【2023年新版】クイックスタートを使って、新しいiPhone 15/14にデータを移行する方法
新しいiPhoneに素早くデータを移行できる「クイックスタート」はご存じですか?iOS12.4から導入された機能なので、機種変更する際に携帯間でデータを移行する手段の一つとしてよく使われています。しかしこういう便利なiPhone機能を利用する前にいくつかの注意事項が知っておくべきです。この記事では、クイックスタートを使って新しいiPhoneにデータを移行する方法と注意点について解説していきます。
- 1、iPhoneでクイックスタートを使用する前の注意点
- 2、クイックスタートで新しいiPhone 15/14にデータを移行する
- 3、クイックスタートの代わりにiCareFoneで新しいiPhoneにデータを転送する
1、iPhoneでクイックスタートを使用する前の注意点
iPhoneのデータ移行をクイックスタートでする際の注意点6つを説明します。
- 注意1:Apple IDとパスワードを確認しておく
- 注意2:新旧両方のiPhoneがWi-Fiに接続されている
- 注意3:Suicaは手動で移動する
- 注意4:LINEデータを別の形で引き継ぐ
- 注意5:新しいiPhoneのストレージを確認する
- 注意6:iPhoneを最新のiOS17にアップデートする
注意1:Apple IDとパスワードを確認しておく
クイックスタートを使って今までのiPhoneから新しいiPhoneへデータを移行する際には、Apple IDとパスワードが必要となります。Apple IDまたはパスワードがわからない場合は、事前に確認しておきましょう。

注意2:新旧両方のiPhoneがWi-Fiに接続されている
クイックスタートはBluetoothを使うため、Wi-Fiが無くてもデータ移行が可能です。けれども、Wi-Fiに接続したほうが短い時間で作業が完了するため、データ量が多い場合はWi-Fiへの接続をおすすめします。
注意3:Suicaは手動で移動する
Wallet AppでSuicaを使っているなら、手動でデータを移動する必要があります。今までのiPhoneでSuicaの情報を削除し、新しいiPhoneで再度Suicaを設定します。詳しい操作方法は、JR東日本の公式サイトで確認しましょう。
注意4:LINEデータを別の形で引き継ぐ
LINEのデータ移行は、今までのiPhoneから引き継ぎ設定をする必要があります。引継ぎ設定を行えば、トーク履歴やグループ、スタンプなどが新しいiPhoneでも使えるので忘れずに引継ぎ設定をしましょう。
関連記事: iPhoneのクイックスタートでLINEデータを移行するやり方【PC不要】
注意5:新しいiPhoneのストレージを確認する
新しいiPhoneのストレージ容量が今までのiPhoneのデータ量よりも多くなければ、全てのデータを移行することができません。そのため、新しいiPhoneのストレージ容量に余裕があるか確認しましょう。[設定]>[一般]>[iPhone ストレージ]の順番で開き、iPhoneのストレージの空き容量を確認できます。
注意6:iPhoneを最新のiOSにアップデートする
新旧両方のiPhone がios12.4以上でなければ、クイックスタートは利用できません。また、最新のOSでなければクイックスタートに失敗するケースが発生しています。そのため、それぞれのiPhoneのOSバージョンを確認し最新のiOSにアップデートしておきましょう。[設定]>[一般]>[ソフトウェア・アップデート]を開き、iPhoneのバージョンを確認できます。もしiOSが最新バージョンでなければ、最新バージョンにアップデートしてください。
2、クイックスタートで新しいiPhoneにデータを移動する
クイックスタートで新しいiPhoneにデータを移行するやり方です。クイックスタートを使用する前の注意点を確認後、iPhone データの移動作業を始めてください。

新しいiPhoneは「こんにちは」と表示されている状態にします。
今までのiPhoneに「新しいiPhoneを設定」とメッセージが出るので「続ける」とタップします。
今までのiPhoneのカメラで新しいiPhoneに表示されている青色部分を読み取ります。
新しいiPhoneで画面ロックのパスコードを入力します。
各種設定後、Apple IDのパスワードを入力します。
「iPhoneから転送」を選びます。
利用規約に同意します。
画面の指示に従い設定を進めた後、転送が始まります。
「転送を完了」と表示されたらデータの移行は終了です。
3、クイックスタートの代わりにiCareFoneを使って、新しいiPhoneにデータを転送する
iPhone データ移行中にエラーが発生しクイックスタートできない時など、代替手段としてiCareFoneの利用がおすすめです。Tenorshare iCareFoneは、iPhoneファイルマネージャーとしてiOSやデバイスの壁を越えて自由にデータを移行できますし、必要なデータのみを選んでバックアップ・復元することができるため、システムデータ以外のデータも整理して、iPhoneのストレージ管理をしたいという場合に非常に便利です。
- 音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMS、アプリデータ、メモなど
- パーソナル:連絡先、通話履歴、メッセージ&添付ファイル、カレンダー、 リマインダー、メモ&添付ファイル、ブックマーク
- メディア:写真、音楽、ビデオ、ボイスメモ
- アプリデータ:App、App内蔵写真、動画、WhatsApp、Kik、Tango、Viber
対応可能なiPhoneのデータ一覧
iCareFoneを起動し、お使いのiPhoneをパソコンに接続して、「バックアップ&復元」を選択します。
データを選択し「バックアップ」をクリックします。
新しいiPhoneをパソコンに接続します。
バックアップファイルを選び、「開く」を押します。
バックアップファイルから、復元したいデータ選択し「デバイスに復元」を選びます。
クイックスタートを使う時よくある質問
1. iPhoneのクイックスタート機能は何が移行される?
一般的なSNSアプリのログイン情報を含めて基本的にはアプリはほぼ復元されますが、IDやパスワードを改めて入力する必要があるので、事前に確認しておきましょう。
新しいiPhoneのSIMカードはいつ挿すべき?
入れ替えるタイミングは、データの移行前でも移行後でもどちらでも構いません。
iPhoneのクイックスタートは利用できない?!どうする?
1. iOS同士の相性の問題でクイックスタートの画面が表示されない。対処法:iOSを最新バージョンにアップデートする。
2. 新しいiPhone 15/14の初期設定がすでに完了していて、ホーム画面が表示される。対処法:新しいiPhoneを初期化(リセット)する。
まとめ
クイックスタートは、バックアップを必要とせず素早くデータを移行できますが作業中にエラーが起きてデータの一部が消えてしまう可能性があります。従って、事前にバックアップしておく必要があります。
なお、もしクイックスタートでiPhoneデータを転送できない場合は、TenorshareのiPhoneデータ転送ソフトの使用をお勧めします。iCareFoneを使ってiPhoneのバックアップを取っておけば、万が一、データが消えたときも安心です。パソコン初心者でも簡単に操作できるソフトであり、iPhoneのデータ移行のみならず、データ管理にも対応しています。
- 無料でiPhone/iPad/iPodで必要なデータを一括バックアップ、選択したデータだけもバックアップ可能
- iTunesを使わずにiOSデバイスとPC/Macの間で音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMSを無制限に転送
- iPhone/iPad/iPod Touchに音楽、写真、ビデオなどデータを追加、整理、削除
- 現在のデータを消去せずにファイルを選択的に復元可能
- 複数の画像をHEICからJPGに数秒で変換可能