Part1.iCloudバックアップする前に知っておくべきこと

1.1　iCloudバックアップで何が保存されるか

iCloudバックアップでは、iPhoneの主要なデータが自動的に保存されます。

• 写真・動画（iCloud写真を使っていない場合）
• メッセージ・連絡先・メモ
• アプリデータや設定内容
• ホーム画面のレイアウト

ただし、音楽・映画・アプリ自体 は保存対象外で、再ダウンロードが必要です。

1.2　iCloudバックアップ完了に要する時間の目安は？

バックアップ時間は、データ量と通信速度で変わります。icloudバックアップ時間がかかりすぎていると感じる場合、データ量が多かったり、通信速度が遅い可能性があります。一般的な目安は以下の通りです。

※ 初回バックアップは時間がかかりますが、2回目以降は「差分バックアップ」で短縮されます。

1.3　iCloudバックアップする前のチェックリスト

バックアップを始める前に、次の3点を確認しましょう。

• 安定したWi-Fiに接続（モバイル通信ではバックアップ不可）
• 電源に接続（バッテリー切れ防止）
• iCloudストレージに十分な空き容量がある

これらを満たしていないと、バックアップが途中で止まる原因になります。

Part2.iCloudバックアップが終わらない原因は？

iCloudバックアップが途中で止まったり、いつまで経っても終わらない場合は、いくつかの原因が考えられます。多くの場合、ネットワーク環境やストレージ容量、設定の問題などが関係しています。以下のポイントを確認してみましょう。

原因1：ネットワーク接続が不安定

Wi-Fiの通信が途中で途切れると、バックアップが中断されてしまいます。特に公共Wi-Fiや電波の弱い環境では注意が必要です。安定したWi-Fiに接続しているか確認しましょう。

原因2：iCloudストレージ容量不足

iCloudの空き容量が足りない場合、バックアップが途中で止まったり失敗します。不要なデータや古いバックアップを削除して、十分な空きを確保してください。

原因3：iOSのバージョンが古い

古いiOSでは、iCloudとの互換性に問題が発生することがあります。最新のバージョンにアップデートすることで、バックアップ機能が改善される場合があります。

原因4：低電力モードがオン

バッテリーを節約するため、低電力モード中はバックアップなどの処理が一時停止することがあります。バックアップを行う際は、十分に充電した状態で低電力モードをオフにしましょう。

原因5：Appleサーバーの障害

稀に、Apple側のiCloudサーバーが一時的にダウンしているケースもあります。Appleの「システムステータス」ページで、サービスの稼働状況を確認してみてください。

Part3.iCloudバックアップが終わらない・進まない時の対処法

バックアップが進まないときは、焦らず一つずつ原因を切り分けて対処していきましょう。ここでは、効果的な8つの対処法を紹介します。

対処法1：インターネット接続を確認（Wi-Fi必須）

Wi-Fi接続が不安定だとicloudのバックアップが遅い原因になります。安定したネットワークに接続し直すか、ルーターを再起動してみましょう。

• 「設定」→「Wi-Fi」を開く
• 安定したネットワークに接続されているかをチェック
• 別のWi-Fiに切り替えるか、ルーターを再起動して再試行

対処法2：iPhoneを再起動

動作が重い、処理が止まっている場合は再起動で改善することがあります。一時的なバグやキャッシュがリセットされ、再度バックアップが進む場合もあります。

対処法3：iOSのアップデート

古いiOSバージョンでは、iCloudとの互換性や不具合が原因でバックアップが止まることがあります。最新の状態に更新しましょう。

• 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」の順に開く
• 新しいバージョンがある場合は「ダウンロードしてインストール」
• 指示に従ってアップデートを完了させる

対処法4：iCloudの空き容量を確保

バックアップ先のiCloudに空き容量がないと、処理が途中で止まります。不要なデータを整理してスペースを確保しましょう。

スペースを空けれない場合は必要に応じてストレージプランのアップグレードを検討してみてください。

対処法5：ネットワーク設定をリセット

Wi-Fi設定や通信情報が壊れている場合、ネットワーク設定をリセットすることで改善することがあります。

対処法6：使用中のアプリを閉じる

バックアップ中にアプリを多く開いていると、メモリ不足で動作が遅くなります。ホーム画面でマルチタスクを開き、アプリをすべてスワイプして閉じましょう。

対処法7：少し時間を置いて再試行

Appleサーバーの混雑時はバックアップが進まないことがあります。時間をおいて再試行することで解決する場合もあります。

Part4.iCloudなしでiPhoneデータをスムーズにバックアップする

何をしても改善しない場合、iOS内部の不具合が原因の可能性があります。 この場合は、次に紹介するTenorshare iCareFoneを使ってiCloudに依存せずにバックアップを行う方法がおすすめです。 iCareFoneは、iPhoneのデータをパソコンに安全・高速にバックアップできるツールです。iCloudを使わないため、icloudのバックアップが遅い通信問題や容量の制限を気にせずバックアップできます。

主な特徴とおすすめポイント
• ワンクリックでiPhone内の全データをPCに保存でき、操作がとても簡単です。
• iCloudの容量制限を気にすることなく、写真・動画・連絡先などのデータを自由に整理・管理できます。
• バックアップや復元の処理速度がiCloudより圧倒的に速く、時間をかけずに完了するのも魅力です。
• データを個別に選択して復元できるため、LINEやWhatsAppなど特定のアプリデータだけを戻すことも可能です。

• iCareFoneをインストールして起動し、お使いのiPhone/iPadをアップル付属のUSBケーブルでPC/Macに接続します。

  
• 対応可能ファイル一覧表から、バックアップした項目を選択し、「バックアップ」ボタンをクリックします。

  
• しばらくすると、iOSデバイスのデータがパソコンにバックアップされます。

  

Part5.iCloudバックアップ時によくある質問

質問1：iCloudバックアップにどれくらい時間がかかりますか？

初回はデータ量によって1〜数時間かかります。2回目以降は短縮されます。

質問2：iPhoneのバックアップに時間がかかる原因は何ですか？

iPhoneのバックアップに時間がかかる主な原因は以下の通りです。

• データ量が多い：写真や動画、アプリデータが多いと時間が長くなります。
• Wi-Fiが遅い：通信速度が遅いと、バックアップも遅くなります。
• iCloud容量不足：空き容量が少ないと処理がスムーズに進みません。
• iOSやシステムの不具合：古いバージョンや一時的なエラーも原因になります。

質問3：iPhoneのバックアップを途中でやめたらどうなる？

iPhoneのバックアップを途中でやめた場合、以下のことが起こります。

• 　途中で中断すると、その回のバックアップデータは保存されません。次回バックアップを再開する必要があります。
• 以前に作成したバックアップデータは消えず、そのまま利用できます。
• 中断後もiCloudやiTunes/Finderで再度バックアップを開始できます。

途中で止めてもデータが消えるわけではありませんが、最新状態のバックアップは作成されないので注意が必要です。

まとめ

icloudバックアップが終わらない原因と対処方法について解説しました。基本的な設定見直しで解決することも多いですが、解消されなかったり安定したバックアップを確実に行いたいなら、iCloudに頼らず、PCに直接データを安全保存できる「Tenorshare iCareFone」を使った方法を試してみてください。