Part1:　新しいiPhone 16にデータを転送しようとしても、クイックスタートの画面が表示されない原因は？

まず、古いiPhoneから新しいiPhone 16にデータを転送しようとしても、iPhoneクイックスタートの画面が表示されない場合の原因をご説明します。

原因1：iOS同士の相性の問題でクイックスタートの画面が表示されない

新しいiPhoneのiOSが古いiPhoneのiOSよりも前のバージョンである場合、クイックスタートのプログラムが正常に起動しないことがあります。なお、前提として、クイックスタートによるiPhoneのデータ移行は、iOS12.4以降で利用できる機能です。

原因2：新しいiPhone 16の初期設定がすでに完了している

新しいiPhone 16でアプリのアイコンが並ぶホーム画面が表示される場合、初期設定が完了している状態のため、クイックスタートは利用できません。クイックスタートは、iPhone 16の起動時に「こんにちは」と表示され、iPhoneが初期化された状態で利用できる機能です。

原因3：Bluetoothがオフになっている

クイックスタートではBluetoothでデータ移行を行うため、新しいiPhoneと古いiPhoneの双方のBluetoothがオンになっていないと、クイックスタートの画面は出てきません。

原因4：iPhone同士の距離が離れすぎている

iPhoneのBluetoothがオンになっている場合でも、iPhone同士の距離が離れすぎている場合、Bluetoothの電波を認識できず、クイックスタートを利用できません。

原因5：古いiPhoneがApple IDにサインインしていない

古いiPhoneがApple IDにサインインしていない状態では、クイックスタートは利用できません。

原因6：古いiPhoneと別のiPhoneが近くになる

データ移行を行う際は、関係のないiPhoneが近くにあると新しいiPhoneにクイックスタートが出てこない可能性もあります。作業を進める際は、データ移行に関係のないiPhoneや他のiOSデバイスを周囲から遠ざけておくことをおすすめします。

Part2:　iPhoneのクイックスタートが出てこない、反応しない時の対処法

対処法1：iOSを最新バージョンにアップデートする

中古のiPhoneを新しいiPhoneとして使用する場合などには、新しいiPhoneの方がiOSのバージョンが古い可能性がありますので、データ移行前に最新のiOSにアップデートした上で、初期化しておきましょう。

• iOSをアップデートするには、「設定」アプリから、「一般」＞「ソフトウェア・アップデート」＞「今すぐインストール」または「ダウンロードしてインストール」の順にタップします。パスコードを求められたら入力し、確認画面が出てきたら「同意する」＞「今すぐインストール」の順にタップして完了です。

対処法2：新しいiPhoneを初期化（リセット）する

新しいiPhoneの初期設定が完了している状態の場合には、データ移行前にiPhoneを初期化します。

• 「設定」アプリから、「一般」＞「転送またはiPhoneをリセット」＞「すべてのコンテンツと設定を消去」＞「続ける」の順にタップし、パスコードなどを入力すると完了します。

Tenorshare iCareFone

大事なデータが消えないように、iPhoneを初期化する前に、iPhoneデータをバックアップしておきましょう。このソフトは、無料バックアップ機能が搭載されており、試してみましょう！

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対処法3：新旧iPhoneのBluetoothをオンにする

新しいiPhoneと古いiPhone双方のBluetoothをオンにしましょう。

• 「設定」アプリから「Bluetooth」をタップすると、オン・オフを切り替えられます。

対処法4：電子レンジなどの電波に影響されないように、iPhone同士を半径1m以内に置く

iPhone同士がBluetoothの電波を認識できる距離に置きましょう。電子レンジなどの電波に影響される可能性もありますので、半径1m以内に置いて作業をすると良いでしょう。

対処法5：Apple IDにサインインする

古いiPhoneがApple IDにサインインしていない場合には、サインインしましょう。

• 「設定」アプリの上部の「iPhoneにサインイン」をタップして、Apple ID・パスワードやiPhoneのパスコードの入力などを行うことで完了します。

Part3:　新しいiPhoneにクイックスタートが表示されない・利用できない！代替ソフトを活用

上記にご紹介した対処法以外も、Tenorshare iCareFoneという専門的なiPhone/iPad/iPod管理ソフトでデータ移行をするのがおすすめです。写真や連絡先はもちろん、音楽やLINEトーク履歴など20以上の項目の中から必要なデータのみをご自身で選択してバックアップを取り、iPhoneに復元することが可能です。誰でも直感的な操作で利用できるため、機種変更を機に、iPhoneのデータ整理をしたいという方はぜひお試しください。

対応可能なiPhoneのデータ一覧

• 音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMS、アプリデータ、メモなど
• パーソナル：連絡先、通話履歴、メッセージ＆添付ファイル、カレンダー、 リマインダー、メモ＆添付ファイル、ブックマーク
• メディア：写真、音楽、ビデオ、ボイスメモ
• アプリデータ：App、App内蔵写真、動画、LINEトーク履歴、WhatsApp、Kik、Tango、Viber

• iCareFoneを使ってバックアップを事前に作成する【無料】

  iCareFoneを起動したPCと古いiPhoneをUSBケーブルで接続します。「バックアップを復元」機能を選択して、表示されたデータ項目の中から、必要な項目にチェックをつけて「バックアップ」をクリックすると、対象のデータがPCにバックアップされます。

  
• バックアップしたデータを新しいiPhoneへ移行

  新しいiPhoneをPCにつなぎ、「バックアップと復元」機能から、復元したいデータのみを選択して「開く」をクリックします。

  
• 復元可能なデータの説明が表示されますので、確認後に「復元を続行」をクリックすると復元が始まり、「復元完了！」と表示されたら作業は完了です。

  

詳しい詳細はこちらの動画をチェックしてください。

Part4:　iPhone 16へ機種変更する際にクイックスタートを利用際の注意点

1.　モバイルSuicaは新しいiPhone 16で改めて設定しなければなりません。

新しいiPhoneを手に入れたら、念のために今までご利用のiPhoneでSuica情報を削除しておくいうのがおすすめです。ただし、削除してもデータは残りますので、新しい携帯電話で再度Suicaを設定することで、このデータを復元することができます。

2.　LINEのデータを改めて設定する必要があります。

LINEデータを移行する時お使いのiPhoneで設定をしておかないと新しいiPhoneで引き継ぎができなくなります。そのため、クイックスタートを利用する前に、LINEデータをバックアップすることがおすすめです。また、電話番号やパスワードなどを更新しておきましょう。

関連記事: iPhoneのクイックスタートでLINEデータを移行するやり方【PC不要】

3.　GoogleアカウントのIDとパスワードを確認する

Googleアカウントとパスワードを忘れると、新しいiPhoneでサインインできなくなり、当然データの復元もできなくなるので、機種変更する前にアカウントのIDとパスワードは確認しておくとよいでしょう。