LINEのiCloudバックアップは必要か?オフ・容量不足・保存場所・代替方法まで徹底解説
LINEのトーク履歴を安全に守るには、iCloudバックアップの活用が有効です。ただし、iPhone間の機種変更時にスムーズな引き継ぎができる一方で、ストレージ容量や互換性には注意が必要です。
本記事では、LINEのiCloudバックアップ の基本から保存場所、容量不足への対処法、さらにはiCloud以外のバックアップ方法まで、LINEの大切なデータを守るためのポイントをわかりやすく解説します。
目次
- Part1.LINEのiCloudバックアップは必要か?メリットとデメリット
- Part2.LINEのiCloudバックアップはどこに保存されている?
- Part3.LINEのバックアップがiCloudでいっぱいになる場合の原因と対処方法
- Part4.LINEのiCloudバックアップをオフにするとどうなる?
- Part5.iCloud以外でLINEをバックアップする方法
- 方法1.iTunesでiPhone全体をバックアップする(トーク履歴も含まれる)
- 方法2.LINEの「トーク履歴をエクスポート」を利用する(PDFやテキスト形式)
- 方法3.PC専用のバックアップソフトを使う(LINEだけを選択して保存)
- 方法4.LINEプレミアムバックアップを使用する(有料プラン)
- Part6.iCloudバックアップなしに、LINEトーク履歴を復元する方法おすすめ
︎︎Part1.LINEのiCloudバックアップは必要か?メリットとデメリット
LLINEのiCloudバックアップは、機種変更やスマホの故障・紛失時にトーク履歴を復元するために必要です。特に、過去14日よりも前のトーク履歴を復元したい 場合は、iCloudへのバックアップが必須となります。
メリット
- 機種変更時のデータ引き継ぎ: 新しいiPhoneにLINEアカウントを引き継ぐ際、iCloudにバックアップしたデータを使って、すべてのトーク履歴を復元できます。
- スマホ紛失・故障時の備え: もしもの時に備えておくことで、大切な思い出や情報が詰まったトーク履歴を失わずに済みます。
- 自動バックアップ機能: 毎日や毎週など、設定した頻度で自動的にバックアップを取るように設定できるため、手動で操作する手間が省けます。
デメリット
- バックアップできるデータに制限がある: 通常のバックアップ(スタンダードバックアップ)では、テキストメッセージのみが対象となります。写真や動画などのメディアファイルはバックアップされません。これらを含めてバックアップしたい場合は、「LINEプレミアム」に加入する必要があります。
- iCloudの空き容量が必要: トーク履歴の量によっては、iCloudの無料ストレージ容量(5GB)では足りなくなる場合があります。容量が不足するとバックアップが失敗するため、ストレージプランのアップグレードが必要になることもあります。
- 復元時の手間: 新しい端末にLINEを復元する際、手順を間違えるとバックアップデータが正しく読み込まれないことがあります。
LINEのiCloudバックアップは、利用することでiPhone間の機種変更時にトーク履歴を簡単に引き継ぐことができるのが大きなメリットです。また、自動バックアップを設定すれば、データ消失のリスクも軽減できます。一方で、iCloudのストレージ容量を消費するため、無料プランではすぐに上限に達する可能性があります。写真や動画が多い場合は特に注意が必要です。
LINEのトーク履歴は、iCloudバックアップをしないと基本的に失われてしまうため、大切なやりとりを保存しておきたい場合は、定期的なバックアップがおすすめです。
Part2.LINEのiCloudバックアップはどこに保存されている?
LINEのiCloudバックアップは、iCloud Drive内のLINEアプリ専用の領域に保存されます。このバックアップデータは、Finder(Mac)や「ファイル」アプリ(iOS)から直接開いて内容を確認することはできません。iCloudバックアップで保存されたLINEデータのファイルは、iCloud Driveのファイル一覧には表示されません。
なぜなら、LINEの履歴はiPhone全体のバックアップの一部として暗号化されて管理されているからです。ですが、ストレージの管理画面より、どのアプリのデータがどの程度容量を消費しているか把握することはできます。
手順1: iPhoneの「設定」アプリを開く
手順2: 「Apple ID」の中の「iCloud」、「ストレージ管理」とタップ
手順3: 使用中の端末を選択して「バックアップ」内のアプリ一覧をチェック
この画面でLINEがバックアップの対象となっているか、データの容量を確認できます。
Part3.LINEのバックアップがiCloudでいっぱいになる場合の原因と対処方法
LINEのバックアップに必要な容量の目安は、少なくとも100MB~500MB程度。画像や動画が多数含まれている場合は数GBになることもあります。
LINEのバックアップをiCloudで保存していても、すぐに容量がいっぱいになってしまう方も多いのではないでしょうか。ここではiCloudの容量がいっぱいになる場合の対処方法について解説します。
1.iCloudの有料プランに変更する
無料版のiCloudストレージは、データ保存容量が5GBしかありません。そのため、容量の大きいファイルを多く保存すると、すぐに容量が足りなくなってしまいます。
ですが、iCloudを無料版から有料プランに切り替えれば、ストレージ容量を増やすことが可能です。有料プランは月々50GB130円から利用できます。
2.不要なアプリのバックアップをオフにする
iCloudの容量がいっぱいになってしまった場合、不要なアプリのバックアップをオフにするのも一つの手です。
iCloudを確認すると、不要なアプリのバックアップも含まれていることがあります。iCloudの容量を抑えたい人は、一度バックアップデータを見直してみましょう。
3.iCloud以外のバックアップ方法を検討する
LINEのバックアップをiCloud以外で保存するという方法もあります。例えばUSBやHDDといった外付けの記憶装置、あるいはGoogleドライブなどiCloud以外のクラウドストレージが利用可能です。詳しくはPart5を読んでください。
︎Part4.LINEのiCloudバックアップをオフにするとどうなる?
