iPhoneデータ復元・活用術

【すごく簡単】クイックスタートで新しいiPhoneにデータを移行する方法と注意点

著者 石原 侑人   最終更新日 2024-07-26 / カテゴリiPhone Tips

iPhoneデータを移行できる「クイックスタート」を利用してiOSデバイスのデータを新しいiPhoneに簡単に移行するできます。

しかしこういう便利なiPhone機能を利用する前にいくつかの注意事項が知っておくべきです。この記事では、クイックスタートを使って新しいiPhoneにデータを移行する方法と注意点について解説していきます。

1.iPhoneのクイックスタートとは?

iPhoneのクイックスタートとは、iOS12.4から導入された機能なので、機種変更する際に携帯間でデータを移行する手段の一つとしてよく使われています。この機能を使用すると、古いiPhoneまたはiPadから新しいiPhoneに設定やデータを迅速かつ簡単に移行することができます。

2.クイックスタートで新しいiPhoneにデータを移動する

クイックスタートを使って古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを移行するための手順を説明します。iPhoneのデータを移行したい場合は、手順と最後の注意事項をよく読んでから行ってください。。

iphone データ 移行 クイックスタート
  • 事前準備:
    ・両方のiPhoneのバッテリーが十分にあることを確認してください。
    ・両方のiPhoneがWi-Fiに接続されていることを確認してください。
    ・古いiPhoneと新しいiPhoneのiOSバージョンが最新であることを確認してください。

  • 新しいiPhoneの起動:
    ・新しいiPhoneの電源を入れると、「こんにちは」と表示されます。
    ・新しいiPhoneを近くの古いiPhoneまたはiPadの近くに置いてください。

  • クイックスタートの画面::
    ・古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」という画面が表示されます。
    ・「続ける」をタップして、クイックスタートを開始します。

  • アニメーションのスキャン:
    ・古いiPhoneで新しいiPhoneに表示されるアニメーションをスキャンします。
    ・スキャンが完了すると、新しいiPhoneで指示が表示されます。

  • 古いデバイスのパスコードを入力:
    ・古いiPhoneのパスコードを入力します。

  • Face IDまたはTouch IDの設定:
    ・必要に応じて、新しいiPhoneでFace IDまたはTouch IDを設定します。

  • データの移行:
    ・iCloudバックアップから復元するか、iPhoneからiPhoneに直接データを転送するかを選択します。
    ・iPhoneからiPhoneに直接データを転送する場合は、ケーブルを使用してデータを移行することもできます。

  • 設定の完了:
    ・データの移行が完了したら、新しいiPhoneの設定を続行します。

  • 移行の確認:
    ・移行が完了したら、新しいiPhoneでデータや設定が正しく移行されたか確認します。

3.クイックスタートの代わりにiCareFoneを使って、新しいiPhoneにデータを転送する【もっと簡単!】

クイックスタートでiPhoneのデータを簡単に移行できますが、時々次のような状況が発生することがあります。

  • 時間がかかる: 大量のデータを移行する場合、転送に時間がかかることがあります。
  • Wi-Fi接続の必要: 転送にはWi-Fi接続が必要で、接続が不安定な場合は問題が生じる可能性があります。
  • 古いデバイスの制約: 古いiOSバージョンのデバイスではクイックスタートが使用できない場合があります。
  • 近距離での操作: 古いデバイスと新しいデバイスが近くにないとペアリングが難しいです。
  • データ移行の制限: 一部のアプリやデータは完全に移行できず、再設定が必要な場合があります。

iPhoneデータ移行中にエラーが発生しクイックスタートできない時など、代替手段としてiCareFoneの利用がおすすめです。

Tenorshare iCareFoneは、iPhoneファイルマネージャーとしてiOSやデバイスの壁を越えて自由にデータを移行できますし、必要なデータのみを選んでバックアップ・復元することができるため、システムデータ以外のデータも整理して、iPhoneのストレージ管理をしたいという場合に非常に便利です。

