化を実行する前に、利用可能なすべてのバックアップの日付とサイズを確認してください。iPhoneを消去してバックアップから復元する場合、現在iPhoneにあるデータは削除されます。必要なデータがある場合は、先に別の場所へ保存してください。
まとめ
iOS 27で作成したバックアップをiOS 26に復元できないのは、新しいiOSで作成されたバックアップに、古いiOSが対応していないデータ構造や設定が含まれる可能性があるためです。まずは、復元先を必要なiOSバージョンへアップデートするか、iOS 26で作成した古いバックアップがないかを確認しましょう。
互換性のあるバックアップがない場合は、iPhone本体や利用可能なバックアップから、必要な写真、メモ、連絡先、書類などを個別に確認する方法もあります。操作前にはデータ消失のリスクを理解し、重要なデータを上書きしないよう注意してください。