iCloudのバックアップ設定をオフにすると、新たなバックアップは作成されず、現存しているiCloudバックアップも削除されます。これによってストレージの空きを確保できますが、端末が故障した際や機種変更時にトーク履歴が復元できなくなるリスクがあります。
1. 機種変更時にトーク履歴が引き継げなくなる
新しいiPhoneに機種変更する 際、iCloudにバックアップがないと、古い端末のトーク履歴を新しい端末に復元できません。 ただし、同じOS間での引き継ぎの場合、バックアップがなくても直近14日間のトーク履歴は引き継げる可能性があります。しかし、それ以前のトーク履歴はすべて失われます。
2. 端末の故障・紛失時に復旧できなくなる
iPhoneが故障して交換が必要になったり、紛失したりした場合、バックアップデータがないため、LINEのトーク履歴を復元することができません。大切なメッセージや写真、動画などのやりとりがすべて失われてしまいます。
3. アプリの再インストールでデータが消える
LINEアプリに不具合が発生し、再インストール を余儀なくされた場合、iCloudにバックアップがなければ、これまでのトーク履歴はすべて消えてしまいます。
4. iCloudのストレージ容量は節約できる
唯一のメリットとして、iCloudのストレージ容量を消費しないという点があります。ただし、トーク履歴を失うリスクを考えると、このメリットはごくわずかと言えるでしょう。
Part5.iCloud以外でLINEをバックアップする方法
iCloud以外でLINEのトーク履歴をバックアップ する方法は、主に以下の4つがあります。
方法1.iTunesでiPhone全体をバックアップする(トーク履歴も含まれる)
iTunesとは、iCloudと同様にAppleが提供している無料ソフトウェアです。iTunesを使ったLINEデータのバックアップは、iPhone内の全てのデータがバックアップされることに注意してください。
手順1: PCでiTunesを起動して、iPhoneを接続する
手順2: 左側にあるスマホのアイコンをクリック
手順3: 「このコンピュータ」と「バックアップを暗号化」にチェックを入れる
手順4: 「今すぐバックアップ」を選択

方法2.LINEの「トーク履歴をエクスポート」を利用する(PDFやテキスト形式)
LINEアプリからトーク履歴をエクスポートすることも可能です。ただし、この方法で保存したトーク履歴は、LINEアプリ内での復元はできません。
手順1: LINEアプリから保存したいトーク画面を開いて、右上の三本線をタップ
手順2: 「設定」をタップ
手順3: 「トーク履歴を送信」をタップ
方法3.PC専用のバックアップソフトを使う(LINEだけを選択して保存)
PC専用のバックアップソフトTenorshare UltData を使ってLINEをバックアップする方法もあります。PCを活用すれば、スマホのストレージやクラウドの容量を気にせずLINEデータを宣伝的に保存可能です。また、Tenorshare UltData を利用すれば、LINEデータだけでなく、iPhone全てのデータでもバックアップできます。

方法4.LINEプレミアムバックアップを使用する(有料プラン)
LINEプレミアムバックアップは、最大100GBまでデータを保存できるLINE独自のサービスです。iCloudやGoogleドライブの容量を気にせずLINEのデータを保存できますが、有料プランとなることに注意しましょう。
手順1: LINEアプリを開いて「設定」をタップ
手順2: 「トークのバックアップ・復元」を選択
手順3: 「プレミアムバックアップ」を選択して、利用を開始
Part6.iCloudバックアップなしに、LINEトーク履歴を復元する方法
ここまでiCloudでLINEのバックアップを保存する方法について解説してきましたが、 UltData LINE トーク復元 を利用すればiCloudバックアップなしに、LINEトーク履歴を復元することができます。
UltData LINE RecoveryはiPhone・Android両方の機種に対応しています。iCloudの容量がいっぱいになっている方は、こちらの方法も検討してみてください。
バックアップなしに、LINEトーク履歴・写真・動画や期限切れたファイルなどを簡単に復元できます。iPhone・iPad・Android対応で、すべてのデバイスをサポートしております。
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UltData LINE Recoveryを起動します。復元したいデバイスを接続します。
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復元したいデータをスキャンし、プレビューを確認します。
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復元したいデータを復元します。
最後に
LINEのiCloudバックアップは、トーク履歴の引き継ぎやデータ保護に便利ですが、容量制限や設定管理の手間もあります。iCloudの容量不足に悩む場合は、有料プランや他のバックアップ手段を検討することも有効です。
また、iCloudを使わずに復元したい場合には、iPhone・Android両対応の「 UltData LINE Recovery」の活用がおすすめです。バックアップがなくてもトーク履歴を復元できる心強い選択肢となります。状況に応じて最適な方法を選び、LINEの大切なデータをしっかり守りましょう。
LINEのiCloudバックアップは必要か?オフ・容量不足・保存場所・代替方法まで徹底解説
最終更新日2025-08-12 / カテゴリLINE データ 復元
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