ワードファイルを送付・共有する際には、事前にPDFに変換しておくのが必要です。PDF形式にすることで、レイアウトが崩れにくくなり、受け取る側も安心して閲覧できます。ワードをPDFにする方法は多く、パソコンはもちろん、スマホでも簡単に操作できます。特に外出先や急ぎの場面では、スマホでワードをPDFに変換する方法が便利です。

この記事では、スマホでワードをPDFにする方法や手順について、利用シーンに合わせてわかりやすく解説します。

Part1.スマホでWordをPDFに変換する方法

スマートフォンでWordをPDFに変換する方法について解説します。

スマホを使う場合は、Wordに標準装備されている機能を使うか、他のアプリを使うなどすれば簡単にWordをPDFに変換できるでしょう。

1.Wordアプリの機能を利用する

スマホ上でWord文書をPDFに変換するなら、Wordのアプリが使えます。

Word文書を保存する際に、ファイルの形式をPDFにすれば簡単にWord文書をPDFに変換可能です。

2.Androidの印刷機能

AndroidスマートフォンでWordをPDFに変換するなら、共有機能か印刷機能を使います。

ページの共有ないし印刷アイコンをタップし、文書の形式をPDFにすれば簡単にPDF変換が可能です。

3.iPhoneのメモアプリ

iPhoneのメモアプリを使っても、PDF化は簡単です。

こちらも共有からプリントアウトへと進み、保存先を選ぶとWordをPDF形式に変換して保存できます。

ただしこの方法は、いくつかの工程を踏む必要があり、他の方法と比べると少々面倒です。

Part2.WordからPDFに変換する際の問題点

Word文書をPDFに変換するのは一般的な作業ですが、変換時にはいくつかのトラブルが発生することもあります。内容が正しく伝わらなかったり、見た目が崩れたりすることで、受け手に誤解を与える可能性もあります。

起こりやすい問題

• フォントの埋め込み不良：使用しているフォントがPDFに正しく反映されない
• レイアウトの崩れ：段落や余白、改行位置などがズレてしまう
• 画像やオブジェクトの劣化・ズレ：貼り付けた図や写真の位置が変わったり、画質が落ちたりする
• 書式設定の不一致：強調文字や段組などの装飾が反映されないことがある
• ファイルサイズの増加：特に画像を多く含む場合、容量が大きくなる
• 互換性の問題：変換ツールやデバイスによってはうまく変換できないこともある
• iOSやプリンタとの連携エラー：印刷時にレイアウトが乱れるなどの不具合が発生することがある
• 文字が表示されない:画像が抜けているといった不具合も起こりうるため、変換後のファイルを確認することが重要

このように、WordからPDFに変換する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。正しく変換するためには、信頼性の高いツールや適切な設定の活用が必要です。

Part3.スマホでWordをPDFに変換出来ない場合の解決策

スマートフォンでWord文書を PDFに変換できない場合は、デバイスの容量不足やファイルの形式そのものが扱えない可能性が考えられるでしょう。解決策としては、オンラインツールやアプリを使うのがおすすめです。

保存先をクラウドWeb上で操作できるソフトやアプリを使えば、文書を手間なく保存、共有できるでしょう。

ilovePDF

iLovePDFは、Web上で簡単にPDFを編集できるウェブアプリです。オンラインで利用するアプリのため、すべてのファイルは、HTTPS/SSL暗号化によって保護されています。

主な特徴

iLovePDFは、OSの制約を受けずにWord文書をPDF化できる変換ツールです。
ありとあらゆるソース元からPDFへの変換、その逆についても操作ができます。

使用方法

操作方法は簡単で、当該ページでPDF化したいWordファイルを選んでアップロードするだけです。

Adobe Acrobat

Adobe Acrobatは、Adobe社が提供するPDF変換ツールです。
編集内容の共有から、読み込んだ文書の変換まであらゆる操作が網羅できます。

主な特徴

Adobe Acrobatは、データをアップロードするだけで簡単に操作できるPDF変換ツールです。
Web上で作業を行うため、アプリのインストールを必要としません。

