【iPhone・iPad】iOS 17をアップデートする前後にすべきこと
Appleは6月6日の世界開発者会議(WWDC23)において、iOS17、iPadOS17、watchOS10を発表しました。通話中の画面のカスタマイズ、さらに簡単に共有できるAirDrop、新たな安否確認機能などiOS 17を楽しみにしているiOSユーザーは多いでしょう。本記事では、iOS 17をアップデートする前後にするべきことをお届けします。
iOS 17にアップデートする前に確認すべきこと
iOS17は2023年の秋、9~10月頃になると思われます。まずは、iOS 17にアップデートする前に確認することから見ていきましょう。
1、iOS 17の対応機種をチェックする
全てのiPhoneやiPadがiOS 17にアップデートできるわけではありません。iOS 17がお使いのデバイスをサポートしているかチェックしましょう。iPhone XS/XS Max以降のモデルを対象としています。

2、iPhoneのバッテリー残量を確認する
iOSのアップデートがバッテリー切れによって中断されるとデバイスに不具合が発生するケースがあります。iOS 17のアップデートを正常に完了させるために、あらかじめバッテリー残量を確認しましょう。

3、iOSデバイスのネットワーク状態を確認する
iOSデバイスが不安定なネットワークに接続しているとiOS 17のアップデート中に通信が途切れてしまいます。安定したネットワークに接続していることを確認してからアップデートを始めましょう。
4、iPhoneのストレージ容量を確保する
iOS 17のアップデートでは必要なファイルをAppleのサーバーからデバイスに読み込みます。iOS 17はおそらく6.16GBのメモリを消費します。そのため、デバイスで少なくとも6.16GB以上の空き容量を確保しておきましょう。
関連記事: iPhoneストレージが計算中のまま終わらない場合の対処法8選
5、iOS 17のインストールには十分な時間を準備する
iPhoneやiPadのiOSをアップデートして最新バージョンに更新する場合、デバイスの使用状況によって数十分から数時間の時間が必要です。iOS 17のインストールは十分な時間がある時に行いましょう。
6、データが消えないようにiPhoneバックアップを作成する
iPhoneやiPadのアップデート前にするべきこととしてバックアップの作成が挙げられます。万が一、アップデートが正常に完了しなかった場合はデバイスのデータは失われる可能性がありますが、バックアップを作成していればデータの復旧が可能です。ここでは、バックアップを作成する方法2つをご紹介します。
6.1、iCloudでiPhoneをバックアップする【5GBのみ無料】
1つ目はiCloudを使ってデバイスのバックアップを作成する方法です。iPhoneやiPadを操作するだけでバックアップできますが、無料で使えるiCloudの容量は5GBとなります。
Step1: ホーム画面の設定>ユーザー名をタップします。
Step2: iCloud>iCloud バックアップと選択します。
Step3: iCloud バックアップをオンにして、今すぐバックアップを作成します。
6.2、容量を気にせずにバックアップを作成する【無料】
2つ目はiCloudの容量を気にせずにデバイスのデータをパソコンにバックアップできるTenorshare iCareFoneです。iCareFoneは無料でiOS デバイスのバックアップをパソコンに作成するツールで、バックアップするデータを選択できる特徴があります。
- 音楽、写真、ビデオ、連絡先、SMS、アプリデータ、メモなど
- パーソナル:連絡先、通話履歴、メッセージ&添付ファイル、カレンダー、 リマインダー、メモ&添付ファイル、ブックマーク
- アプリデータ:App、App内蔵写真、動画、WhatsApp、Kik、Tango、Viber
- App管理:サービス終了のAppのインストール、Appの削除・更新
対応可能なiPhoneのデータ一覧
Step1: iCareFoneを起動後、USBケーブルを使ってiPhone/iPadをパソコンに接続します。デバイスが認識されたら「バックアップ&復元」をクリックします。
Step2: バックアップするファイルを選択後、「バックアップ」を押します。
Step3: しばらくすると、iPhoneのデータが安全にパソコンにバックアップされます。
関連記事: iOS 17へ更新の前に、iPhoneをバックアップするやり方
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iPhone・iPadがiOS 17にアップデートする方法
iOS 17をインストール前の準備が完了したら、iPhoneとiPadのアップデートを開始できます。次は、iPhone・iPadをiOS 17にアップデートする方法をご紹介します。
1、Apple Beta Software ProgramでiOS 17をインストールする
Step1: ブラウザからApple Beta Software Programを開いて「登録」をクリックし、Apple IDとパスワードを入力してください。
Step2: 注意事項が表示されるので一読して「承諾」をクリックします。これで、Apple Beta Software Programに参加できました。
Step3: パスコードを入力して、iOS 17をダウンロードします。
Step4: ダウンロード完了したら、「今すぐインストール」をタブして、iOS 17をインストールします。