    対応可能なiPhoneのデータ一覧

  • 音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMS、アプリデータ、メモなど
  • パーソナル:連絡先、通話履歴、メッセージ&添付ファイル、カレンダー、 リマインダー、メモ&添付ファイル、ブックマーク
  • メディア:写真、音楽、ビデオ、ボイスメモ
  • アプリデータ:App、App内蔵写真、動画、WhatsApp、Kik、Tango、Viber

これから、iCareFoneを利用してiPhoneのデータを移行する方法を説明します。操作する前に、まずソフトをPCにインストールする必要です。

  • iCareFoneを起動し、お使いのiPhoneをパソコンに接続して、「バックアップ&復元」を選択します。

    icarefone
  • データを選択し「バックアップ」をクリックします。

    iPhoneをバックアップ
  • 新しいiPhoneをパソコンに接続します。

  • バックアップファイルを選び、「開く」を押します。

    iPhone バックアップ 復元
  • バックアップファイルから、復元したいデータ選択し「デバイスに復元」を選びます。選択されたデータを新しいiPhoneに復元できます。

    バックアップ新しいiPhoneに復元

関連記事: iPhone15を機種変更する時のバックアップ・復元方法まとめ「PC・Mac対応」

4、iPhoneでクイックスタートを使用する前の注意点

iPhoneのデータ移行をクイックスタートでする際の注意点6つを説明します。

注意1:Apple IDとパスワードを確認しておく

クイックスタートを使って今までのiPhoneから新しいiPhoneへデータを移行する際には、Apple IDとパスワードが必要となります。Apple IDまたはパスワードがわからない場合は、事前に確認しておきましょう。

Apple IDを確認

注意2:新旧両方のiPhoneがWi-Fiに接続されている

クイックスタートはBluetoothを使うため、Wi-Fiが無くてもデータ移行が可能です。けれども、Wi-Fiに接続したほうが短い時間で作業が完了するため、データ量が多い場合はWi-Fiへの接続をおすすめします。

注意3:Suicaは手動で移動する

Wallet AppでSuicaを使っているなら、手動でデータを移動する必要があります。今までのiPhoneでSuicaの情報を削除し、新しいiPhoneで再度Suicaを設定します。詳しい操作方法は、JR東日本の公式サイトで確認しましょう。

注意4:LINEデータを別の形で引き継ぐ

LINEのデータ移行は、今までのiPhoneから引き継ぎ設定をする必要があります。引継ぎ設定を行えば、トーク履歴やグループ、スタンプなどが新しいiPhoneでも使えるので忘れずに引継ぎ設定をしましょう。

関連記事: iPhoneのクイックスタートでLINEデータを移行するやり方【PC不要】

注意5:新しいiPhoneのストレージを確認する

新しいiPhoneのストレージ容量が今までのiPhoneのデータ量よりも多くなければ、全てのデータを移行することができません。そのため、新しいiPhoneのストレージ容量に余裕があるか確認しましょう。[設定]>[一般]>[iPhone ストレージ]の順番で開き、iPhoneのストレージの空き容量を確認できます。

iPhoneストレージ容量が不足している場合、このソフトがおすすめです。無料バックアップ機能が提供され、また、バックアップ容量も制限ないです。

注意6:iPhoneを最新のiOS18 Betaにアップデートする

新旧両方のiPhone がios12.4以上でなければ、クイックスタートは利用できません。また、最新のOSでなければクイックスタートに失敗するケースが発生しています。そのため、それぞれのiPhoneのOSバージョンを確認し最新のiOSにアップデートしておきましょう。[設定]>[一般]>[ソフトウェア・アップデート]を開き、iPhoneのバージョンを確認できます。もしiOSが最新バージョンでなければ、最新バージョンにアップデートしてください。

関連記事: iPhoneまたはiPadを最新バージョンにアップデートする方法

5.iPhoneでクイックスタートを使う時よくある質問

Q1. iPhoneのクイックスタート機能は何が移行される?

