インターネットで制作物を公開すれば、全世界に気軽に発信できますが、きちんと著作権などの対策を施していないと、思わぬトラブルに発展することも珍しくありません。そこでインターネットで画像や動画などを公開する際には、「ウォーターマーク（Watermark）」を活⽤してみることをおすすめします。

この記事では、ウォーターマークの基礎知識から作り⽅まで、ウォーターマークを上⼿く活⽤する⽅法を解説します。

ウォーターマークとは？

ウォーターマークは、文書や画像に半透明の文字やロゴを重ねて表示する技術で、以下のような目的で使われます：

• 著作権保護・無断使用の抑止
  PDF上に会社名や著者名、ロゴなどを入れておくことで、著作権の所在が明確になります。コピーや再配布の抑止力として非常に有効です。
• ブランド認知・出所の明確化
  ウォーターマークに企業名やURLを表示すれば、資料の出所を一目で判断できるようになり、ブランドの認知度向上にもつながります。
• コンテンツ改ざん検知・証拠保全
  ウォーターマークを事前に入れておけば、後から内容が変更されたかどうかの検出が可能です。証拠としての役割も果たします。

ファイルウォーターマークの作り⽅

ここでは、ファイルのウォーターマークを⼊れる⽅法を解説します。

PDF編集ソフトに関しては、実際の操作画⾯を使⽤して解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

PDF編集ソフトを使ってウォーターマークを⼊れる

PDFにデザインやテキストを加えられるPDF編集ソフトでも、ウォーターマークを⼊れられます。

ここでは、AIを活⽤した次世代型PDF編集ツールが搭載されているTenorshare PDNobで、PDFファイルにウォーターマークを入れる⼿順を、実際の操作画⾯とともにわかりやすく解説します。

• 公式サイトからTenorshare PDNobをダウンロードしてインストールする

  
  

• ソフトを起動し、「PDFを開く」を選択し、ウォーターマークを⼊れたい写真を開く

  

• 「編集」タブから「透かし」を選択する

  

• ソースに⼊れたい⽂字を⼊⼒し、下記の設定でデザインを調整する

  

画像型ウォーターマークの作り⽅3選

ここでは、画像のウォーターマークを⼊れる⽅法を3つ解説します。

各ツールのメリット・デメリットも簡単に把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.Canvaを使って既存ロゴを加⼯する

Canvaは、画像加⼯やPDF編集など、幅広いデータにデザインを加えられる編集ツールです。

加えたいロゴをキャンバス内でデザインもしくはダウンロードすれば、以下の⼿順で画像型ウォーターマークを画像に加⼯できます。

1. ウォーターマークとして加えたいロゴをデザイン・ダウンロードする
2. 写真をアップロードする
3. ウォーターマークとして加えたいロゴを「アップロード」の項⽬から選択し、配置する

2.Lightroomで透かし作成する

Lightroomは、Adobe社が提供している、写真の整理に特化した画像ツールです。

透かし作成機能を活⽤すれば、以下の⼿順で画像型ウォーターマークを画像に加⼯できます。

1. 写真を読み込み、透かしエディターで画像を選択する
2. 詳細設定で不透明度や配置を調整する
3. 写真の書き出しで透かしを選択する

3.Photoshopを使⽤する

Photoshopは、Adobe社が提供している、写真の⾼度なレベルの加⼯に対応した画像編集ツールです。

Lightroomと同様、透かし作成機能を活⽤すれば、以下の⼿順で画像型ウォーターマークを画像に加⼯できます。

1. 写真を読み込み、ファイルから画像埋め込みを選択する
2. プロパティパネルで、不透明度や配置を調整する
3. 写真を書き出す

応用編：画像にウォーターマークを入れてからPDFに変換する方法

上記のような画像ウォーターマークツールを使えば、ウォーターマーク付きの画像をPDF化することも可能ですが、PDF全体に直接ウォーターマーク（画像またはテキスト）を追加したい場合は、専用のPDF編集ソフトのほうが効率的です。

例えば、Tenorshare PDNobなら、画像型・テキスト型どちらのウォーターマークもワンクリックで挿入可能。デザインの調整や一括適用にも対応しているため、ビジネス資料や配布用PDFの加工にも最適です。

Tenorshare PDNobの特長

• 画像型ウォーターマーク／テキスト型ウォーターマークの両方に対応
• PDF全ページに一括挿入も可能
• 透かしの透明度、位置、大きさなど細かく調整可能
• シンプルな操作画面で初心者でも使いやすい
• Windows/Mac両対応

資料作成や著作権保護、社内配布用PDFなど、様々な用途で活用できます。CanvaやPhotoshopよりも短時間かつ高精度でウォーターマーク処理を行いたい方は、ぜひTenorshare PDNobの導入を検討してみてください。

ウォーターマークに関するよくある質問

ここでは、ウォーターマークに関するよくある質問をQ＆A⽅式で解説しています。

ウォーターマークを作れる無料アプリは?

ウォーターマークを作れる無料アプリは、CanvaやTenorshare PDNobが挙げられます。無料版だと機能が制限されていることも珍しくないため、多くの制作物にウォーターマークを加⼯する場合は、有料版に切り替えることをおすすめします。

PDFにウォーターマークを⼊れる⽅法は？

PDF編集ツールを活⽤すると、PDFにウォーターマークを⼊れられます。PDF編集ツールの中でも、Tenorshare PDNobは直感的な操作でウォーターマークを編集できるので、PC初⼼者にもおすすめです。

ウォーターマークはなんでもいいの?

効果的なウォーターマークを作成するためにも、以下のようなデザインやロゴを使⽤しないことをおすすめします。

• 無意味な⽂字列
• ⼩さすぎて⾒えないロゴ
• 画質に影響する⼤きすぎ・濃すぎの画像
• 著作権のない他⼈のロゴや画像

クリスタでウォーターマークはどうやって作るの?

「画像を統合して書き出し」や「タイムラプスの書き出し」を活⽤すると、イラストや画像にウォーターマークを作成できます。
ただし、Ver.2.2.0以降の機能になるため、⾃分が使⽤しているバージョンを確認してから、実践してみるとよいでしょう。

まとめ

この記事では、ウォーターマークの基礎知識から作り⽅まで、ウォーターマークを上⼿く活⽤する⽅法を解説しました。

ウォーターマークは、著作権トラブルの防⽌策やブランディングに効果があり、インターネットで制作物を公開するなら、積極的に活⽤したい仕組みです。

Tenorshare PDNobは、PDFに簡単にウォーターマークを加⼯できるツールですので、画像にウォーターマークを⼊れたい⼈は、ぜひ活⽤してみてはいかがでしょうか。