【2025】PDFをパワーポイントに無料で変換できるツール5選|選び方と注意点も解説
プレゼン資料の作成時、「このPDFのグラフをパワポで使いたい」「配布されたPDF資料を編集して発表したい」と感じることは多いですよね。しかし、PDFは閲覧や共有には便利ですが、簡単に編集できないのが難点です。
この記事では、そんな悩みを解決するため、PDFファイルをパワーポイント(PPTX形式)に無料で変換できる、2025年最新のおすすめソフトとオンラインツールを厳選して5つご紹介します。
ツールの選び方から、変換がうまくいかない時の対処法まで詳しく解説します。あなたにぴったりのツールを見つけて、資料作成の作業効率を格段にアップさせましょう。
目次
- ︎Part1.PDFパワポ変換ツールの選び方 3つのポイント
- ︎Part2.【インストール不要】PDFをパワーポイントに変換できる無料オンラインツール2選
- 1.Smallpdf|シンプルで直感的な操作性が人気
- 2.iLovePDF|多機能で幅広いファイル形式に対応
- ︎Part3.【高機能】無料で使えるPDFからパワーポイントに変換するソフト2選(Windows/Mac)
- 3.Tenorshare PDNob|スキャンしたPDFに最適⭐ おすすめ
- 4.WPS Office|オフィススイートに搭載された強力なPDF変換機能
- ︎Part4.Adobe Acrobat Pro DCでPDFファイルをパワーポイントに変換
- ︎Part5.PDFからパワーポイントにうまく変換できない原因と解決策
- ︎Part6.PDFをパワーポイントへ変換に関するよくある質問(FAQ)
︎Part1.PDFパワポ変換ツールの選び方 3つのポイント
たくさんのツールがあってどれを選べばいいか分からない……そんな方のために、まずはツール選びの基準となる3つのポイントをご紹介します。ご自身の目的や状況に合った方法で、PDFファイルをPowerPointに変換するにはどんなツールが最適か、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:手軽さ重視なら「オンラインツール」
PCへのインストールは不要で、ブラウザ上でファイルを選択するだけですぐに使えるのがオンラインツールの魅力です。たまにしか変換作業をしない方や、とにかく手軽に試したい方におすすめです。
- メリット: インストール不要、OS(Windows/Mac)を問わず使える、すぐに作業できる
- 注意点:インターネット接続が必須、機密情報を含むファイルのアップロードにはセキュリティ上の懸念がある、ファイルサイズや変換回数に制限がある場合が多い
ポイント2:機能性・安全性重視なら「インストール型ソフト」
PCにインストールして使用するタイプのソフトウェアです。オフライン環境で作業できるため、セキュリティ面で安心です。また、スキャンされたPDFの文字を認識するOCR機能など、オンラインツールにはない高機能を備えたものもあります。
- メリット: オフラインで安全に作業できる、高機能なものが多い、処理速度が速い傾向がある
- 注意点: PCへのインストール作業が必要、ソフトによってはPCのスペックを要求される場合がある
ポイント3:変換精度を最優先するなら「公式・有料ソフト」
レイアウトの再現性を何よりも重視するなら、PDFを開発したAdobe社の公式ソフトなど、有料ツールの利用が最も確実です。重要なビジネス文書など、絶対にレイアウトを崩したくない場面で活躍します。多くの場合、無料の体験期間が設けられています。
- メリット: レイアウトの再現性が最も高い、サポートが充実している
- 注意点: 基本的に有料(コストがかかる)
︎Part2.【インストール不要】PDFをパワーポイントに変換できる無料オンラインツール2選
アカウント登録やインストールなしで、すぐに試したい方におすすめのオンラインツールです。ブックマークしておくと便利でしょう。
1.Smallpdf|シンプルで直感的な操作性が人気
Smallpdfはシンプルで分かりやすいインターフェースが特徴の、世界中で人気のオンラインツールです。PDFをパワーポイントに変換する際も、余計な機能がなく迷わず直感的に操作できるため、初心者でも安心して使えます。
特徴:とにかくシンプル。ドラッグ&ドロップですぐに変換が開始されます。
使い方
- Smallpdfの「PDF PPT 変換」ページにアクセスします。
- 変換したいPDFファイルを画面中央にドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」をクリックしてアップロードします。
- OCRが必要かどうかを選択してから「変換」をクリックすると、自動で変換が開始され、完了後に「ダウンロード」ボタンをクリックします。
メリット・デメリット:手軽さが最大のメリットですが、無料版では1日に利用できる回数に制限があります。
2.iLovePDF|多機能で幅広いファイル形式に対応