iPhone本体からiOS 17にアップグレードする(iOS 16.4以降の場合)
Step1: 設定>一般>ソフトウェア・アップデートと選択します。
Step2: iOS 17の情報を確認してから、下にある「ダウンロードしてインストールを」をタップします。
Step3: パスコードを入力して、iOS 17をダウンロードします。
Step4: ダウンロード完了したら、「今すぐインストール」をタブして、iOS 17をインストールします。

iPhone本体からiOS 17にアップグレードする(iOS 16.3以前の場合)
Step1: SafariからApple Beta Software Programを開き、Apple IDをサインインします。
Step2: 下にスライドし、構成プロファイルをダウンロードします。
Step3: ダウンロード完了後、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」の順に選択し、「ダウンロードとインストール」をタップします。
iPad本体からiPadOS 17ベータ版にアップグレードする
次は、iPad本体からiPadOS 16にアップグレードする方法です。
- 設定>ソフトウェア・アップデートありとタップします。
- iPadOS 17ベータ版の下にある「ダウンロードしてインストールを」をタップします。
iOS 17にアップデートした後に注意すべきこと
次はiOS 17にアップデートした後に注意すべきことを見ていきましょう。
1、iPhoneバッテリーの消耗に注意する
iOS 17のアップデート後はバックグラウンドでデータを処理しているため、iPhoneバッテリーの消耗が激しくなることがあります。しかし、これは一時的な事象であり数時間から一週間以内には元に戻ります。
関連記事: iPhoneバッテリーの減りが早くなる原因と対処法
iOS 17のアップデート後にバッテリーに負荷がかかることによって、iPhoneが急に熱くなることがあります。アップデート後のデータ処理が収まるとともに、突然デバイスが熱くなる現象も落ち着いていきますので、しばらくの間は注意しましょう。
関連記事: iPhone/iPadが熱くなる原因と対処法
3、携帯のネットワークとWi-Fiの通信が正常かどうかを確認する
iPhoneのアップデート後にするべきことの1つにモバイル通信のネットワークやWi-Fiの通信が正常かどうかを確認することが挙げられます。アップデート中に何らかの異常が発生すると、デバイスが通信できない、またはWi-Fiに接続できない状態になる場合があります。
関連記事: iPhoneがWi-Fiに繋がらない?対処法をご紹介
4、Bluetoothの繋ぎが正常かどうかを確認する
iPhoneやiPadが最新バージョンにアップデートした後はBluetoothの接続が正常にできるかどうか確認してみましょう。Bluetoothに接続できない場合はデバイスを再起動することで改善されるケースがあります。
5、バックアップからiPhoneデータを復元する
万が一、iOS 17のアップデート中に問題が発生するとiPhoneやiPadを初期化しなければならないケースがあります。iPhoneやiPadを初期化した場合はiOS 17にアップデートをした後にバックアップからiPhoneまたはiPadのデータを復元しましょう。
iOS 17のアップデートに関する質問
質問1、iOS 17へアップデートするへきか?
iOS 17では不具合やセキュリティ上の問題点が修正されるため、長期的に見て安定して使用できます。また画面ロックのカスタマイズなどの新機能を試してみたいユーザーはiOS 17にアップデートするべきでしょう。
質問2、iOS 17版をアップデートすれば元のバージョンに戻すのか?
iOS 17にアップデートしたけれども不具合が発生するので元のバージョンに戻すというユーザーも多いです。しかし、iOS 17から元のバージョンに戻すには改めてダウングレードの作業をしなければなりません。
まとめ
iPhoneやiPadをiOS 17にアップデート前後にするべきことをお届けしました。特にiPhone・iPadのバックアップはデータを失くしたくないのであれば重要です。iCareFoneなら無料でiPhoneやiPadのバックアップをパソコンに作成できるので、iCloudの容量を気にする必要はありません。画面の指示に従って操作するだけで簡単にバックアップが完了します。
最終更新日2023-09-12 / カテゴリiOS 16
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