一般的なSNSアプリのログイン情報を含めて基本的にはアプリはほぼ復元されますが、IDやパスワードを改めて入力する必要があるので、事前に確認しておきましょう。

Q2. 新しいiPhoneのSIMカードはいつ挿すべき?

入れ替えるタイミングは、データの移行前でも移行後でもどちらでも構いません。

Q3. iPhoneのクイックスタートは利用できない?!どうする?

①.iOS同士の相性の問題でクイックスタートの画面が表示されない。
対処法:iOSを最新バージョンにアップデートする

②.新しいiPhoneの初期設定がすでに完了していて、ホーム画面が表示される。
対処法:新しいiPhoneを初期化(リセット)する

関連記事: iPhoneのクイックスタートが利用できない原因と対処法

Q4. クイックスタートで移行できるデータと移行できないデータは?

クイックスタートを使用して新しいiPhoneにデータを移行する際に、移行できるデータと移行できないデータについて説明します。

    クイックスタートで移行できるデータ

  • 連絡先: アドレス帳のデータ
  • 写真とビデオ: カメラロール内の写真や動画
  • メッセージ: メッセージアプリ内のテキストやメディア
  • アプリ: App Storeからダウンロードしたアプリ(ただし、一部のサードパーティアプリでは再ダウンロードが必要な場合があります)
  • 設定: デバイスの一般的な設定やアカウント設定
  • カレンダー: カレンダーのイベントデータ
  • メールアカウント: メールアカウントの設定やメールデータ
  • Safariのデータ: ブックマークや履歴、開いているタブ
  • ヘルスデータ: 健康管理アプリ内のデータ
  • ホーム画面のレイアウト: アプリの配置やフォルダの構造

    クイックスタートで移行できないデータ

  • Apple Pay: Apple Payのカード情報は手動で再登録が必要です。
  • iCloudの写真: iCloudの写真ライブラリは別途同期が必要です。
  • 一部のアプリデータ: 一部のサードパーティアプリでは、データがクラウド上に保存されていない限り、再設定が必要な場合があります。
  • Wi-Fiパスワード: 一部のWi-Fiネットワークのパスワードは再入力が必要になることがあります。
  • 設バージョンの古いアプリ: 古いアプリバージョンは再インストールできない場合があります。

クイックスタートを使用してデータを移行する際は、上記の移行できるデータとできないデータに注意してください。移行後に設定やデータの確認を行い、不足している場合は手動で再設定を行ってください。

まとめ

クイックスタートは、バックアップを必要とせず素早くデータを移行できますが作業中にエラーが起きてデータの一部が消えてしまう可能性があります。従って、事前にバックアップしておく必要があります。

なお、もしクイックスタートでiPhoneデータを転送できない場合は、TenorshareのiPhoneデータ転送ソフトの使用をお勧めします。iCareFoneを使ってiPhoneのバックアップを取っておけば、万が一、データが消えたときも安心です。パソコン初心者でも簡単に操作できるソフトであり、iPhoneのデータ移行のみならず、データ管理にも対応しています。

iPhoneデータ転送に最適・iOS 18ベータ対応
  • 無料でiPhone/iPad/iPodで必要なデータを一括バックアップ、選択したデータだけもバックアップ可能
  • iTunesを使わずにiOSデバイスとPC/Macの間で音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMSを無制限に転送
  • iPhone/iPad/iPod Touchに音楽、写真、ビデオなどデータを追加、整理、削除
  • 現在のデータを消去せずにファイルを選択的に復元可能
  • 複数の画像をHEICからJPGに数秒で変換可能

  最終更新日 2024-07-26 / カテゴリ  iPhone Tips

(クリックしてこの記事へコメント)

(0 票、平均: 5.0 out of 5 )

この記事についてのご意見、ご感想をお寄せください