iLovePDFはPDFをパワーポイントに変換する機能だけでなく、結合や分割、圧縮、電子署名など、多彩な編集機能を備えた多機能ツールです。PDFに関するさまざまな作業を一つのサイトで完結させたい方に特におすすめです。
特徴:パワポへの変換以外にも20以上のPDFツールが揃っています。
使い方
- iLovePDFの「PDF POWERPOINT 変換」ページにアクセスします。
- 「PDFファイルを選択」ボタンを押し、ファイルを指定します。
- 右下の「PPTXに変換」ボタンをクリックすると、処理後に自動でダウンロードが始まります。
メリット・デメリット:機能が非常に豊富で便利ですが、海外のツールのため、日本語フォントの再現性が完璧でない場合があります。
︎Part3.【高機能】無料で使えるPDFからパワーポイントに変換するソフト2選(Windows/Mac)
オフラインで安全に作業したい方や、スキャンしたPDFなど、より高度な変換が必要な方には、PDFをパワーポイントに変換できるインストール型のフリーソフトがおすすめです。
3.Tenorshare PDNob|スキャンしたPDFに最適
無料ツールでは、レイアウトの崩れや文字化けが起こることもあります。そうした精度の面で満足できない方には、Tenorshare PDNobの利用をおすすめします。

このソフトは、PDFをパワーポイントに変換する際のレイアウトやフォントの再現性が非常に高く、プロ仕様の資料作成にも対応可能です。さらに、Wordや画像形式への変換にも対応しており、汎用性の高さが魅力です。
画像化されたPDFやスクリーンショットからでも、文字を抽出して編集可能な状態にできる高機能ソフトです。
こんな人におすすめ:
- スキャンして作成された、文字が画像になっているPDFを変換したい方
- レイアウトの再現性を保ちつつ、テキストを編集可能な状態にしたい方
- 機密情報などを含むPDFを安全にオフラインで変換したい方
最大の特徴:高精度なOCR(光学文字認識)機能
このソフトの最大の強みは、画像化された文字を正確に読み取り、編集可能なテキストとしてPowerpointに変換できる点です。他の無料ツールでは難しい「画像PDFのテキスト化」を実現し、再入力の手間を省きます。
PDFファイルをPowerPointに変換したいけれど、精度や安全性にもこだわりたいという方は、ぜひTenorshare PDNobの無料体験版を試してみてください。
Tenorshare PDNobでPDFをパワーポイントに変換する手順:
まずはTenorshare PDNob PDFツールを開きます。まだインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロード&インストールしてください。
ホーム画面で「PDFを開く」ボタンをクリックして、変換したいPDFファイルを読み込みます。
ツールバーの「変換」をクリック、「PowerPointに変換」をクリックします。
変換形式の選択画面で、「PowerPoint(.pptx)」を選び、変換後のファイルを保存する場所(フォルダ)を選択します。
PDFがスキャン文書(画像ベース)の場合は、自動的に認識され、「OCR機能を有効にする」オプションが表示されます。必要に応じてOCR言語(日本語、英語など)を選んで、文字を正しく抽出できるように設定します。
右下の「変換」ボタンをクリックすると、PDFがPowerPointに変換されます。変換が完了したら、「フォルダを開く」からファイルを確認できます。元のレイアウトを維持したまま、編集可能なPPTファイルとして開けます。
注意点:
無料体験版では一定回数まで無料で利用できますが、それを超えると有料版の購入が必要になります。ただし、他の製品よりもリーズナブルな価格で「買い切りの永久ライセンス」を選ぶことができ、一度購入すれば追加料金なしでずっと使え、アップデートも無料です。
4.WPS Office|オフィススイートに搭載された強力なPDF変換機能
文書作成、表計算、スライド作成の機能を備えた総合オフィススイートですが、実は非常に強力なPDFツールを内蔵しています。Microsoft Officeとの高い互換性を持ちながら、PDFから各種オフィスファイルへの変換も得意としています。
特徴:オフィスソフトとしての機能に加え、PDFの閲覧、編集、そして高精度な変換機能を一つのソフトで利用できます。
使い方
- 公式サイトから「WPS Office」の無料版をダウンロードし、インストールします。
- WPS Officeで変換したいPDFファイルを開きます。
- 上部メニューの「ツール」タブから「PDFからPPT」を選択します。
- 変換設定を確認し、「変換」ボタンをクリックします。
メリット・デメリット:PDF変換だけでなく、オフィス文書の作成・編集もできるためコストパフォーマンスが高いです。無料版は多機能ですが、一部機能の利用時に広告が表示される場合があります。
︎Part4.Adobe Acrobat Pro DCでPDFファイルをパワーポイントに変換