使用方法

変換したいWord文書やデータをドロップアンドドロップか、ファイルを開いてサイト上にアップロードします。
必要に応じて文書に手を加えたあと、ダウンロードボタンを押せば完成です。

small PDF

SmallPDFは、オンラインで使えるWebベースの変換サービスです。

PDFファイルの編集や圧縮、変換等の処理が可能で、ほかにも結合や分割などができます。
無料版でも利用できる機能が充実しているのもポイントです。

主な特徴

SmallPDFは、アカウント登録せずとも利用できるPDF変換ツールです。
OCR（光学文字認識）が可能で、すべての機能は無料で利用できます。

使用方法

small PDFは、PDFに変換したいWordを所定の場所にアップロードするだけです。

モバイル上でも同様の操作でPDF化が可能となります。

Tenorshare PDNOb

Tenorshare PDNobは、PDFにまつわるあらゆる操作が一つでできる編集ツールです。PDFの編集や結合と分割、変換、注釈や圧縮などの機能が利用できます。

主な特徴

Tenorshare PDNObの主な特徴は、アプリ開発に携わって10年の開発技術が詰まっている点にあります。ユーザーのニーズを反映し、ビジネス文書も問題なく編集できるような高機能が目白押しです。

• ユーザーのニーズ調査を反映させた最新技術を採用しています。
• 利用環境は個々のデバイス上で、オンライン上で作業するよりも安全でしょう。
• また、利用に際しては30日間の返金保証があります。
• 24時間365日体制で稼働するカスタマーサポートもあり、不明点はその場で解決可能です。

使用方法

• まず、Tenorshare PDNOb 公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールします。インストールが完了したら、ソフトを起動します。
  
  
• メイン画面から「PDF変換」をクリックし、PDF変換したいデータをアップロードし、「word」の出力形式を選択します。そして、「変換」を再度にクリックします。
• その後、編集が必要な場合は、必要な編集を行い、完了したらPDF形式で保存してください。

Part4.WordをPDFに変換する際のよくある問題

WordをPDFに変換する場面において、よく寄せられる疑問についてみていきましょう。

Q1.PDFをワードに変換するとどうなる？

PDFをWordに変換すると、文書の編集や修正ができます。ほかにもテンプレートとして活用したり、誰かと一緒に閲覧しながらの作業も可能です。

Q2.iPhoneでワードをPDF化するには?

iPhoneでワード文書をPDF化するには、標準アプリとして搭載されているメモを使う方法があります。ただし、この方法では文章をアプリで開いた後、いくつかの作業を経て保存しなければなりません。
1タップで操作できる他の方法と比べると、少々面倒に感じられてしまいます。

Q3.スマホでWordをPDFに変換出来ない場合はどうしたらいい？

スマートフォンからWord PDFにする場合、他の方法がうまくいかない場合は、Tenorshare PDNobを使ってみてください。ワード文書のPDF化については、文字が元データのとおりに読み込めず、崩れてしまったり文字化けしてしまったりするケースがあります。利用状況に応じて適切なアプリやパソコンを使って作業するのがおすすめです。Tenorshare PDNObは、PDFの編集に特化した編集ツールです。変換速度も速く、ファイルの一括処理もこなしながらフォーマットを維持します。

まとめ

Wordで作成した文書をPDFに変換する方法は、デフォルトで搭載されているアプリを使ったり、保存する際にファイルの形式を変えるなどすれば簡単にできるでしょう。ただし、問題はWord文書をPDFに変換する際に体裁が崩れてしまったり、文字化けを起こしてしまったりする場合があります。このトラブルはケースバイケースで起こるため、できるかどうかは変換・保存してみないと分からないといった難点があるでしょう。そこで活用したいのが、PDF変換ツールです。

Tenorshare PDNobは無料で使えるうえに、一度に大量のPDF変換も処理できます。パソコン専用のソフトですが、処理速度も申し分ないため、スマートフォンでの変換がうまくいかなかった際はぜひ試してみてください。