一度きりの利用や、絶対にレイアウトを崩したくない重要なPDFファイルをパワーポイントに変換したい場合は、PDF開発元の公式ソフトを使うのが最も確実な方法です。
PDFの生みの親であるAdobe社の公式ツールは、テキストや画像、表など、PDFの構成要素を高精度で抽出し、PowerPoint形式へと忠実に変換できます。他の無料ツールでは難しい、細かなレイアウトの再現にも対応しており、「pdf を パワーポイント に 変換したいけど絶対に失敗したくない」という方に最適です。
特徴:変換精度の高さは圧倒的。複雑なレイアウトのPDFでも安心して任せられます。
- Adobe公式サイトからAcrobat Proの7日間無料体験版をダウンロードし、インストールします。
- Acrobatで変換したいPDFファイルを開きます。
- 右側のツールパネルから「PDFを書き出し」を選択します。
- 書き出し形式として「Microsoft PowerPoint」を選び、「書き出し」ボタンをクリックします。
メリット・デメリット:品質は最高ですが、無料体験期間(7日間)が終了すると有料プランへの移行が必要です。
︎Part5.PDFからパワーポイントにうまく変換できない原因と解決策
ツールを使ってもうまくPDFをパワーポイントに変換できない…。そんな時は、ツールではなくファイル自体に原因がある可能性があります。ここでは、よくあるエラーの原因と、その対処法をご紹介します。
原因1:PDFの中身が「画像」になっている
症状: 変換はできても、PowerPoint上で文字が編集できず、スライドに一枚の画像として貼り付けられてしまう。
解決策: これは、PDFの中の文字情報がテキストデータではなく画像データになっているためです。この場合、OCR(光学文字認識)機能が必須となります。前述した「Tenorshare PDNob」のようなOCR対応ソフトを使うことで、画像内の文字を認識し、編集可能なテキストデータとして抽出できます。
原因2:PDFに「コピー禁止」などの保護設定がかかっている
症状: ツールにファイルをアップロードしようとするとエラーが表示される、または変換ボタンが押せない。
解決策: PDFには、作成者がコピーや編集を制限するセキュリティ設定をかけられます。まずはPDFの作成者に連絡し、セキュリティ設定を解除してもらうのが最も確実な方法です。
原因3:元のPDFレイアウトが複雑すぎる
症状: 変換すると、テキストボックスや図形の位置が大きくズレるなど、レイアウトがバラバラになる。
解決策: 段組みや画像の回り込みが多用された複雑なデザインのPDFは、どんなツールでも完璧な再現は困難です。より精度の高い「Adobe Acrobat Pro」を試すか、変換後の手作業での修正を前提としましょう。重要な部分だけを手動でコピー&ペーストするのも有効な手段です。
︎Part6.PDFをパワーポイントへ変換に関するよくある質問(FAQ)
Q:PDFをパワーポイントに完全無料で変換できますか?
はい、オンラインツールや一部のフリーソフトを使えば無料で変換可能です。ただし、ページ数やファイルサイズに制限がある場合があります。
Q:変換後にレイアウトが崩れてしまうのはなぜ?
使用されているフォントや画像の配置が、PowerPoint側に正しく反映されないことが主な原因です。変換精度の高いツールを使うことで防げる場合があります。
Q:オンラインとオフライン、どちらが安全ですか?
機密性の高い資料を扱う場合は、オフラインツールの方が安心です。オンラインツールは便利ですが、アップロード時のセキュリティに注意が必要です。
Q:スマホからでもPDFを変換できますか?
一部のオンラインツールではスマホ対応しており、PDFをアップロードして変換することが可能です。ただし、操作性や変換精度には限界があります。
︎まとめ
PDFをPowerPointに変換することで、編集作業がスムーズになり、プレゼン資料の再利用や共有も簡単になります。無料ツールを活用するのも良いですが、変換精度や機能性を重視する場合は、Tenorshare PDNobのような専用ソフトの導入もおすすめです。自分の用途や環境に合わせて、最適な方法を選びましょう。
- スマートAI: PDFの読み取りから要約、インサイト抽出までを従来より300倍の速さで実現。
- フォーマット変換: PDFをWord、Excel、PowerPoint、画像、PDF/A、テキスト、EPUBなど、30種類以上の形式に変換可能。
- PDF編集: テキスト、画像、透かし、リンク、背景の編集に加え、PDFの結合や保護など100以上の編集機能を搭載。
- PDF注釈: ステッカー、ハイライト、アンダーライン、図形、スタンプなど、200種類以上の多彩な注釈ツールを提供。
- OCR機能: スキャンしたPDFを99%の精度で、編集や検索が可能なデータに変換。
【2025】PDFをパワーポイントに無料で変換できるツール5選|選び方と注意点も解説
最終更新日2025-07-04 / カテゴリPDF変換
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